軟部腫瘍における術後感染の危険因子の検討
臨床研究
目的
感染は術後の中で最も重篤なの一つであり,術後に感染を来した場合,追加手術,長期の抗生剤,入院期間の延長,予定治療の延期をきたす.治療成績向上のためには術後感染の危険因子を明らかにし,感染リスクの高い症例では適切な感染予防を行う必要がある.感染の危険因子として,大きな組織欠損,長時間の手術,,中心静脈カテーテル感染による敗血症などが考えられるが,軟部腫瘍の術後深部感染の危険因子に関する報告は少ない.しかし,術中や術後の抗生剤,ドレーンの留置期間,抗菌インプラントの使用など,感染の危険性により治療方針を検討することが理想的であり,感染の危険因子を知ることは重要といえる.本研究の目的は,軟部肉腫切除の術後感染の危険因子を特定し,個々の患者における感染のリスク評価のためのスコアリングシステムを作成することである。
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金沢大学
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治験内容
観察研究
主要結果評価方法
金沢大学附属病院で手術を行った軟部肉腫の症例について,年齢,性別,既往歴,喫煙習慣,病理診断,腫瘍のサイズ,発生部位,再手術の有無,併用療法(化学療法,放射線療法)の有無,術中出血量,手術時間と,術後感染の相関について単変量解析,多変量解析を用いて調査し,術後感染の危険因子について検討する.
第二結果評価方法
術後感染の独立危険因子を含めたスコアリングシステムを作成する。
利用する医薬品等
一般名称
販売名
販売名
組織情報
実施責任組織
金沢大学
住所
石川県石川県金沢市宝町13-1