観察研究
パラインフルエンザ菌による扁桃病巣疾患における特定の免疫細胞の役割を調べる治験
目的
この治験は、扁桃病巣疾患と呼ばれる病気が、口蓋扁桃に存在する細菌によって引き起こされることがあることを調べるために行われます。具体的には、掌蹠膿疱症とIgA腎症という病気について、口蓋扁桃に存在する免疫細胞の特徴を解明するために、遺伝子解析を行います。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、年齢や性別に制限はありません。ただし、扁桃病巣疾患群であるIgA腎症や掌蹠膿疱症、睡眠時無呼吸症候群、口蓋扁桃肥大患者の上気道狭窄解除を目的とした口蓋扁桃摘出術の適応が必要です。逆に、悪性腫瘍や重症の細菌感染に伴う緊急口蓋扁桃摘出術を行われる患者、または研究への参加が適切でないと判断された患者は除外されます。
治験内容
この治験は、IgA腎症、掌蹠膿疱症、睡眠時無呼吸症候群、扁桃肥大という疾患について、口蓋扁桃摘出術を受けた患者さんの情報を調べるものです。主に、年齢や性別、血液検査結果、細菌検査結果などのカルテ情報を調べます。また、口蓋扁桃組織や末梢血から得られる情報を使って、細菌の種類や遺伝子の発現量などを調べます。これによって、口蓋扁桃の役割や疾患の原因について理解を深めることができるかもしれません。
AI 要約前の参加条件
観察研究
主要結果評価方法
(1) カルテ情報
年齢、性別、口蓋扁桃摘出術の適応となった疾患名、血液検査結果、細菌検査結果(扁桃陰窩、扁桃実質より採取)
(2) 摘出した口蓋扁桃組織と、末梢血より本研究にて得られる情報
・口蓋扁桃陰窩と表面における網羅的遺伝子解析による細菌学的プロファイル
・扁桃および末梢血単核細胞の単一細胞解析による遺伝子発現定量解析
・CpG-ODN刺激後の扁桃および末梢血単核細胞に単一細胞解析による遺伝子発現定量解析
第二結果評価方法
治験フェーズ
情報なし:
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
和歌山県立医科大学
和歌山県和歌山市紀三井寺811番地1
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