この治験は、交代勤務医療従事者が3交代制から2交代制に移行することにより、睡眠時間や幸福度がどのように変化するかを検証するものである。先行研究で睡眠改善アプリを開発し、2交代制度変更後に同様のプロトコールを行い、睡眠時間と幸福度を比較する。
この治験に参加できる人は、年齢や性別に制限はありません。ただし、以下の条件を満たす必要があります。 ・三重大学医学部附属病院救命救急センターに勤務する看護師であること ・2交代勤務制をとっていること ・睡眠の質が悪く、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)のスコアが5以上であること ・治験に参加することについて、医療従事者本人の自由意思による文書同意が得られていること 一方、以下の条件を満たす人は治験に参加できません。 ・睡眠障害の診断を受けている人(睡眠時無呼吸症候群、ムズムズ脚症候群、ナルコレプシーなど) ・うつ病、パニック障害、不安障害などの診断を受けている人 ・妊娠中あるいは妊娠の可能性がある人 ・接触性皮膚炎の既往や皮膚疾患を有しており、皮膚障害のリスクが高い人 ・研究責任者または研究分担者が研究対象者として不適当と判断した人
この治験は、交代勤務者の睡眠障害について研究するものです。治験のタイプは「介入研究」で、睡眠改善プログラムの効果を比較します。主要な評価方法は、睡眠時間の変化量を測定することです。また、生体情報や質問票の結果も比較し、睡眠の質や量、活動量、心拍数などを評価します。過去に行われた研究とも比較し、より詳細なデータを得ることを目的としています。
介入研究
1)睡眠改善プログラムの効果の比較
睡眠時間の変化量=4週目平均睡眠時間-テスト前平均睡眠時間
テスト前平均睡眠時間:day4~day10の平均値
4週目平均睡眠時間:day32~day38の平均値
1) ベースラインと介入後の生体情報及び質問票結果の比較
a)生体情報
活動量(消費カロリー、歩数)、主観的ウェルビーイング(覚醒良好度、幸福度、活力、健康感、平穏さ)、反応時間(集中力や生産性の評価)、睡眠の質と量(主観的評価、睡眠時間、覚醒回数、覚醒時間)、心拍数の変化率(%)
変化率(%)=(4週目の中央値-1週目の中央値)/1週目の中央値×100
1週目の中央値:day11~day17の中央値
4週目の中央値:day32~day38の中央値
b)質問票
ピッツバーグ睡眠質問票 (PSQI)、日本版Epworth Sleepiness Scale (JESS)、特性不安尺度 (STAI)、精神的健康調査票 (GHQ)、日本版バーンアウト尺度、system usability scoreのポストテスト、プレテストとポストテストの変化率(%)
変化率(%)=(ポストテスト-プレテスト)/プレテスト×100
2)先行研究(三交代制)との生体情報及び質問票結果の比較
本研究の結果を、過去に行った研究と比較する
a)生体情報
活動量(消費カロリー、歩数)、主観的ウェルビーイング(覚醒良好度、幸福度、活力、健康感、平穏さ)、反応時間(集中力や生産性の評価)、睡眠の質と量(主観的評価、睡眠時間、覚醒回数、覚醒時間)、心拍数の変化率(%)
変化率(%)=(4週目の中央値-1週目の中央値)/1週目の中央値×100
1週目の中央値:day11~day17の中央値
4週目の中央値:day32~day38の中央値
b)質問票
ピッツバーグ睡眠質問票 (PSQI)、日本版Epworth Sleepiness Scale (JESS)、特性不安尺度 (STAI)、精神的健康調査票 (GHQ)、日本版バーンアウト尺度、system usability scoreのポストテスト、プレテストとポストテストの変化率(%)
変化率(%)=(ポストテスト-プレテスト)/プレテスト×100
情報なし:
利用する薬品情報はありません
三重大学医学部部
三重県津市江戸橋2−174
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