この治験の目的は、卵子保存が困難な小児がん患者に卵巣組織凍結の機会を提供し、適切な情報提供や長期的なフォローアップを通じて、妊娠や出産に関する情報を得ることです。
この治験に参加できる人は、女性で小児がんや造血幹細胞移植を必要とする病気にかかっている人です。また、抗がん剤治療や放射線治療をまだ受けていないか、受けても卵巣機能に影響がないと思われる人も参加できます。治療後に5年以上生きることが予想される人で、他の妊孕性温存治療が適用されない場合も参加できます。また、卵巣を摘出した後でも片側の卵巣が保持されている場合も参加できます。ただし、卵巣に腫瘍がある場合や、既に卵巣機能が著しく損なわれている場合、子宮がない場合や認知機能に問題がある場合は参加できません。また、本人または代諾者からの同意が必要です。
この治験は、小児がんおよびAYAがん患者を対象に、卵巣組織の自家移植について研究するものです。治験のタイプは介入研究で、主要な結果評価方法は、治験実施例における融解卵巣組織自家移植の実施率です。また、第二の結果評価方法には、卵巣摘出術および凍結卵巣融解自家移植手術に要する入院日数、合併症の発生率、10年全生存率、凍結卵巣融解自家移植後の妊娠率および生産率、内分泌機能の回復率が含まれます。
介入研究
OTC 実施例における融解卵巣組織自家移植の実施率
1. 卵巣摘出術および凍結卵巣融解自家移植手術に要する入院日数
2. 卵巣摘出術および凍結卵巣融解自家移植手術に伴う合併症の発生率
3. OTC 実施例の 10 年全生存率
4. 凍結卵巣融解自家移植後の妊娠率および生産率
5. 凍結卵巣融解自家移植後の内分泌機能の回復率
情報なし:
利用する薬品情報はありません
大阪市立総合医療センター
大阪府大阪市都島区都島本通2-13-22
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