手術・手技
慢性疼痛に対するイメージ書き換え技法の効果を調べる実験
目的
この治験の目的は、慢性疼痛を持つ患者の心的イメージを改善するために認知行動療法を用いることで、痛みの頻度や苦痛度、日常生活への影響などを評価し、有意な改善を探索的に検討することです。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上75歳以下の男性・女性で、身体症状症(疼痛が主症状のもの)の診断基準を満たし、疼痛時にネガティブなイメージを感じる人、認知行動療法を理解でき、少なくとも3回の面接を持続的に実践できる精神的、身体的な状態を持っている人、慢性疼痛に対する通常治療が行われ、試験期間中に新しい薬物療法が予定されていない人が対象です。ただし、神経認知障害群、精神病性障害、双極性障害、物質関連障害などの重篤な精神障害を合併している人、癌性疼痛の人、精神発達遅滞や認知症、自閉スペクトラム症を持っている人、重大な進行性の身体疾患を持っている人、訴訟や補償が関与している人などは除外されます。また、試験責任医師や試験分担心理士が本試験を安全に実施するのに不適当と判断した人も除外されます。
治験内容
この治験は、身体症状症(痛みを主とする)を対象として、介入研究のフェーズ2を行います。主要な結果評価方法は、intrusion indexのベースラインから介入後時点との差です。また、第二の結果評価方法には、痛みの最大値、通常値、最小値の変化量を測定することが含まれます。さらに、患者のQOL、疼痛生活障害、抑うつ症状、不安状態、全般的改善度、患者満足度、精神的敗北感、不公平感、疼痛イメージなどの評価も行われます。治験の目的は、痛みを軽減するための新しい治療法を開発することです。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
intrusion indexのベースラインから介入後時点との差
第二結果評価方法
ベースラインから介入①終了時におけるNRSの最大値、通常値、最小値の変化量
ベースラインから介入②終了時におけるNRSの最大値、通常値、最小値の変化量
ベースラインからフォローアップ時におけるNRSの最大値、通常値、最小値の変化量
下記評価項目についてのベースライン(A1)から介入①(A2),介入②(A3),フォローアップ(A4)終了時における以下の項目の平均の差
intrusion index
医療経済的な健康関連QOL評価尺度EuroQol 5 Dimension (EQ-5D-5L )
Pain Catastrophizing Scale (PCS)を用いた痛みの認知面の評価
Pain Disability Assessment Scale (PDAS)を用いた疼痛生活障害の評価
Beck Depression InventoryⅡ(BDIⅡ)を用いた抑うつ症状の評価
Patient Health Questionnaire-9 (PHQ-9)を用いたうつ状態評価
Generalized Anxiety Disorder -7 (GAD-7)を用いた不安状態評価
Clinical Global Impression of Change scale (CGI—C)を用いた全般的改善度の評価
Client Satisfaction Questionnaire (CSQ-8)を用いた患者満足度の評価(A1,A4はなし)
Pain Self Perception Scale(PSPS)を用いた精神的敗北感の評価(A1,A4はなし)
Injustice Experience Questionnaire chronic(IEQ-chr)を用いた不公平感の評価
疼痛イメージ(半構造化面接)データ
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
千葉大学
千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1
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