エロビキシバット錠を用いることによる刺激性下剤常用中慢性機能性便秘症患者の刺激性下剤離脱率の検証
臨床研究
目的
刺激性下剤常用中の慢性機能性便秘症症例において刺激性下剤から離脱するにあたり、エロビキシバット錠を用いた場合の離脱率の検証を目的とする
参加条件
性別
男性・女性
年齢
下限なし上限なし
選択基準
以下の基準を全て満たす者を対象とする。
・慢性機能性便秘症のRomeⅣ基準を満たす
・便秘症の原因として、器質的疾患を有さない
・当院便秘外来で、刺激性下剤離脱のために治療上エロビキシバット錠の服用が必要と判断される
・刺激性下剤を用いることで排便が得られている
・P-糖蛋白質製剤を内服していない
・アンケート項目が聴取可能である
除外基準
・腸閉塞や腸炎などのエロビキシバット錠の内服継続が症状増悪を来す可能性のある疾患を経過観察期間中に発症したもの
治験内容
観察研究
主要結果評価方法
刺激性下剤常用からの離脱率
第二結果評価方法
(完全)自然排便回数推移、Bristol Stool Form Scale推移、VASスコア(疼痛・腹満感・いきみ・腹部不快感)推移、便秘スコア(CSS)推移、JPAC-QOLスコア推移、他剤併用必要の有無、併用薬剤の種類と割合、併用薬剤毎のスコア比較、有害事象の有無、背景疾患毎の奏効率、内視鏡所見との相関、腹部レントゲンにおける便とガス貯留位置と奏功症例との相関、内服から初回排便までの時間(中央値)
利用する医薬品等
一般名称
エロビキシバット
販売名
グーフィス