非特定臨床研究
リストバンド型ウェアラブルデバイスで抑うつ症状を検出し、重症度を評価するためのデータ収集と機械学習モデルの開発
目的
抑うつ症状を持つ人と健康な人にリストバンド型ウェアラブルデバイスを装着して、データを収集し、機械学習を行い、抑うつ症状の検出や重症度評価ができる最適な学習モデルを探すことが目的の治験です。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上の男性・女性で、抑うつ症状を有する患者、または健常者であることです。患者の場合は、慶應義塾大学病院や研究協力機関に通院中または入院中で、主治医が文書同意が取得可能と判断した人、または代諾者からの同意が取得可能な人、スマートフォンを保有している人が対象です。健常者の場合は、精神疾患に罹患歴がなく、M.I.N.I.という検査で確認された人、18歳以上でスマートフォンを保有している人が対象です。ただし、患者や健常者であっても、リストバンド型ウェアラブルデバイスの計測結果に影響が生じる併存疾患に罹患している場合や、研究責任者または分担者が不適当と判断した場合は、参加できません。
治験内容
この治験は、抑うつ障害や不安症などの心の病気について研究するものです。治験のタイプは観察研究で、患者さんたちの症状や治療の効果を調べます。主要な結果評価方法は、機械学習アルゴリズムを使って、患者さんたちの症状の重さや治療の効果を推定することです。治験に参加する患者さんたちは、治療を受けながら、研究に協力してくれます。
AI 要約前の参加条件
観察研究
主要結果評価方法
・(DSM5で定義される)抑うつエピソード(かつHAMDで有症状とみなされる8点以上)を満たすか否かの機械学習アルゴリズムによる推定
・HAMDの機械学習アルゴリズムによる合計点推定値
第二結果評価方法
・機械学習アルゴリズムによるHAMDの下位項目の得点推定値や、複数項目を組み合わせた得点の合計点の推定値、さらには得点範囲による重症度区分(閾値以下/軽症/中等症/重症)
・機械学習アルゴリズムによるMADRSの合計得点推定値、下位項目の得点推定値や、複数項目を組み合わせた得点の合計点の推定値、さらには得点範囲による重症度区分(正常/軽症/中等症/重症)
・機械学習アルゴリズムによるYMRSの合計得点推定値、下位項目の得点推定値や、複数項目を組み合わせた得点の合計点の推定値、さらには得点範囲による重症度区分(最小限/軽症/中等症/重症)
・機械学習アルゴリズムによるBDI-Ⅱの合計得点推定値、下位項目の得点推定値や、複数項目を組み合わせた得点の合計点の推定値、さらには得点範囲による重症度区分(最小限/軽症/中等症/重症)
治験フェーズ
情報なし:
利用する医薬品等
一般名称
国内の保険診療におけるうつ病治療に一般的に用いられている薬剤
実施組織
慶應義塾大学
東京都港区六本木6-2-31 六本木ヒルズノースタワー7階
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