女性アスリートのエネルギー不足の改善を目的とした実態調査
目的
スポーツによる相対的なエネルギー不足(Relative Energy Deficiency in Sport: RED-S)は、様々な症状を引き起こすことが報告されている。女性アスリートでは月経不順や無月経、骨粗鬆症を呈することがあり、利用可能なエネルギー不足(Low Energy Availability: LEA)、運動性無月経、骨粗鬆症はアスリートの三主徴(Female Athlete Triad: FAT)として知られている。しかし、LEAを把握し管理することは日常的に困難である。本研究は、女性アスリートを対象に、LEAの実態を把握し、栄養指導による改善と月経異常や骨粗鬆症の改善を主に評価することを目的とする。
同じ対象疾患の治験
(15件)- ・全身性自己免疫疾患対象副腎皮質ステロイド性骨粗鬆症予防におけるビスフォスフォネート/活性型VitD製剤併用に対するビスフォスフォネート単剤投与の非劣性を検証するオープンラベル、多施設共同、ランダム化比較試験
- ・既存の骨粗鬆症治療にて効果不十分な閉経後骨粗鬆症女性に対するロモソズマブの効果の検討
- ・原発性骨粗鬆症患者を対象としたテリパラチド自己投与製剤の満足度を評価する臨床試験-週2回テリパラチド製剤と連日テリパラチド製剤の交差比較試験-
- ・初発大腿骨近位部骨折を呈し治療を受ける骨粗鬆症女性患者を対象とした、大腿骨近位部二次骨折を予防するための局所骨強化術(LOEP)を評価する無作為化比較試験
- ・骨粗鬆症治療によるロコモティブシンドロームの予防効果の観察研究
参加条件
性別
女性
年齢
18歳 以上30歳 未満
選択基準
18歳以上30歳未満の国内競技会参加(市大会以上、但し一般参加は除く)の女性アスリート
参加基準:
1)FFQにより評価した摂取エネルギー量≦ 2000 Kcal
または
2)BMI<18.5 kg/m2、体重減少≧ 5~10%/1か月、月経回数< 8 回/1年の一つ以上を満たす場合
除外基準
① 原発性無月経
② 出産歴がある
③ 子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人科疾患を合併しており、その治療が優先される場合
④ 先天性疾患、消化器疾患、代謝性疾患、摂食食害、精神疾患がある
⑤ 栄養指導に対する理解が得られない場合(目標達成の有無は含まれない)
⑥ 病態、研究内容に対して理解が得られない場合
⑦ その他、研究遂行者が継続困難と判断した場合
治験内容
介入研究
主要結果評価方法
栄養指導介入前後のLEAの改善幅の評価
LEA改善とFAT(月経周期異常、骨粗鬆症)の変化
第二結果評価方法
LEA改善と主観的コンディションおよび競技成績(各競技の記録変化推移等)評価
LEA改善と客観的パフォーマンス(握力)評価
EA値と月経周期異常改善、ホルモン値との相関性
利用する医薬品等
一般名称
販売名
組織情報
同じ対象疾患の治験
(15件)- ・全身性自己免疫疾患対象副腎皮質ステロイド性骨粗鬆症予防におけるビスフォスフォネート/活性型VitD製剤併用に対するビスフォスフォネート単剤投与の非劣性を検証するオープンラベル、多施設共同、ランダム化比較試験
- ・既存の骨粗鬆症治療にて効果不十分な閉経後骨粗鬆症女性に対するロモソズマブの効果の検討
- ・原発性骨粗鬆症患者を対象としたテリパラチド自己投与製剤の満足度を評価する臨床試験-週2回テリパラチド製剤と連日テリパラチド製剤の交差比較試験-
- ・初発大腿骨近位部骨折を呈し治療を受ける骨粗鬆症女性患者を対象とした、大腿骨近位部二次骨折を予防するための局所骨強化術(LOEP)を評価する無作為化比較試験
- ・骨粗鬆症治療によるロコモティブシンドロームの予防効果の観察研究