セボフルランとプロポフォールが甲状腺手術時の神経モニタリングに与える影響:ランダム化比較試験
臨床研究
目的
甲状腺手術時には、反回神経損傷を予防するため、NIM(nerve integrity monitor)システムを用いて術中神経モニタリングを行う。各種麻酔薬には神経モニタリングを抑制する可能性があるが、NIMシステムに対する影響は明らかにされていない。本研究では、吸入麻酔薬セボフルランと静脈麻酔薬プロポフォールで、NIMシステムによる術中神経モニタリングに対する影響に違いがあるか検証を行う。
参加条件
性別
男性・女性
年齢
20歳 以上上限なし
選択基準
全身麻酔下でNIMシステムを用いた術中神経モニタリングを施行する甲状腺手術を受けられる患者さん
除外基準
術前から反回神経麻痺など術中神経モニタリングに影響する可能性がある異常を認める患者さん
神経筋疾患を有する患者さん
治験内容
利用する医薬品等
一般名称
セボフルラン、プロポフォール
販売名
セボフルラン吸入麻酔液「ニッコー」、1%ディプリバン注-キット