動脈硬化性心血管疾患、慢性腎臓病、全身性炎症を有する患者を対象とした、心血管アウトカムに対するプラセボと比較したziltivekimabの効果(EX6018-4758)
目的
全身性の炎症を伴うCKDを有するASCVD患者を対象として、標準治療にziltivekimab 15 mgの月1回皮下投与を追加した場合のMACEリスクの低下(プライマリーエンドポイントとして定義)について、プラセボに対する優越性を検証する。
基本情報
参加条件
性別
男性・女性
年齢
20歳 以上上限なし
選択基準
主な選択基準:
・eGFRが15 mL/min/1.73 m2以上かつ60 mL/min/1.73 m2未満(CKD-EPIのクレアチニン式を用いる)
・スクリーニング(来院1)時点の血清hs-CRP値が2 mg/L以上
・スクリーニングから過去5年以内に、以下の1つ以上によりASCVDが確認された被験者:
a) 冠動脈性心疾患を有する被験者(以下のうち少なくとも1つが該当する場合):
i. 心筋梗塞の既往歴
ii. 冠動脈血行再建術の既往歴
iii. 心臓カテーテル検査又は冠動脈CT(コンピューター断層撮影)検査で確認された50%以上の主要な心外膜冠動脈の狭窄
b) 脳血管疾患を有する被験者(以下のうち少なくとも1つが該当する場合):
i. アテローム性動脈硬化に起因する脳卒中の既往歴
ii. 頸動脈血行再建術の既往歴
iii. X線、MR(磁気共鳴)又はCTによる血管造影又はドップラー超音波検査で確認された50%以上の頸動脈狭窄
c) 症状を伴う末梢動脈疾患を有する被験者(以下のうち少なくとも1つが該当する場合):
i. 安静時の足関節上腕血圧比(ABI)が0.90以下かつ間欠性跛行を認める
ii. X線、MR又はCTによる血管造影又はドップラー超音波検査で確認された末梢動脈(頸動脈を除く)の50%以上の狭窄かつ間欠性跛行を認める
iii. 末梢動脈(頸動脈を除く)血行再建術の既往歴
iv. アテローム性動脈硬化症に起因した、足首での又は足首より上の下肢切断の既往歴(外傷、骨髄炎を除く)
治験内容
利用する医薬品等
一般名称
Ziltivekimab
販売名
なし