観察研究
ダパグリフロジン投与によるIgA腎症患者の病気の変化を調べる研究
AI 要約前の題名
ダパグリフロジンを投与した際のIgA腎症患者の病状変化に関する前向き観察研究

目的
この治験の目的は、IgA腎症患者の追加治療方法が限られているため、ダパグリフロジンが有効であるかどうかを調べ、治療選択肢を増やすことを目的としている。
AI 要約前の目標
IgA腎症患者には扁桃摘出術+ステロイド治療が行われるが、治療後でも蛋白尿が残存する場合がある。このような場合には、降圧薬の1つであるレニン・アンジオテンシン(RAS)阻害薬による保存的治療しか追加治療方法はなかった。最近、ダパグリフロジンがCKDにも適応拡大され使用可能となった。もし、このような患者にダパグリフロジンが有効であれば、治療選択肢のないIgA腎症患者には福音となる可能性があるため、本研究と通して明らかにする。
参加条件
この治験に参加するための条件は、20歳以上で男性でも女性でも参加できます。ただし、IgA腎症という病気があって、腎生検で確定診断されていること、ダパグリフロジンという薬を治療のために飲むこと、最大忍容量のRAS阻害薬という薬を服用中で、副作用がないこと、ステロイド治療を終了していること、推算糸球体ろ過量が25ml/分/1.73m2以上で、蛋白尿が陽性であることが必要です。また、研究に参加する前に、研究内容について十分な説明を受け、理解した上で自由意思で同意することが必要です。 一方、治験に参加できない人もいます。例えば、ステロイドなどの免疫抑制剤を服用している人、自力で歩けず介助や車椅子が必要な人、治療中の悪性腫瘍がある人、BMIが18未満の痩せすぎの人、その他研究責任者が不適当と判断した人は参加できません。以上の条件をすべて満たし、除外基準に該当しない人が参加できます。
AI 要約前の参加条件
性別
男性・女性
年齢
20歳以上上限なし
選択基準
① IgA腎症を腎で確定診断されていること
② IgA腎症治療のためダパグリフロジン投与を開始すること
③ 同意取得時において年齢が20歳以上であること
④ 最大忍容量のRASを服用中であること(但し、副作用などのためのない症例を除く)
⑤ ステロイド治療を終了していること(但し、副作用などのためのない症例を除く)
⑥ 推算糸球体ろ過量(eGFR)25ml/分/1.73m2以上であること
⑦ 蛋白尿陽性であること
⑧ 本研究への参加について十分な説明を受けた後、十分な理解の上、研究対象者本人の自由意思による文書同意が得られた方
除外基準
① ステロイドなどの免疫抑制剤を内服中もしくは研究期間中に開始する可能性のある患者
② 自力歩行できず、通院に介助あるいは車椅子が必要な患者
③ 治療中の悪性腫瘍がある患者
④ BMI18未満の痩せのある患者
⑤ その他、研究責任者が研究対象者として不適当と判断した方
上記(1)研究対象者のうち、(2)選択基準をすべて満たし、かつ(3)除外基準のいずれにも該当しない場合を適格とする。
治験内容
この治験は、IgA腎症という病気を対象にした観察研究です。治験のフェーズはフェーズ4で、主要な評価方法は尿蛋白とeGFRの変化量です。尿蛋白とは、尿に含まれるたんぱく質のことで、eGFRとは腎臓の機能を測る指標の一つです。この治験では、薬の効果や安全性を調べるために、患者さんの尿蛋白やeGFRの変化を観察します。
利用する医薬品等
一般名称
ダパグリフロジン
販売名
フォシーガ
組織情報
実施責任組織
順天堂大学医学部附属順天堂医院
東京都文京区本郷2-1-1
お問い合わせ情報
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