脳波、MRIを用いた既存ニューロフィードバック法の効果比較
目的
被験者が自ら神経活動を参照してその活動を調整する手法をニューロフィードバック法(以下、Nf法)と呼ぶ。脳梗塞や脳損傷の他、神経精神疾患の治療への応用が期待されている。先行研究によると脳波情報(EEG)を参照するもの、脳機能画像法(f)の情報を参照するものの二種類に大別される。現在のところ、どちらの方法が被験者の成績が高いのか結論が出ていない。本研究では、成績の良いNf法がどちらかを比較検討する。脳波、f情報の両方を参照したらさらに成績が向上するかを検証する。成績の良いNf法を決定した後、成績と関係のある特徴量を抽出する。ここで得たデータをもとに将来の新規Nf法開発に向けて有用な情報を収集することを目的としている。
お問い合わせ情報
国立精神・神経医療研究センター
a-kawamura@ncnp.go.jp
0423462014
治験内容の理解には医学的な知識が必要です。
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参加条件
男性・女性
選択基準
年齢が20歳以上, 40歳未満の右利きかつ, 説明を理解し, 自ら参加有無の判断をする能力が有る
除外基準
1. 手術などで金属が体内に埋め込まれている方、 もしくは入れ墨をされている方(アートメイクを含む、 ワンポイント不可)、 歯列矯正装置を装用中の方(詰め物、 かぶせ物は除く) 2. 頭部の手術を受けたことがある方 3. 精神・神経疾患を患っている方 4. 現在、 抗精神病薬、 精神安定薬や睡眠薬などの医薬品を服用している方 5. 閉所恐怖症の方 6. 説明を理解し、 自ら参加有無の判断をする能力がない方 7. その他、 研究責任者が不適当と判断した方
治験内容
介入研究
フィードバック方法3条件(脳波情報のみ, fMRI 情報のみ, 両方)でNf課題における研究参加者の成績を比較して各条件の性能評価を行う.
成績に関係する脳波, fMRIもしくは脳波/fMRIを融合した特徴量の抽出.
利用する医薬品等
販売名
組織情報
国立精神・神経医療研究センター
東京都東京都小平市小川東町4-1-1