進行固形がん患者を対象としたAB122プラットフォーム試験

治験

目的

本試験では,第1a相で進行固形がんを有する患者を対象に,AB122単剤療法及び併用療法の忍容性及び安全性を評価する.

また,第1b相でAB122併用療法の抗腫瘍効果を評価する.

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

フェーズ1

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上上限なし


選択基準

コホート共通

(1) 同意取得時点で20歳以上の男性又は女性で,本試験で規定された来院スケジュールと試験手順を遵守する意思があり,遵守が可能である

(2) 治験薬投与前の米国東海岸癌臨床試験グループ(ECOG)パフォーマンスステータス(PS)が0又は1である

(3) 以下の基準を満たす十分な臓器機能を有する

a) AST及びALTがULNの3倍以下,又は肝転移を有する場合はAST及びALTがULNの5倍以下

b) T-BilがULNの1.5倍以下

c) ANCが1500/mm3以上[国際単位系(SI)で1.5 × 109/L以上][顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)投与後7日以内の測定値は除く]

d) 血小板数が10万/mm3以上(SI:100 × 109/L以上)(血小板輸血後7日以内の測定値は除く)

e) ヘモグロビン値が9.0 g/dL以上[濃厚赤血球(RBC)又は全血輸血後4週間以内の測定値は除く]

(4) 90日以上の生存が見込まれる

コホートA-1, A-2

(1) 日本人の男性及び女性

(2) 組織診又は細胞診により固形がんと確定診断されている.

(3) 進行又は転移性疾患に対する標準治療後に疾患進行が認められ,標準治療に不耐である.

コホートB-1

(1) 組織診又は細胞診によりPDACと確定診断されている.

(2) 進行又は転移性疾患に対する1種類の全身化学療法化学療法化学療法後に疾患進行が認められるか,全身化学療法化学療法化学療法に不耐である.

コホートB-2

(1) 組織診又は細胞診によりCRCと確定診断されている

(2) 進行又は転移性疾患に対して1レジメンの標準化学療法歴を有し,その化学療法に不応又は不耐であった.

コホートB-3

(1)  組織診または細胞診により非扁平上皮NSCLCと確定診断されている.

(2)  進行又は転移性疾患に対して1又は2レジメンの標準化学療法歴を有し,その化学療法に不応又は不耐であった.

(3)  直前に化学療法として,ICI(抗PD-1抗体,抗PD-L1抗体,又は抗CTLA-4抗体)及びプラチナ製剤の併用又は逐次投与を受けた(例:プラチナ製剤を含む化学療法後にICIの投与を受けた)

a. ICIの投与を少なくとも2回受けた

b. 医師評価で画像上CR又はPRと確認された

c. 直近のレジメンに対し画像検査で患進行を認めた記録がある

(4)  EGFR遺伝子変異,ALK融合遺伝子,ROS1融合遺伝子,BRAF遺伝子変異,MET exon 14スキッピング変異,NTRK融合遺伝子,RET融合遺伝子又はKRAS遺伝子変異といったactionable遺伝子変異を有していない(上記のいずれかの過剰発現も,活性型変異がない場合は登録できない)


除外基準

(1) 不整脈及び/又は伝導異常の既往歴又は現病歴:補正QT間隔(QTc)延長又は不整脈事象のリスクを増大させる可能性がある因子(心不全,先天性QT延長症候群など)

(2) 治験薬投与開始予定日前の一定期間内に以下のいずれかの治療を受けた.

a. 4週間以内の大手術(治験薬投与開始予定日までに術創が治癒していること)

b. 4週間以内の拡大照射野放射線療法又は2週間以内の局所照射野放射線療法

c. 2週間以内のあらゆる抗がん治療

d. 半減期の5倍又は4週間のいずれか短い期間内に受けた他の治験薬投与

(3) 前治療に起因するグレード2以上の毒性が消失していない(貧血,末梢性感覚ニューロパチー,脱毛症及び皮膚色素沈着を除く)

(4) 以下の特定の医学的状態を含むがこれに限定されない重篤な疾患又は医学的状態.

a. 急性全身感染症が判明している.

b. ステロイド治療を要する間質性肺疾患/薬剤性間質性肺疾患放射線性肺臓炎の既往歴を有する/臨床的に活動性間質性肺疾患のエビデンスを有する.

c. 過去6ヶ月以内の心筋梗塞,重症/不安定狭心症症候性うっ血性心不全[ニューヨーク心臓協会(NYHA)クラスIII又はIV,付録A].6ヶ月超経過している場合,心機能が正常範囲内であり,心臓関連の症状がないこと.

d. 重度の慢性腎疾患が判明している.

e. ベースラインのウイルス検査において,ヒト免疫不全ウイルス(HIV)抗体陽性,B型肝炎表面抗原(HBsAg)陽性又はC型肝炎ウイルス(HCV)抗体陽性が判明している.加えて,HCV抗体陽性であってもHCVリボ核酸(RNA)陰性であることが判明している患者は適格とする.

f. 試験参加又は治験薬投与に伴うリスクを増大させる可能性のある,若しくは試験結果の解釈に影響する可能性のある,重度の急性又は慢性の医学的又は精神的な状態がある,又は臨床検査値異常を有し,治験担当医師が本試験への参加を不適切と判断した.

(5) 本試験で評価対象としたがんと原発巣又は組織像が異なるがんを合併する,若しくはその既往歴を有する.ただし,子宮頸部上皮内癌,既治療の基底細胞癌,表在性膀胱癌(Ta期,Tis期及びT1期),上皮内腫瘍又は粘膜内腫瘍相当の病変,治験薬投与開始予定日の5年以上前に根治的治療を受けたがんを除く.

(6) 以下の期間に適切に避妊することに同意しない妊娠可能な女性患者又は男性患者

∙ 妊娠可能な女性患者:試験期間中及びAB122の最終投与から100日間,TAS-116の最終投与から180日間のいずれか遅い時点まで

∙ パートナーが妊娠可能な女性である男性患者:試験期間中及びAB122の最終投与から100日間,TAS-116の最終投与から180日間のいずれか遅い時点まで

5.7項に有効な避妊法の一覧を示す.

(7) 過去に抗PD-L1抗体,抗PD-1抗体,抗CTLA-4抗体,若しくはその他のICI又は作動薬の単剤療法又は併用療法を受けた(コホートB-3は除く)

(8) 麻疹,おたふく風邪,風疹,水痘/帯状疱疹,黄熱,BCGなど(これらに限定されない)の生ワクチンの接種を治験薬投与前30日以内に受けた.季節性インフルエンザに対する不活化ワクチンの接種は可とする

(9) 免疫不全状態と診断されている,若しくは登録前7日以内に長期の全身性ステロイド療法(プレドニゾロン換算で10 mg/day超)又は他の免疫抑制療法を受けている

(10) 過去2年以内に全身性の治療(疾患修飾薬,コルチコステロイド又は免疫抑制剤の使用)を必要とした活動性の自己免疫疾患を有する.補充療法(チロキシン,インスリン,若しくは副腎不全又は下垂体不全に対する生理的用量のコルチコステロイド補充療法など)はこの全身性の治療とみなさず,使用可能とする.

(11) 活動性の中枢神経系(CNS)転移及び/又はがん性髄膜炎を有することが判明している.脳転移の治療歴を有する患者については,放射線学的に安定していること[すなわち,再画像評価で28日間以上進行が認められない(再画像評価はスクリーニング期間中に実施すること)],臨床的に安定していること,登録前14日間以上ステロイド治療を必要としないことを条件に本試験に参加可能とする.

(12) 治験担当医師の判断で,試験結果に影響を及ぼす,全期間の試験参加を妨げる,又は試験参加が患者の最大の利益とならないと考えられる何らかの疾患,治療又は臨床検査値異常を有していた又は有している[例:腸管麻痺,腸閉塞,5%ブドウ糖液(DW)を投与できない糖尿病患者,呼吸不全,腎不全,肝不全,脳血管障害,輸血を要する又は出血性の消化管潰瘍,治癒過程で血管新生を伴う創傷・骨折,登録前2週間以内の胸膜貯留,ドレナージを要する腹水又は心嚢液].

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

第1a相(全体)

•サイクル1のDLT

第1b相(コホートB-n)

•RECIST v1.1に基づくORR


第二結果評価方法

利用する医薬品等

一般名称

AB122


販売名

なし