敗血症性急性腎障害患者の治療薬として組換えヒトアルカリホスファターゼを投与したときの有効性及び安全性を検討する第 3 相、無作為化、二重盲検、プラセボ対照、2 群並行群間、多施設共同、ピボタル試験

目的

28 日間の全原因死亡率に対する recAP の影響を示すこと。

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

敗血症性急性腎障害


治験フェーズ

フェーズ3

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上上限なし


選択基準

1. 18歳以上の患者

2. 臨床上の理由によりICU又はHCUに入室中の患者

3. 昇圧薬(ノルエピネフリン、エピネフリン、ドパミン、フェニレフリン、バソプレシン又はアンジオテンシンⅡ)の投与を必要とする敗血症を有する、すなわち以下に該当する患者

a) 細菌性又はウイルス性感染が疑われる又は確定診断されている。

及び

b) 臨床的判断に基づく適切な輸液蘇生にもかかわらず、敗血症性低血圧に対する昇圧薬治療(ノルエピネフリン0.1 μg/kg/min以上又は当量)を1時間以上受けている。ノルエピネフリン0.1 μg/kg/min以上又は当量を1時間投与した後に、いずれかの昇圧薬剤を投与した場合、昇圧薬治療とみなす。

4. 以下に示す国際的腎臓病ガイドライン機構(KDIGO)基準a)~d)の少なくとも1つに該当するAKIを有する患者

a) 血清又は血漿クレアチニン(CR)が48時間以内に絶対値で0.3 mg/dL(26.5 μmol/L)以上増加した。

又は

b) CRがAKI前基礎CR値から1.5倍以上に相対的に増加し(8.3.3.3項参照)、その増加が過去7日以内に生じたことが判明している又は生じたものと推測される。

又は

c) 適切な輸液蘇生の後に、尿量が6時間以上にわたって0.5 mL/kg/時未満に減少した。

又は

d) CKDの既往歴が不明で、過去12ヵ月間のAKI前基礎CR値がない患者の場合(8.3.3.3項参照)、表1に示す値以上のCR値が認められ、CRの増加が過去7日以内に生じたものと推測される。(表1: 各年齢層の正常推定値の1.5倍を性別及び人種で補正した、血清CR又は血漿CRのカットオフ値 、省略)

5. 各国の規制に従って説明同意書(ICF)に署名し、日付を記入した患者


除外基準

1. 以下に規定するCKDが確認されている患者

a) 「中等度」CKD患者の登録が許可されている特定の治験実施医療機関

「重度」CKD(AKI発症前の基礎eGFR値が25 mL/min/1.73 m2未満と定義)

● CKDが確認されている患者では、指標となる入院前の直近のeGFRが25 mL/min/1.73 m2以上であることが確認されていなけらばならない。

● CKDが確認されているが、入院前のeGFRが不明である患者では、入院時のeGFRが25~60 mL/min/1.73 m2であることをもって「重度」CKDを除外することもできる。

b) その他のすべての治験実施医療機関

「中等度」及び「重度」CKD(AKI発症前の基礎eGFR値が45 mL/min/1.73 m2未満と定義)

● CKDが確認されている患者では、指標となる入院前の直近のeGFRが45 mL/min/1.73 m2以上であることが確認されていなければならない。

● CKDが確認されているが、入院前のeGFRが不明である患者では、入院時のeGFRが45~60 mL/min/1.73 m2であることをもって「中等度」及び「重度」CKDを除外することもできる。

2. Child-Pughスコアが10~15(クラスC)と定義する進行性慢性肝疾患を有する患者

3. 感染源が確定していない急性膵炎を有する患者

4. 疑われる又は確定診断された尿路閉塞に関連する尿路性敗血症を有する患者

5. AKIの主因が敗血症以外である患者

6. SARS-CoV-2感染が確定診断され又は疑われる。この除外基準は、COVID-19集団の患者には適用されない。

7. ICUでの治療を必要とする重度熱傷がある患者

8. 以下を含む原因により、重度の免疫抑制状態にある患者

● スクリーニング前6ヵ月以内の造血細胞移植又は急性若しくは慢性の移植片対宿主病

● 臓器移植

● 敗血症(過去の敗血症)に関連しない白血球減少症

● ヒト免疫不全ウイルス(HIV)/後天性免疫不全症候群(AIDS)

● スクリーニング前30日以内の化学療法

9. 静注薬物の現在若しくは又は最近(過去6ヵ月以内)の乱用が確認されている、又はホームレスであることが確認されているなど、追跡不能となるリスクが高い患者

10. MV、RRT又は昇圧薬及び強心薬の使用に制限のある患者[注:心肺蘇生(CPR)のみの制限は除外基準に該当しない]

11. recAPの投与歴がある患者

12. 市販前の薬剤を過去1ヵ月以内に使用している、又は市販前の薬剤若しくは機器の臨床試験に同時に参加しているか参加予定である患者(注:治験実施計画書に従った治療又は処置を用いる観察非介入試験への同時登録又は同時参加は可能。治験実施計画書に従った治療又は処置(採血など)を用いる試験への同時登録又は同時参加には、治験運営委員会(TSC)の事前承認が必要である)

13. 体外式膜型人工肺(ECMO)を使用している又は使用する予定である患者

14. 治験薬投与開始前に24時間を超えるRRTを受けている患者

15. 無作為化時点で昇圧薬治療が中止されている患者

16. 治験薬投与開始前に72時間を超えて昇圧薬の持続投与を受けている患者

17. スクリーニング時に入手可能な最新のCR検体に基づく推定eGFRが60 mL/分/1.73 m2超である患者(注:AKIの診断にはこの検体を用いることが多い)。eGFRは慢性腎臓病疫学共同研究(CKD-EPI)式を用いて計算する。

18. 以下の時間内に治験薬投与を開始できない患者

a) 昇圧薬治療の開始前にAKIが診断された患者では、AKI診断から48時間

又は

b) 昇圧薬治療の開始後にAKIが診断された患者では、AKI診断から24時間

19. 妊婦中又は授乳中の女性

20. 治験薬のいずれか成分に既知アレルギー又は不耐性を有する患者

治験内容

研究のタイプ

企業治験介入研究


主要結果評価方法

28日間の全原因死亡率


第二結果評価方法

MAKE 90:死亡、RRTの開始、又はAKI発症前の既知の若しくは推定の基礎値と比較した90日目における推定糸球体濾過量(eGFR)の25%以上の減少

28日目までの臓器補助なしでの生存日数[MV、RRT、昇圧薬又は強心薬を利用していない生存日数(28日以内の死亡は0日とする)]

28日目までのICU外での生存日数(28日以内の死亡は0日とする)

90日目までにおける死亡までの期間

利用する医薬品等

一般名称

recAP


販売名

なし

組織情報

実施責任組織

東京大学大学院


住所

東京都中央区晴海1丁目8番11号晴海トリトンスクエア オフィスタワーY8階