この治験は、心臓手術を受ける患者の術中・術後管理に使われる肺動脈カテーテルの新しい挿入方法と従来の方法を比較し、手技成功確率、手技時間、合併症の有無を調べることを目的としています。新しい方法は経食道心エコーガイドを併用する画期的な方法であり、従来の方法よりも優れている可能性があります。
この治験に参加するための条件は、18歳以上で男性でも女性でもOKです。ただし、久留米大学病院の心臓血管外科患者で、肺動脈カテーテル留置を必要とする予定の心臓手術を受ける患者に限られます。ただし、研究責任者や研究分担者が不適当と判断した患者、右内頚静脈以外からの穿刺を予定する患者、透視下留置を予定された患者は除外されます。
この治験は、予定された心臓手術を受ける患者さんを対象にしています。研究のタイプは観察研究で、留置成功率を主要な評価項目としています。留置成功とは、カテーテルを肺動脈まで留置できた場合を指し、留置失敗とは、カテーテルを留置できなかった場合や手技時間が5分以上かかった場合などを指します。また、留置成功までの手技時間や合併症の発生率も副次的に評価されます。合併症とは、不整脈や心穿孔、肺動脈破裂などの症状を指します。治験の目的は、新しい留置法の有効性や安全性を調べることです。
観察研究
主要評価項目:留置成功率
・留置成功の定義:従来法では圧波形モニターのみにより肺動脈までカテーテルを留置できた場合成功とする。併用法ではTEEと圧波形モニターのみで肺動脈までカテーテルを留置できた場合成功とする。留置成功の確認は、留置直後の胸部レントゲン写真で評価する。
・留置失敗の定義:肺動脈までカテーテルを留置できなかった場合、手技時間が5分以上要した場合、透視を使用した場合、施行者の変更があった場合、レントゲン撮影後何らかの理由で再挿入となった場合
副次評価項目:留置成功までの手技時間、合併症
・留置成功までの手技時間:肺動脈カテーテルをシースから20㎝程度挿入しバルーンを入れた後から肺動脈圧波形が出現するまでの時間とする。
・合併症の定義:不整脈(連発する心室性期外収縮、3連発以上の非持続性心室頻拍、持続性心室頻拍、心室細動)、カテーテル結節形成、心穿孔、心タンポナーデ、肺動脈破裂、気胸、血胸を合併症とする。
情報なし:
利用する薬品情報はありません
久留米大学病院
福岡県久留米市旭町67
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