観察研究
新しい手術方法で、ロボットを使って子宮の腫瘍を取り除く治験において、手術の成功率を高めるためのデータ分析を行います。
目的
この研究は、ロボット支援下の子宮摘出手術において、手術の効率や患者のアウトカム、医療資源の使用などを評価し、外科医のトレーニングに役立てるために行われます。具体的には、客観的なパフォーマンス指標を特定することが目的です。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するためには、女性で20歳以上で、良性または悪性(子宮体癌に限る)腫瘍の子宮摘出術を受けたことがある人が対象です。また、手術ビデオやデータの記録が可能で、治験について十分な説明を受け、理解した上で自由意思による同意が得られ、手術前後のアンケートに協力できる人が条件です。ただし、重度の緑内障や脳血管障害の既往歴がある人、転移性癌のためにロボット支援下子宮摘出術を受けた人、他の主要な腹部手術を受けた人、外科手術または低侵襲アプローチ手術が禁忌とされている人、制御できない出血性疾患や凝固障害がある人、妊娠中または妊娠している疑いのある人、フォローアップ訪問スケジュールを遵守できない人、他の介入研究に参加中の人、研究責任者または研究分担者が不適当と判断した人は参加できません。
治験内容
この治験は、子宮腫瘍(子宮体癌)に対する手術の方法を研究するものです。研究のタイプは観察研究で、手術の結果を客観的な指標で評価します。その指標には、手術の効率や手首の動きなどが含まれます。また、手術の結果と患者の状態の関係や、手術のトレーニング方法の評価も行います。
AI 要約前の参加条件
観察研究
主要結果評価方法
客観的な外科医のパフォーマンス指標(Objective performance indicators, OPIs)の特定、記述
代表的なOPIを以下に示す:
– クレビスの位置から測定したアームごとの総移動距離(運動効率)
– ロール、ピッチ、ヨー(手首機能)を介して測定された、関節角度(ラジアン)ごとの総移動距離
– 各アームとジョイントアングルの速度、加速度、ジャークの分布
– イベント数と(Energy)時間
– 滑らかさ
– 両手先の器用さ
– インストゥルメントのアクティブ時間と非アクティブ時間
第二結果評価方法
1.OPIsとの相関性の検討
– OPIsと臨床アウトカムとの相関性の検討
– OPIsとPROとの相関性の検討
2.層別解析・マッチング分析による外科医トレーニングの評価
– エキスパート術者群とノービス術者群でのOPIと臨床アウトカムの比較
– 良性群および悪性群での群別解析による評価
治験フェーズ
情報なし:
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
三重大学医学部附属病院
三重県津市江戸橋2-174
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