観察研究
全身性強皮症による肺動脈性肺高血圧症における薬の効果についての研究
AI 要約前の題名
全身性強皮症に伴う肺動脈性肺高血圧症症例におけるプロスタグランジンI₂受容体(IP受容体)作動薬の抗線維化効果に関する研究

目的
この治験は、セレキシパグを使って、全身性強皮症に伴う肺動脈性肺高血圧症患者の線維化病変を評価し、治療によって進行を抑制するかどうかを調べるものです。また、治療による効果が期待できる因子を同定し、治療戦略の指標を確立することも目的としています。
AI 要約前の目標
セレキシパグを導入した全身性強皮症に伴う肺動脈性肺高血圧症患者に、線維化病変を画像解析により定量化し、治療により線維化の進行が抑制されるかを評価する。さらに、改善の度合いにより患者の層別化を行い、治療による効果が期待できる因子を同定し、今後の治療戦略の指標を確立する。
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上で男性でも女性でも参加できます。参加するためには、既にある情報を使う場合は、18歳以上の人であることがカルテに記載されている必要があります。新しい情報を集める場合は、同意を得た18歳以上の人が参加できます。また、肺血管拡張薬の治療が必要な人も参加できます。参加する人は、自分の自由な意思で参加することができます。ただし、妊娠中の女性や授乳中の女性、妊娠の可能性がある女性は参加できません。また、脳に問題がある人やCT撮影ができない人、抗線維化薬を使っている人や過去に使ったことがある人、研究責任者が不適当と判断した人は参加できません。
治験内容
この治験は、全身性強皮症に伴う肺動脈性肺高血圧症を対象にした観察研究です。主な目的は、セレキシパグという薬剤を投与した場合に、肺の正常な容積や線維化病変の容積がどのように変化するかを調べることです。評価方法は、胸部CTデータをもとに、セレキシパグ投与前の状態(ベースライン)から52週後までの変化率を定量化することです。ベースラインとは、セレキシパグ投与直近12週以内の胸部CT撮像時のことを指します。
AI 要約前の参加条件
観察研究
主要結果評価方法
セレキシパグ投与における胸部CTデータをもとに定量化した正常肺容積または線維化病変容積のベースライン(※)から52週後までの変化率
※ベースライン:セレキシパグ投与直近12週以内の胸部CT撮像時
第二結果評価方法
利用する医薬品等
一般名称
セレキシパグ
販売名
ウプトラビ錠0.2mg、0.4mg
組織情報
実施責任組織
北海道大学病院
北海道札幌市北区北14条西5丁目
お問い合わせ情報
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