企業治験
前立腺がん治療薬の第一段階試験:転移性前立腺がん患者に対する新しい治療法の安全性、効果、薬物動態を検証
目的
転移性去勢抵抗性前立腺癌患者を対象に、新しい治療薬の安全性、忍容性、効果を評価するための治験を行い、最適な投与量を決定することを目的としています。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上で男性であることです。また、以下の条件を満たす必要があります。まず、治験に参加する前に文書による同意が得られていること、そして、新しい抗がん剤治療に難治性で、かつタキサンレジメンに奏効しない患者であること、さらに、両側精巣摘除術を受けたか、GnRH作動薬又は拮抗薬を用いたADTを継続して受けていること、血清総テストステロンが50 ng/dL又は1.7 nmol/L以下であること、進行が認められた証拠があること、ECOGパフォーマンスステータスが0~1であること、そして、余命が6カ月以上と予測されることです。ただし、以下の条件を満たす患者は除外されます。黄体形成ホルモン放出ホルモン作動薬以外の抗がん治療を初回投与開始の4週以内に受けた患者、PSMA標的療法を以前に受けた患者、中枢神経系転移、軟膜疾患又は脊髄圧迫を有する患者、治験中に免疫抑制療法を必要とする活動性自己免疫疾患又はその他の疾患を有する患者、長期的な全身コルチコステロイド療法又はその他の免疫抑制療法を必要とする患者、Acapatamabの初回投与12カ月以内に心筋梗塞、不安定狭心症、投薬を必要とする不整脈及び/又は症候性うっ血性心不全を発症した患者、PD-1又はPD-L1阻害薬の投与歴があり、治験薬投与初日前にグレード3以上の免疫関連有害事象を経験した患者、間質性肺疾患又は活動性の非感染性肺臓炎の既往若しくは徴候、治験薬の初回投与前3カ月以内の胸部X線検査で活動性結核を示す所見が認められた患者、薬物代謝酵素の既知の阻害剤又は誘導剤を使用した患者、modified Cooperstown 5+1 cocktailの成分を使用した患者です。
治験内容
この治験は、転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)を対象として行われます。フェーズ1の治験で、主要な結果評価方法は、治験薬の使用によって発生する有害事象やバイタルサイン、心電図、臨床検査値などの変化を調べます。また、治験薬の血中濃度や投与間隔、客観的な奏効率、前立腺特異抗原(PSA)での奏効なども評価します。治験期間は3年で、治験薬と他の薬を併用した場合の影響も調べます。治験の目的は、mCRPCの治療において、治験薬の安全性と有効性を確認することです。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
1.用量制限毒性(DLT)を発現した被験者数[ 3年まで ]
パート1、2、3、4、5及び6
2.試験治療下で有害事象を発現した被験者数[ 3年まで ]
パート1、2、3、4、5及び6
3.治験薬に関連のある有害事象を発現した被験者数[ 3年まで ]
パート1、2、3、4、5及び6
4.バイタルサインの臨床的に優位な変化を発現した被験者数[ 3年まで ]
パート1、2、3、4、5及び6
5.心電図の臨床的に有意な変化を発現した被験者数[ 3年まで ]
パート1、2、3、4、5及び6
6.臨床検査値の臨床的に有意な変化を発現した被験者数[ 3年まで ]
パート1、2、3、4、5及び6
第二結果評価方法
1. Acapatamabの最高血清中濃度(Cmax)[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
2. Acapatamabの最低血清中濃度(Cmin)[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
3. Acapatamabの投与間隔における濃度‐時間曲線下面積(AUC)[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
4. Acapatamabの蓄積比[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
5. Acapatamabの半減期[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
6. 客観的奏効(OR)[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
7. 前立腺特異抗原(PSA)での奏効[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
8. 奏効期間(DOR)(画像検査及びPSA)[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
9. 68ガリウム(68Ga)-前立腺特異的膜抗原(PSMA)-11陽電子放出断層撮影(PET)/コンピュータ断層撮影(CT)による奏効評価に基づき奏効を経験した被験者の割合[ 3年まで ]
パート1、2及び3のみ
10. 18F-フルオロデオキシグルコース(FDG)陽電子放出断層撮影(PET)/コンピュータ断層撮影(CT)による奏効評価に基づく奏効を経験した被験者の割合[ 3年まで ]
パート1、2及び3のみ
11. 無増悪期間(画像検査及びPSA)[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
12. 無増悪生存期間(PFS)(画像検査及びPSA)[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
13. 1、2及び3年全生存率(OS) [ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
14. 循環腫瘍細胞(CTC)反応を経験した被験者の割合[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6。CTC反応はCTC0(CTCの0超から0への減少)又はCTCコンバージョン(CTC 5/血液7.5 mL以上からCTC 4/血液7.5 mL以下)と定義する。
15. PCWG3が推奨するその他の評価項目 - 症候性骨関連事象が発現するまでの期間 [ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
16. PCWG3が推奨するその他の評価項目 - 乳酸脱水素酵素(LDH)[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
17. PCWG3が推奨するその他の評価項目 - ヘモグロビン[ 3年まで ]
パート1、2、3及び4
18. PCWG3が推奨するその他の評価項目 - 好中球・リンパ球比[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
19. PCWG3が推奨するその他の評価項目 - 尿中N-テロペプチド[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
20. PCWG3が推奨するその他の評価項目アルカリフォスファターゼ(総、骨型)[ 3年まで ]
パート1、2、3、4.5及び6
21. CYP酵素と併用投与したときのacapatamabの最高血清中濃度(Cmax)[ 3年まで ]
パート6のみ
22. CYP酵素と併用投与したときのacapatamabの24時間の濃度 - 時間曲線下面積(AUC 24)[ 3年まで ]
パート6のみ
23. CYP酵素と併用投与したときのacapatamabの半減期[ 3年まで ]
パート6のみ
治験フェーズ
フェーズ1: 健康な成人が対象
利用する医薬品等
一般名称
acapatamab
販売名
なし
実施組織
アムジェン株式会社
東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー
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