医師主導治験
発作性心房細動患者に対する注射薬の安全性、忍容性、有効性を調べる治験の第2段階の前期試験。医師が複数の施設で行い、プラセボと比較して行われ、2段階のデザインで、平行群間、二重盲検臨床試験です。
目的
M201-A 塩酸塩注射剤の静脈内持続投与が、発作性心房細動患者に対して安全かつ有効かどうかを調べるための治験です。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、20歳以上85歳未満で、男性でも女性でも参加できます。参加するためには、日本人で、心臓の発作性心房細動の症状があることが必要です。また、体重が40kg以上で、スクリーニング時にBMIが18.5以上28.0未満であることが必要です。過去に心房細動の症状があることが必要で、投与前にも心房細動が発症したことが確認できる必要があります。さらに、特定の抗不整脈薬を使用していないこと、アミオダロン塩酸塩を使用していないことが必要です。一方、心不全や房室ブロック、トルサード・ド・ポワンツなどの症状がある場合は参加できません。
治験内容
この治験は、有症候性発作性心房細動という病気を対象に行われます。治験のフェーズは2で、主な目的は、被験者に投与された薬の効果や副作用を調べることです。治験の結果は、投与開始後1時間以内に問題がないか、24時間以内に重症な副作用がないか、心房細動が停止したか、洞調律が確認できたか、心房細動が再発しなかったか、心房細動が発生してから投与までの時間と心房細動停止の関係性などが調べられます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
1.有害事象及び副作用の発生
①臨床的に問題となる自覚症状、診察所見、諸検査値の異常の発現(投与開始~投与後1時間)
②重症な副作用(被験薬との因果関係が否定できない有害事象)の発現(投与開始~投与開始24時間後)
2.心房細動の停止
① 投与開始後2時間以内に、心房細動が停止した(少なくとも1分間以上、洞調律へ復元した)被験者の割合
第二結果評価方法
1.心房細動の停止
① 投与開始後4時間以内に、心房細動が停止した(少なくとも1分間以上、洞調律へ復元した)被験者の割合
2.洞調律の確認
① 投与開始2時間後の時点で、洞調律を示す被験者の割合
② 投与開始8時間後の時点で、洞調律を示す被験者の割合
③ 投与開始24時間後の時点で、洞調律を示す被験者の割合
3.洞調律の持続時間
① 投与開始後に心房細動が停止した被験者における、心房細動停止の持続時間
4.投与後24時間までの再発抑制
① 投与開始後に心房細動が停止した被験者における、投与開始後24時間までに、心房細動が再発しなかった割合
5.有症候性心房細動の発現から被験薬(M201-A塩酸塩注射剤)投与までの時間と、心房細動停止の関係性
① 心房細動の発現から投与までの時間(24時間以内/72時間以内)と、心房細動が停止した割合
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
一般名称
M201-A
販売名
なし
実施組織
学校法人北里研究所北里大学
東京都港区白金5-9-1 アネックス棟5階
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