進行固形がん患者を対象としたMK-4830の単独療法及びMK-3475との併用療法の非盲検、多群、多施設共同、第Ⅰ相試験

目的

進行固形がん患者を対象に、MK-4830を単独投与及びMK-3475と併用投与した際の有効性、安全性及び忍容性を評価する。

基本情報

募集ステータス
募集終了

対象疾患

進行固形がん


治験フェーズ

フェーズ1

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上上限なし


選択基準

1) 用量漸増期の患者:病理報告により組織学的又は細胞学的に診断された進行又は転移性固形がんを有し、臨床的有用性が得られるすべての治療を受けた、又はその治療に不耐容、若しくは不適格であった患者。がん種を問わず、固形がんは組入れ可能とする。

2) 治験実施医療機関の治験担当医師又は放射線科医師の評価により、RECIST 1.1に基づく測定可能病変を有する患者

3) 解析のために評価可能なベースラインの腫瘍検体を提出可能な患者(新たに採取した腫瘍検体又は保存腫瘍検体)

4) 用量漸増期パートC及びback-fill患者:生検に適した孤立性腫瘍病変を1つ以上有する患者

5) Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG)Performance Statusでperformance statusが0又は1の患者(B群には適用されない)

6) 適切な臓器機能を有する患者

7) 男性患者は、投与期間中及び治験薬の最終投与後少なくとも180日間、承認された避妊法を使用し、この期間中は精子を提供しないことに同意しなければならない。

8) 妊娠しておらず、授乳中でなく、かつ以下の条件のいずれかを満たす女性患者:

a)妊娠可能な女性に該当しない。又はb)妊娠可能な女性であり、投与期間中及び治験薬の最終投与後少なくとも180日間、避妊ガイダンスに従うことに同意する。

9)拡大投与期A群:

-組織学的又は細胞学的に診断された転移性膵臓癌を有する患者

-前治療歴が1レジメン以上、全身療法歴が3レジメン以下である患者

10) 拡大投与期B群:

-組織学的又は細胞学的に診断された切除不能な神経膠芽腫(GBM)又はその亜型を有する患者

-Karnofsky Performance Statusが70以上の患者

-GBMに対する前治療歴が1レジメン以下である患者。化学療法と併用又は非併用の放射線療法は前治療として認められる。

-無作為割付け前2週間以内に造影剤によるMRI又はCTスキャンで腫瘍の進行の明らかな証拠が認められている患者

-過去の外科的切除から3週間以上(無作為割付けまで)、又は定位生検の場合は1週間以上間隔があいている患者

-腫瘍の進行が組織学的に明らかに確認されるか、前治療での放射線照射野外にX線画像評価による進行が認められる場合を除き、放射線療法の完了から無作為割付けまでの間隔が12週間以上である患者

-神経学的に安定し(例:神経学的症状の進行がない、又は過去2週間以内に全身性ステロイド療法薬の漸増を必要としていない)、かつ臨床的に安定している患者

11) 拡大投与期C群:

-口腔、中咽頭、下咽頭又は喉頭の組織学的に診断された再発又は転移性頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)を有し、局所療法では治癒不能と判断されている患者

-セツキシマブと併用又は非併用のプラチナ製剤を含む(例:カルボプラチン又はシスプラチン)レジメンによる治療中又は治療後のいずれかの時点で疾患進行が認められた患者

12) 拡大投与期D群:

-口腔、中咽頭、下咽頭又は喉頭の組織学的に診断された進行又は転移性HNSCCを有し、局所療法では治癒不能と判断されている患者

-抗プログラム細胞死1(PD-1)/プログラム細胞死リガンド1(PD-L1)抗体の治療歴がない患者

13) 拡大投与期E群及びF群:

-組織学的又は細胞学的に診断された進行(ステージIIIB)又はステージIV転移性非小細胞肺癌を有する患者

-ステージIIIB又はIVの転移性非小細胞肺癌に対する全身性の化学療法歴又はその他の標的若しくは生物学的抗悪性腫瘍療法による治療歴がない患者

注:ネオアジュバント/アジュバント療法の一部としての化学療法及び/又は放射線療法は、進行疾患の診断の6ヵ月以上前に完了していた場合、許容される。抗PD-1/PD-L1抗体による治療歴のある患者は適格としない。

14) 拡大投与期G群:

-組織学的又は細胞学的に診断された進行(ステージIIIB)又はステージIV転移性非扁平上皮非小細胞肺癌(AJCC分類、第8版)を有する患者

-カルボプラチン及びペメトレキセドによる化学療法に忍容性を示す患者

-進行非小細胞肺癌に対する全身療法歴がない患者

15) 拡大投与期H群:

-肉腫様の特徴の有無を問わず、淡明細胞成分を伴う組織学的に診断された腎細胞癌を有する患者

-局所進行/転移性疾患又は再発性疾患を有する患者

-進行腎細胞癌に対する全身療法歴がない患者

16) 拡大投与期I群:

-組織学的に診断された再発又は転移性胃腺癌若しくは食道胃接合部腺癌を有し、局所療法では治癒不能と判断されている患者

-前治療として2レジメン以上の化学療法を受け、治療中に進行が認められた患者

-HER2/neu陽性の場合、患者はトラスツズマブによる治療歴がなければならない。


除外基準

1) 治験薬の初回投与前4週間(緩和的放射線療法の場合は2週間)以内に化学療法、根治的放射線療法又は生物学的がん治療を受けている、又は、4週間以上前に投与されたがん治療薬による有害事象から回復していない患者

2) 放射線療法に関連したすべての毒性からGrade 1以下まで回復していない患者、コルチコステロイドによる治療を必要とする患者、又は放射線性肺臓炎の既往歴を有する患者

3) 二次悪性腫瘍の既往歴がある患者。ただし、治癒の可能性がある治療が完了し、2年間悪性腫瘍の徴候が確認されていない場合は除く。

4)未治療の中枢神経系(脳又は脊髄)転移又は癌性髄膜炎を有する患者(拡大投与期のB群を除く)

5) 免疫療法歴があり、Grade 3以上のirAEのためその治療を中止した患者

6) モノクローナル抗体の投与に対して重度の過敏症反応を発現したことがあるか、又はMK-3475の成分に対する過敏性を有する患者

7) 治療を必要とする活動性の感染症を有する患者

8) 間質性肺疾患/肺臓炎の既往を有する患者

9) 間質性肺疾患/肺臓炎を合併、若しくはステロイド投与が必要な(非感染性の)間質性肺疾患/肺臓炎の既往を有する患者

10) 過去2年以内に全身性の治療を要した活動性の自己免疫疾患を有する患者。ただし、白斑又は回復した小児喘息/アトピーは除く。

11) 臨床的に重要な心疾患(不安定狭心症、治験薬の初回投与前6ヵ月以内の急性心筋梗塞、New York Heart Association Class III又はIVのうっ血性心不全など)を有する患者

12) HIV感染の既往を有する患者

13) 活動性のB型又はC型肝炎を有する患者

14) 治験薬初回投与前7日以内に長期全身性ステロイド療法(プレドニゾロン換算で10 mg/日超)を受けている患者

15) 大手術の影響から十分に回復していない(検出可能な重大な感染症がある)患者。全身麻酔を必要とする手術は、治験薬初回投与の2週間以上前に完了していなければならない。局所/硬膜外麻酔を必要とする手術は、治験薬初回投与の72時間以上前に完了し、患者は回復していなければならない。

16) 治験薬投与開始予定前30日以内に生ワクチンの接種を受けた患者

17) 現在他の治験薬の治験に参加し治験治療を受けている、又はMK-4830の初回投与前28日以内に他の治験薬の治験に参加し治験治療を受けていた若しくは治験用の医療機器を用いた患者

18) 拡大投与期:

-拡大投与期の全群:高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-high)の状態の腫瘍は適格としない。

19) 拡大投与期A群:

-進行疾患のための前治療歴が3レジメンを超える患者

20) 拡大投与期B群:

-主に脳幹又は脊髄に限局される腫瘍を有する患者

-びまん性軟膜疾患又は頭蓋外疾患を有する患者

-最大径が6 cmを超える再発腫瘍を有する患者

-無作為割付け前2週間以内に連続して少なくとも3日間以上、中等量又は高用量の全身性コルチコステロイド投与を必要とする患者

21) 拡大投与期D群:

-進行又は転移性HNSCCに対して全身性の化学療法又はその他の標的若しくは生物学的抗悪性腫瘍療法による治療歴を有する患者

22) 拡大投与期E群及びF群:

-ステージIIIB又はIVの転移性非小細胞肺癌に対する全身療法歴又はその他の標的若しくは生物学的抗悪性腫瘍療法による治療歴を有する患者

23) 拡大投与期G群:

-抗PD-1、PD-L1又はプログラム細胞死リガンド2(PD-L2)薬剤による治療歴を有する患者

24) 拡大投与期H群:

-抗PD-1、PD-L1又はPD-L2薬剤や、他の免疫調節受容体又は機構を標的とする抗体による治療歴を有する患者

-腎細胞癌のための全身性抗がん療法による治療歴を有する患者

-臨床的に問題となる胃腸の異常を有する患者

-スクリーニング前6ヵ月以内に未治療の深部静脈血栓症又は肺塞栓症の既往歴を有する患者

-コントロール不良の高血圧を有する患者

-活動性消化管出血がある患者

-創傷が十分に治癒していない証拠を有する患者

-活動性の出血性疾患を有するか、無作為割付け前30日以内にその他の重大な出血エピソードを有する患者

-無作為割付け前6週間以内に喀血が生じた患者

-放射線画像で主要血管の狭窄若しくは浸潤、又は腫瘍内空洞化の認められる患者

25) 拡大投与期I群:

-治験薬初回投与前2ヵ月間に体重が10%超減少した患者

-臨床的に腹水が認められる患者

-腹膜転移を有する患者

治験内容

研究のタイプ

企業治験介入研究


主要結果評価方法

1) 用量制限毒性(用量漸増期並びにG群及びH群)、有害事象及び治験薬投与中止に至った有害事象の発現例数/割合

2) 拡大投与期のA~F及び I群では、RECIST 1.1(B群ではRANO)に基づく奏効率


第二結果評価方法

MK-4830の薬物動態パラメータ(AUC、Cmin及び Cmax 等)

利用する医薬品等

一般名称

ペムブロリズマブ、MK-4830


販売名

キイトルーダ点滴静注 100mg 、なし

組織情報

実施責任組織

MSD株式会社


住所

東京都千代田区九段北一丁目13番12号 北の丸スクエア