高齢者における皮膚保湿方法の違いによる角質水分量の経時的変化
目的
皮膚は、加齢によって乾燥し菲薄化することで、摩擦や外力によって容易に裂傷が起こり得る。それらの症状を予防するためには、日常的な皮膚の保湿が必要である。一般的に皮膚の保湿は、保湿剤を皮膚に刷り込む方法が用いられているが、刷り込むことで摩擦や外力が生じる。そこで、摩擦や外力を生じない方法として噴霧による皮膚の保湿方法に着目した。本研究の目的は、刷り込みと噴霧という皮膚保湿方法の違いによる角質水分量の経時的変化を明らかにすることである。