新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の成人入院患者を対象にMK-4482を投与した際の有効性、安全性及び薬物動態を評価する第Ⅱ/Ⅲ相二重盲検無作為化プラセボ対照試験

目的

無作為割付けからDay 29までの持続的な回復率に基づき、MK-4482の有効性をプラセボと比較し評価する。また、MK-4482の安全性及び忍容性をプラセボと比較し評価する。

基本情報

募集ステータス
募集終了

対象疾患

SARS-CoV-2による感染症(COVID-19)


治験フェーズ

フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上上限なし


選択基準

・無作為割付け前10日以内に採取した検体でPCR 検査によりSARS-CoV-2感染が確認された記録が確認できる(注:PCR 検査による確認が望ましいものの、各国で使用が承認されている場合はその他の検査法も許容される)。

・COVID-19に起因する徴候/症状の最初の発現が無作為割付け前10日以内であり、かつ無作為割付け時にCOVID-19に起因する徴候/症状が1つ以上認められる。

・発現しているCOVID-19の症状のために入院による治療が必要である(入院の目的が公衆衛生や隔離のみではない)。

・COVID-19の重症度(本治験で規定された基準に基づく)がmild、moderate 又はsevereに該当する。

・投与期間中及び治験薬の最終投与後少なくとも90日間、精子を提供しないこと、かつ長期的及び継続的に異性間性交渉をしない(被験者の日常生活で適切な避妊法である場合のみ許容)ことに同意した男性被験者。

・妊娠しておらず、授乳中でなく、かつ以下の条件のいずれかを満たす女性被験者:妊娠可能な女性に該当しない。若しくは妊娠可能な女性であるが、治験薬初回投与から28日間、治験実施計画書で規定された避妊法を使用する又は長期的及び継続的に異性間性交渉をしない(被験者の日常生活で適切な避妊法である場合のみ許容)ことに同意した者。妊娠可能な女性は、治験薬初回投与前24時間以内に高感度の妊娠検査(血清検査)で陰性が確認されなければならない。


除外基準

・COVID-19の重症度がcritical[以下を用いた呼吸不全を含む:気管内挿管及び人工呼吸器、鼻カニューレを用いた高流量酸素療法(鼻カニューレを介して加温及び加湿した酸素を20 L/min超の流量で酸素割合0.5以上で供給)、非侵襲的陽圧換気、体外式膜型人工肺(ECMO)]。

・現在透析中又は推算糸球体ろ過量(eGFR:MDRD 式により算出)が30 mL/min/1.73m2未満である。

・以下のいずれかに該当する:最近のウイルス量が50 copies/mL超又はCD4が200 cell/mm3未満のHIV感染者、無作為割付け前6週以内に化学療法を実施、好中球絶対数が500/mm3未満、自家又は同種造血幹細胞移植のレシピエント。

・B型肝炎ウイルス又はC型肝炎ウイルス感染歴があり、かつ以下のいずれかを伴う:肝硬変、末期肝疾患、肝細胞癌、スクリーニング時のAST又はALTが基準値上限の3倍超。

・慢性膵炎の既往又は無作為割付け前3ヶ月以内に急性膵炎の既往を有する。

・本治験で使用が禁止されている薬剤/療法を受けている、又は使用が予想される。

・治験薬又は未承認の医療機器(COVID-19関連も含む)を用いた本治験以外の臨床試験にDay 29まで参加しないことに十分理解を示していない。

・72時間以内に治験実施医療機関以外の病院への転院が必要となることが予想される。

・ベースラインの安静時心拍数が毎分50回未満である。

・血小板数が100,000/μL 未満である、又は無作為割付け前5日以内に血小板輸血を受けた。

・本治験薬の有効成分又は添加物に対する過敏症を有する又は禁忌と治験担当医師が判断した。

・患者にとって治験参加が有益でない、又は治験特有の手順/評価を妨げる、制限する若しくは交絡が生じると治験担当医師が判断した。以下に限定されないが例えば以下のいずれかに該当する場合:被験者が無作為割付け後48時間以上生存できると期待できない場合、被験者が無作為割付け後48時間以内に人工呼吸器を必要とすることが予想される場合、被験者が最近人工呼吸器を必要とした場合、被験者がカプセル内容物を十分に消化管吸収できない状態である場合、など。

治験内容

研究のタイプ

企業治験介入研究


主要結果評価方法

・持続的な回復までの期間(Day 29まで)(持続的な回復の定義:被験者が生存しており、かつ入院していない、又は被験者が生存しており、かつ医学的に退院の準備が整っていると治験担当医師が判断した)

・有害事象を発現した被験者の割合(Month 7まで)

・有害事象の発現により治験薬の投与中止に至った被験者の割合(Day 6まで)


第二結果評価方法

・原因を問わず死亡した被験者の割合(Day 29まで)

・Pulmonary score (Day 29まで):呼吸器症状について酸素要件に基づき7つの相互排他的カテゴリーに分類する順序評価尺度(1~7のスコアで、スコアが高い程呼吸器症状が重症であることを示す)

・Pulmonary+ score (Day 29まで):血液凝固関連の合併症や呼吸不全などの重症度に基づき7つのカテゴリーに分類する順序評価尺度(1~7のスコアで、スコアが高い程症状が重症であることを示す)

・National Early Warning Score(治療終了時、Day 6まで):バイタルサイン測定から24時間以内の死亡をはじめ臨床転帰不良を予測する臨床リスクカテゴリーに基づき被験者の疾患の程度を評価するためのスコア[7つの生理学的パラメータについてそれぞれスコアを評価(6つのパラメータについては0~3、1つのパラメータでは0~2のスコア)。0~20の合計スコアで、スコアが高い程臨床リスクが高いことを示す]

・WHO 11-point scale score(Day 29まで):臨床的進行に基づき11つのカテゴリーに分類する順序評価尺度(0~10のスコアで、スコアが高い程臨床的に進行していることを示す)

利用する医薬品等

一般名称

Molnupiravir


販売名

なし

組織情報

実施責任組織

MSD株式会社


住所

東京都千代田区九段北一丁目13番12号 北の丸スクエア