再発性又は難治性多発性骨髄腫(RRMM)患者を対象にisatuximab(SAR650984)皮下投与又は静脈内投与とポマリドミド・デキサメタゾン投与を併用したときの薬物動態、安全性及び有効性を評価する多施設共同、非盲検、第Ib相試験

目的

主要 - Isatuximabを皮下(SC)投与した時の安全性及び忍容性を静脈内(IV)投与した時と比較して評価する - (治験薬)isatuximab注入装置を用いたisatuximabの安全性及び忍容性(注射部位の局所忍容性を含む)を評価する - IsatuximabをSC投与及びIV投与した時の薬物動態を評価する 副次 - IsatuximabをSC投与及びIV投与した時の絶対的バイオアベイラビリティを予測する - IsatuximabのSC投与後の受容体占有率をIV投与した時と比較する - IsatuximabのSC/IV投与による有効性を評価する - SC投与又はIV投与によりisatuximabを投与された被験者の期待度並びに投与後の被験者の使用感及び満足度を評価する - IsatuximabをSC投与又はIV投与した時の潜在的な免疫原性を評価する

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

多発性骨髄腫


治験フェーズ

フェーズ1

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上上限なし


選択基準

- 同意説明文書(ICF)及び本治験実施計画書に記載されている要件及び制限の遵守を含む内容に関して、ICFに署名できる

- ICFへの署名時の年齢が18歳以上の被験者、又はその国の法定成人年齢が18歳を上回る場合はその年齢以上の被験者

- 標準的な基準に基づき以前に多発性骨髄腫(MM)と診断され、国際骨髄腫作業部会(IMWG)基準に基づいて治療への反応が認められた後にMMが再発したため、現在治療を必要としている被験者

- レナリドミド及びプロテアソーム阻害剤(PI)を含む前治療数2以上受け、直近の治療の最中又は完了後に疾患進行が認められた被験者

- 以下のうち少なくとも1つで定義される測定可能病変を有する被験者

 - - 血清Mタンパク >=0.5 g/dL(>=5 g/L)

 - - 尿中Mタンパク >=200 mg/24時間

 - - 血清遊離軽鎖(FLC)分析:関連するFLC分析10 mg/dL以上(100 mg/L以上)かつ異常な血清FLC比(0.26未満又は1.65超)

- 避妊法の実施に同意した男性又は女性


除外基準

- 組入れ前3年以内に悪性腫瘍の病歴がある患者

‐ 米国東海岸がん臨床試験グループ(ECOG)パフォーマンスステータスのスコア>2の患者

‐ 造血機能、肝機能、腎機能が不十分な患者

- 血清カルシウム(アルブミン補正)値が基準範囲上限(ULN)以上の患者

- 抗CD38療法を受けた患者は以下の場合に除外する:

 - - 直近の抗CD38療法投与時又は投与後60日以内に疾患進行が認められ、抗CD38療法抵抗性である、又は

 - - 抗CD38の前治療に対して不耐が認められた、又は

 - - ウォッシュアウト期間を伴う抗CD38療法に対する初期の反応後に病勢進行となった

- 過去の治療の少なくとも1つで最小奏効(MR)以上を達成しなかった患者(すなわち、初回治療から治療抵抗性の病態は適格ではない)

- 他の治験薬の投与を14日以内又はその治験薬の半減期の5倍以内のいずれかの長い期間に受けた患者

- 14日以内に前抗癌治療を受けた患者

- 以前の治療後に、米国国立がん研究所有害事象共通用語規準(NCI-CTCAE)v5.0に基づくGrade 1を超える何らかの副作用から回復していない。ただし、脱毛症又は疼痛を伴わないGrade 2以下の末梢性ニューロパチーが認められた患者は適格である

- 過去に同種幹細胞移植を受け、移植片対宿主病(GVHD)を有する患者、又は本治験への組入れ前2か月以内に免疫抑制剤投与を受けている患者

- 副腎皮質ステロイドの連日投与を要する患者

- HIV陽性が既知の患者、若しくはA型肝炎、コントロール不良か活動性のB型肝炎ウイルス(HBV)感染(B型肝炎ウイルス表面抗原[HBsAg]陽性及び/又はHBV DNA陽性の患者)又は活動性HCV感染(HCV RNA陽性及び抗HCV陰性)を有していることが既知の患者

- 活動性結核及び抗生物質の非経口投与を必要とする重篤な感染症を有する患者

- 治験責任(分担)医師の判断により、リスクが非常に高い又は本治験の遵守又は結果の解釈を妨げる可能性がある、臨床的に重要で管理不能な医学的状態にある患者

- 多形紅斑又は以前に使用した免疫調節薬(IMiD)に対して重篤な過敏症が認められたことがある患者

- ステロイド又はH2ブロッカーによる前投与を受けられない又はさらなる投与を禁じられており、IMiD、デキサメタゾン、マンニトール、アルファー化デンプン、フマル酸ステアリルナトリウム、ヒスチジン(塩基及び塩酸塩として)、アルギニン塩酸塩、ポロキサマー188、及び精製白糖又は治験薬のその他のいずれかの成分に過敏症又は以前に不耐が認められた患者

- 血栓予防を受けることができない患者

治験内容

研究のタイプ

企業治験介入研究


主要結果評価方法

1. 有害事象(AE)の評価[評価期間:ベースラインから治験薬最終投与30日後まで(治験薬初回投与後約14カ月まで)]

有害事象を有する患者数

2. 薬物動態(PK)評価:Ceoi[評価期間:ベースラインからisatuximab SC投与終了後、及びIV投与終了後のサイクル10まで(1サイクルは28日)]

投与終了時に認められた濃度(Ceoi)

3. PK評価:Cmax[評価期間:ベースラインからisatuximab SC投与終了後、及びIV投与終了後のサイクル10まで(1サイクルは28日)]

初回投与後に認められた最高濃度(Cmax)

4. PK評価:tmax[評価期間:ベースラインからisatuximab SC投与終了後、及びIV投与終了後のサイクル10まで(1サイクルは28日)]

Cmax到達時間(tmax)

5. PK評価:Clast[評価期間:ベースラインからisatuximab SC投与終了後、及びIV投与終了後のサイクル10まで(1サイクルは28日)]

初回投与以降に最後に定量下限を超えた濃度(Clast)

6. PK評価:tlast[評価期間:ベースラインからisatuximab SC投与終了後、及びIV投与終了後のサイクル10まで(1サイクルは28日)]

Clast時間(tlast)

7. PK評価:Ctrough [評価期間:ベースラインからisatuximab SC投与終了後、及びIV投与終了後のサイクル10まで(1サイクルは28日)]

反復投与中の治験薬投与直前に認められた濃度(Ctrough )

8. PK評価:AUClast[評価期間:ベースラインからisatuximab SC投与終了後、及びIV投与終了後のサイクル10まで(1サイクルは28日)]

台形法により算出した0時間から最後に定量下限を超えた濃度(Clast)が認められた時間までの血漿中濃度-時間曲線下面積(AUClast)

9. PK評価:AUC0-T[評価期間:ベースラインからisatuximab SC投与終了後、及びIV投与終了後のサイクル10まで(1サイクルは28日)]

投与期間T(168時間又は336時間)の血漿中濃度-時間曲線下面積(AUC0-T)


第二結果評価方法

1. Isatuximabの絶対的バイオアベイラビリティnの予測[評価期間:Day 8]

静脈内(IV)及び静脈外(EV)投与後に得られたAUC0-168hから推定し、割合として示したisatuximab SCの絶対的バイオアベイラビリティ

2. 全奏効率(ORR)[評価期間:Day ‐21から治験薬最終投与後のday 60まで(治験薬の初回投与後約14カ月まで) ]

ORRは、国際骨髄腫作業部会(IMWG)効果判定基準を用いた厳格な完全奏効(sCR)、完全奏効(CR)、最良部分奏効(VGPR)、及び部分奏効(PR)の患者割合

3. 奏効期間(DOR)[評価期間:Day ‐21から治験薬最終投与後のday 60まで(治験薬の初回投与後約14カ月まで) ]

最初の奏効から最初の進行疾患(PD)又は死亡日までの期間

4. 奏効までの期間(TTR)[評価期間:Day ‐21から治験薬最終投与後のday 60まで(治験薬の初回投与後約14カ月まで)]

最初の治験薬投与日から最初の奏効までの期間

5. 無増悪期間(TTP)[評価期間:Day ‐21から治験薬最終投与後のday 60まで(治験薬の初回投与後約14カ月まで)]

最初の治験薬投与日から最初の疾患進行報告までの期間

6. 全生存期間(OS)[評価期間:Day ‐21から治験薬最終投与後のday 60まで(治験薬の初回投与後約14カ月まで)]

最初の治験薬投与日から原因を問わない死亡日までの期間

7. 臨床的有用率(CBR)[評価期間:Day ‐21から治験薬最終投与後のday 60まで(治験薬の初回投与後約14カ月まで)]

IMWG効果判定基準を用いたsCR、CR、VGPR、及びPRの患者割合

8. 無増悪生存期間(PFS)[評価期間:Day ‐21から治験薬最終投与後のday 60まで(治験薬の初回投与後約14カ月まで)]

最初の治験薬投与日から最初の疾患進行報告又は死亡までの期間

9. 患者の期待度と満足度の比較:患者の期待度と満足度に関する質問票[評価期間:サイクル1及び2(1サイクルは28日)、及び最後のisatuximab投与後30日(最初の治験薬投与後約14カ月まで)]

患者の期待度と満足度は、皮下投与の前後で、患者の期待度と満足度に関する質問票を用いて評価される(スコア1 =満足していない、スコア5 =非常に満足している )

10. 免疫原性:抗薬物抗体レベル[評価期間:ベースラインからisatuximabSC投与終了後、及びIV投与終了後サイクル10まで(1サイクルは28日)]

Isatuximabに対する抗薬物抗体が認められた患者の割合(発現率)

11. バイオマーカー:CD38受容体占有率の変化[評価期間:スクリーニング時及びサイクル2のDay 1(投与前)(1サイクルは28日);Isatuximab SC投与の用量が 選択されたら停止]

ベースラインからのCD38受容体占有率の変化

利用する医薬品等

一般名称

Isatuximab (SAR650984)、ポマリドミド、デキサメタゾン


販売名

なし、ポマリストカプセル、なし

組織情報

実施責任組織

サノフィ株式会社


住所

東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー