経静脈サポートを必要とする修正月齢4ヵ月以上の1.25 mg製剤の投与が必要な日本人短腸症候群小児患者を対象とした、テデュグルチドの第3相非盲検安全性試験

目的

本治験の主な目的はテデュグルチドの安全性を評価することである。

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

短腸症候群


治験フェーズ

フェーズ3

参加条件

性別

男性・女性


年齢

4ヶ月 以上上限なし


選択基準

1. 修正月齢 4ヵ月以上の男児又は女児の患者。

2. スクリーニング及びベースライン来院時の体重が5 kg以上10 kg未満の患者[腎機能正常又は軽度の腎機能障害(推算糸球体濾過量が50 mL/分/1.73 m^2以上)の場合]又は10 kg以上20 kg未満の患者[中等度以上の腎機能障害(推算糸球体濾過量が50 mL/分/1.73 m^2未満)の場合]。

3. 腸不全を伴う短腸症候群(SBS)(必要な水分又はカロリーの30%以上を得るために経静脈サポート(PS)を必要としている場合と定義)と診断された患者。

4. スクリーニング前の少なくとも1ヵ月間、治験責任医師又は治験分担医師により安定したPS下にあると判断された患者。安定したPSとは、経静脈栄養/補液(PN/IV)サポートを大幅に低減することができず、通常、経腸栄養(EN)への進展がほとんどないか全くない状態(すなわち、PNの変化又はENの増加が10%以下)と治験責任医師又は治験分担医師により判断された場合と定義する。


除外基準

1. 親/保護者が来院スケジュール及び本治験実施計画書に規定するその他の要件を理解できない又は遵守する意思がない患者。

2. 臨床的に問題となる腸閉塞、活動性若しくは再発性の膵臓・胆管疾患、又は経腸摂取の増加を妨げる消化管運動障害を有する患者。

3. 嚢胞性線維症、微絨毛封入体病等の遺伝性疾患による腸管吸収不良を有する患者。

4. スクリーニング前に、偽性閉塞又は持続性かつ重度の活動性腹壁破裂関連の消化管運動障害等の重度の消化管運動障害症候群(栄養補給不耐性となり、PSの低減ができなくなる主な要因)を有することが確認されている患者。消化管運動障害は、ENの増加を妨げると予想される場合に重度とみなす。

5. スクリーニング前3ヵ月以内に、広範な腸切除又は腸管延長術を含む消化管(GI)の大規模な外科手術を受けた患者(栄養管の挿入、吻合部潰瘍手術、10 cm以下の軽微な腸切除及び内視鏡処置は認められる)。

6. 体液状態の変化の影響を受けやすい心疾患を有する患者。

7. がんの既往歴若しくは若年性ポリポーシスやベックウィズ・ヴィーデマン症候群等の既知のがん素因症候群を有する患者、又は若年性GIがん(肝胆膵がんを含む)を発症した第一度近親者がいる患者。

8. スクリーニング来院前6ヵ月以内にグルカゴン様ペプチド-2(GLP-2)、ヒト成長ホルモン若しくはこれらのアナログ製剤を併用した患者、又はスクリーニング来院前30日以内にオクトレオチド、若しくはGLP-1アナログを併用した患者。

9. スクリーニング来院前6ヵ月以内に、活動性クローン病治療薬として生物学的製剤[例:抗腫瘍壊死因子(抗TNF)]を併用した患者。

10. スクリーニング来院の前に、他の試験薬(グルタミン又は Omegaven以外)を使用した他の臨床試験に参加してから3ヵ月以内、又は当該試験薬の半減期の5.5倍の期間以内のいずれか長い方の期間が経過していない患者。治験期間中の参加も認められない。

11. 治験薬、類似化合物、又はいずれかの表示成分に対して、不耐性又は過敏性を示すことが既知の又は疑われる患者。

12. スクリーニング期間中に、活動性、重度又は不安定で臨床的に問題となる肝機能障害の徴候として以下の項目のうち2つ以上に該当した患者。

a. ビタミンKの非経口投与で補正していない国際標準比が1.5超

b. 門脈圧亢進により血小板数が100×10^3/μL未満の場合

c. 臨床的に問題となる胃又は食道静脈瘤が認められる場合

d. 肝硬変が認められる場合

e. 持続性の胆汁うっ滞[スクリーニング期間中の2週間にわたり抱合型ビリルビンが4 mg/dL超(68μmol/L超)と定義]が認められる場合

f. 総ビリルビンが基準値上限(ULN)の2倍以上の場合

g. アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)がULNの3倍以上の場合

h. アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)がULNの3倍以上の場合

治験内容

研究のタイプ

企業治験介入研究


主要結果評価方法

1. 治験薬投与下に発現した有害事象(TEAE)の発現率

評価期間:治験薬投与から治験終了(EOS)まで(Week 28まで)

AEとは、医薬品(治験薬を含む)が投与された患者又は被験者に生じたあらゆる好ましくない医療上のできごとであり、必ずしも当該医薬品(治験薬を含む)の投与との因果関係が明らかなもののみを示すものではない。TEAEとは治験薬投与後に、新たに生じた事象、又は既存の状態の悪化若しくは頻度の増加がみられたAEと定義される。

2. 重篤な有害事象(SAE)の発現率

評価期間:治験薬投与から治験終了(EOS)まで(Week 28まで)

SAEとは、治験薬(投与量にかかわらない)が投与された際に生じたあらゆる好ましくない医療上のできごとのうち、次のものをいう:死に至るもの、生命を脅かすもの、入院又は入院期間の延長が必要となるもの、永続的若しくは顕著な障害又は機能不全に陥るもの、先天異常をきたすもの、その他の医学的に重要な医学的事象

3. 特に注目すべき有害事象(AESI)の発現率

評価期間:治験薬投与から治験終了(EOS)まで(Week 28まで)

特に注目すべき有害事象(AESI)とは、重篤か否かを問わず、当該治験薬又は治験特有の、科学的及び医学的に懸念される事象である。

4. 臨床上問題となるバイタルサインの異常として報告された有害事象の発現率

評価期間:治験薬投与から治験終了(EOS)まで(Week 28まで)

バイタルサインは体温、呼吸数、血圧及び脈拍を含む。

5. 体重のZスコアのベースラインからの変化量

評価期間:治験薬投与から治験終了(EOS)まで(Week 28まで)

Zスコアは平均値を標準偏差で割った値で定義する。

6. 身長のZスコアのベースラインからの変化量

評価期間:治験薬投与から治験終了(EOS)まで(Week 28まで)

Zスコアは平均値を標準偏差で割った値で定義する。

7. 頭囲のZスコアのベースラインからの変化量

評価期間:治験薬投与から治験終了(EOS)まで(Week 28まで)

Zスコアは平均値を標準偏差で割った値で定義する。

8. 体重身長比のZスコアのベースラインからの変化量

評価期間:治験薬投与から治験終了(EOS)まで(Week 28まで)

Zスコアは平均値を標準偏差で割った値で定義する。

9. 臨床上問題となる安全性臨床検査データの異常として報告された有害事象の発現率

評価期間:治験薬投与から治験終了(EOS)まで(Week 28まで)

安全性臨床検査は生化学検査、血液学的検査、尿検査を含む。

10. 排尿量の異常変化として報告された有害事象の発現率

評価期間:治験薬投与から治験終了(EOS)まで(Week 28まで)

排尿量及び排便量は、各来院前の安定したPS及びEN下で48 時間、及びPS処方の調整後1週間のうち任意の48時間、Output Diaryに記録し、算出する。

11. 排便量の異常変化として報告された有害事象の発現率

評価期間:治験薬投与から治験終了(EOS)まで(Week 28まで)

排尿量及び排便量は、各来院前の安定したPS及びEN下で48 時間、及びPS処方の調整後1週間のうち任意の48時間、Output Diaryに記録し、算出する。


第二結果評価方法

1. PS投与量のベースラインからの変化量

評価項目:ベースライン、治験薬投与後の各評価時点(Week 1、2、4、8、12、16、20、24、28)、治験終了時(EOS:Week 28まで)

PSは、治験期間中の量とカロリーの観点で栄養サポートを管理する為のものである。

2. PS投与量のベースラインからの変化率

評価項目:ベースライン、治験薬投与後の各評価時点(Week 1、2、4、8、12、16、20、24、28)、治験終了時(EOS:Week 28まで)

PS投与量のベースラインからの変化率は次のように算出する:(各評価時点[Week 1、2、4、8、12、16、20、24、28]におけるPS投与量 – ベースラインにおけるPS投与量)/ ベースラインにおけるPS投与量 * 100(%)。経静脈サポート(PS)は、治験期間中の量とカロリーの観点で栄養サポートを管理する為のものである。

3. PS投与量をベースラインから20%以上減量した被験者数

評価項目:ベースライン、治験薬投与後の各評価時点(Week 1、2、4、8、12、16、20、24、28)、治験終了時(EOS:Week 28まで)

経静脈サポート(PS)は、治験期間中の量とカロリーの観点で栄養サポートを管理する為のものである。

4. 経腸の自律を達成した被験者数

評価項目:ベースライン、治験薬投与後の各評価時点(Week 1、2、4、8、12、16、20、24、28)、治験終了時(EOS:Week 28まで)

経腸の自律はPSからの完全な離脱と定義される。経静脈サポート(PS)は、治験期間中の量とカロリーの観点で栄養サポートを管理する為のものである。経腸の自律を達成した被験者数を評価する。

5. PSの1週間あたりの日数のベースラインからの変化量

評価項目:ベースライン、治験薬投与後の各評価時点(Week 1、2、4、8、12、16、20、24、28)、治験終了時(EOS:Week 28まで)

経静脈サポート(PS)は、治験期間中の量とカロリーの観点で栄養サポートを管理する為のものである。

利用する医薬品等

一般名称

テデュグルチド


販売名

レベスティブ皮下注用3.8 mg

組織情報

実施責任組織

武田薬品工業株式会社


住所

大阪府大阪市中央区道修町四丁目1番1号