この治験は、手術中に亜酸化窒素を使用することで、頚髄損傷後の痛みの程度や性質に変化が起こるかどうかを調べるものです。
この治験に参加するための条件は、20歳以上で男性でも女性でもOKです。ただし、頚髄損傷による準緊急の脊椎手術を受けたことがある人で、ASIA分類CまたはDに分類される人に限られます。ただし、気胸や頭部外傷、四肢外傷、日本語が話せない人、意識障害がある人、希死念慮などの精神疾患がある人、他の外傷がある人、または血液疾患の既往がある人は参加できません。
この治験は、頸髄損傷という病気を対象に行われます。治療には介入研究という方法が使われ、手術前後の痛みの強さを評価するためにNRSという方法が使われます。また、手術後の神経障害性疼痛の範囲や性状、心理状態、日常生活の活動度、改善度なども評価されます。さらに、手術までの時間と痛みの関係や、ASIA分類ごとの痛みの変化も調べられます。
介入研究
術前後において過去24時間の痛みの強さ(NRSを用いる)
1.術後の神経障害性疼痛の範囲の変化:上肢においてデルマトームに沿った痛み・しびれの範囲
2.過去24時間の神経障害性疼痛の性状と強さ: NPSI
3.心理状態 : HADS
4.ADL : EQ5D
5.改善度 : PGIC
6.手術までの時間と痛みの関連
7.ASIA分類ごとの痛みの変化
情報なし:
亜酸化窒素、セボフルラン
小野笑気、セボフルラン吸入麻酔薬「ニッコー」
埼玉医科大学総合医療センター
埼玉県川越市鴨田1981
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