観察研究
免疫チェックポイント阻害薬が効くかもしれない肺のがんについて、効果を予測するための研究
目的
本研究では、免疫チェックポイント阻害薬を投与される悪性胸膜中皮腫症例の血液を調べ、治療効果を予測するための自己抗原化タンパク質を探すことが目的です。具体的には、血液をイムノコンプレキソーム解析にかけ、有効例と無効例の間に特徴的なタンパク質があるか、また有効例では経時的に変化するタンパク質があるかを調べます。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できる人は、20歳以上で男性でも女性でも構いません。ただし、切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫と診断され、免疫チェックポイント阻害薬による治療適応がある症例で、測定可能病変を有する患者に限られます。また、年齢が20歳以上で、治験に参加することを自分で決め、説明を受けて理解した上で文書同意書に署名できる患者に限られます。ただし、B型肝炎ウィルスまたはC型肝炎ウィルスが陽性である患者、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)が陽性である患者、他の免疫チェックポイント阻害薬の投与を受けたことのある患者は参加できません。また、研究責任者や分担者が不適当と判断した患者も参加できません。
治験内容
今回の治験は、悪性胸膜中皮腫という病気に対して、免疫チェックポイント阻害薬の効果を調べる観察研究です。主要な評価項目は、免疫複合体というものを検出することで、免疫チェックポイント阻害薬の効果を評価します。患者1人につき最大4回の血液検体を採取し、3回以上の採取ができ、免疫複合体の定性・定量が可能であった場合、その患者をイベントとして定義します。また、免疫チェックポイント阻害薬の奏効割合や無増悪生存期間、全生存期間、血清中の免疫複合体の数なども評価します。
AI 要約前の参加条件
観察研究
主要結果評価方法
主要評価項目
主要評価項目は免疫チェックポイント阻害薬の効果と相関する免疫複合体の検出である。今回は患者1人に対して最大4回の血液検体を採取する予定である。
1)3回以上の血液検体が採取できる。
2)収集した検体において免疫複合体の定性・定量が可能であった。
上記1)と2)が達成できた患者をイベントと定義する。
第二結果評価方法
・免疫チェックポイント阻害薬の奏効割合
・免疫チェックポイント阻害薬の無増悪生存期間
・各患者の全生存期間
・各症例の血清中の免疫複合体の数
治験フェーズ
情報なし:
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
栃木県立がんセンター
栃木県宇都宮市陽南4−9−13
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