ウェアラブルデバイスを活用した運動指導が慢性期心臓リハビリテーションに与える効果を検討する臨床試験
目的
本研究は慢性期心疾患患者を対象に、テレメトリー式生体信号測定装置アイエイド2を用いて、非監視下の心拍数や歩数等を把握し、その結果を基に医療者から研究対象者に非監視下の運動指導を行うことにより、運動耐容能に与える影響を検討することを主目的とする。また、本装置を装着することで心拍数・活動度を患者が確認することができるのみでなく、医療者もその情報を把握することができるため、患者の行動変容にも繋がるかどうか、また医療者からのフィードバックの質を向上させることでモチベーション、心機能や自律神経活性等に影響を与えるかどうかの検討を行うことを目的とする。
お問い合わせ情報
岐阜大学医学部附属病院
chizukun@gifu-u.ac.jp
058-230-6333
治験内容の理解には医学的な知識が必要です。
治験実施組織に直接お問い合わせになる前に、受信中のお医者さまとご相談してください。
参加条件
選択基準
(1)慢性心不全、急性心筋梗塞、狭心症、開心術後の既往があり外来通院中の患者(2)同意取得時、20歳以上の患者(3)本研究の参加に関して文書で同意が得られる患者(4)%peak VO2が80%未満の患者
除外基準
(1)CPX実施困難な患者およびPeakVO2が測定できなかった患者(2)心不全症状NYHA3,4の患者(3)アイエイド2の着脱が困難な患者(4)認知症の患者、重篤な精神疾患を合併する患者(5)その他、研究責任者又は研究分担者により対象として不適当と判断された患者
治験内容
介入研究
無作為化後12週におけるPeak VO2のベースライン(0週時)からの変化量
(1)デバイス未使用群におけるデバイス使用時、未使用時のPeak VO2の変化量の差(2)デバイス参照群の登録後4〜24週及び前観察期間におけるPeak VO2の変化量の差(3)デバイス使用群、未使用群における血液検査所見の、ベースラインと12週、24週の変化(4)デバイス使用群、未使用群における一般所見、体組成計データの、ベースラインと12週、24週の変化(5)デバイス使用群、未使用群におけるアンケート結果の、ベースラインと12週、24週の変化
利用する医薬品等
販売名
組織情報
岐阜大学医学部附属病院
岐阜県岐阜市柳戸1-1
LOADING ..
同じ対象疾患の治験
(21件)- ・食欲不振を伴う慢性心不全患者における六君子湯の栄養状態改善効果に関する臨床研究
- ・心不全入院を繰り返す高齢者における在宅 LAVITA 使用での心不全再入院防止効果
- ・慢性心不全患者にHUCV002-01を静脈内投与する医師主導治験(HUCV002-01-02試験及びHUCV002-01-03試験)の長期有効性及び安全性を検討する追跡調査
- ・左室駆出率の保たれた慢性心不全(HFpEF)が悪化した成人を対象としたLY3540378の有効性及び安全性を検討する第II相無作為化二重盲検プラセボ対照試験
- ・慢性心不全患者に対する外来における療養支援のエビデンス構築のための実証事業~対面及び電話による支援の効果検証~