局所進行(切除不能)及び/又は遠隔転移を伴うHER2発現癌を有する日本人被験者を対象とした第1相Zanidatamab単剤療法試験

目的

Zanidatamab単剤療法の安全性及び忍容性の評価

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

局所進行(切除不能)及び/又は遠隔転移を伴うHER2発現癌


治験フェーズ

フェーズ1

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上上限なし


選択基準

1. 疾患の診断:臨床的ベネフィットをもたらすことが知られているすべての治療(特定の治療に不適格な場合を除く)を実施した後に進行した、局所進行(切除不能)及び/又は遠隔転移を伴うHER2発現(IHCでHER2 1+、2+、又は3+)の癌(胃食道腺癌[GEA]、胆道癌、乳癌、卵巣癌、結腸直腸癌、及び非小細胞肺癌を含むがこれらに限定されない)を有する。

2. 同意取得時の年齢が20歳以上の日本人男女である。

3. ECOGパフォーマンスステータスが0又は1である。

4. 以下に示す十分な肝機能を有する:

a. アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)が治験実施医療機関の基準値上限(ULN)の2.5倍以下(肝転移又は骨転移がある場合はULNの5倍以下)

b. アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)が治験実施医療機関のULNの2.5倍以下(肝転移又は骨転移がある場合はULNの5倍以下)

c. 総ビリルビンが治験実施医療機関のULNの1.5倍以下

5. 十分な腎機能(血清クレアチニンがULNの1.5倍以下又は糸球体濾過率の算出値が50 mL/分超)を有する

6. 以下の血液学的機能を有する:

a. 好中球絶対数(ANC)1.5 x 109/L以上

b. 血小板数75 x 109/L以上

c. ヘモグロビン9 g/dL以上

d. プロトロンビン時間(PT)及び活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)ULNの1.5倍未満

7. 心エコー又はマルチゲートスキャン(MUGA)による左室駆出率(LVEF)50%以上

8. 測定可能病変(RECIST第1.1版に基づく標的病変又は非標的病変)を有する。

9. HER2の状態の後向き中央評価のための新鮮なホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)腫瘍検体を提供できる;組入れ前6ヵ月以内に採取され、間にHER2標的治療を行っていない場合は、メディカルモニターが別途承認しない限り、保存腫瘍検体を使用することができる。本治験の適格性は、新鮮な又は保存された腫瘍検体の治験実施医療機関又は中央検査機関での評価(ASCO/CAPガイドラインを使用した)に基づく可能性がある。治験実施医療機関での評価を適格性に用いる場合、治験依頼者が別途承認しない限り、後向き中央レビューのための保存された又は新鮮なFFPE検体を提供されなければならない。

10. 妊娠可能な女性及び生殖可能な男性は、治験期間中及び治験薬の最終投与後12ヵ月間、効果の高い避妊法(4.3.2項に記載の通り)を使用することに同意しなければならない。さらに、生殖可能な男性は、治験期間中及び治験薬の最終投与後12ヵ月間、精子の提供を行わないこと。

11. HER2の状態に関するプレスクリーニングを除き、治験手順を実施する前に同意説明文書に署名が得られている。


除外基準

1. Zanidatamabの初回投与前4週間以内に治験治療を受けている。

2. Zanidatamabの投与前4週間以内に、他に特定されない、その他の癌療法を受けている。

3. Zanidatamabの初回投与前90日以内に、アントラサイクリン系薬の投与、又は総生涯投与量で300 mg/m2を超えるアドリアマイシン又は同等の薬剤の投与を受けている。

4. Zanidatamabの初回投与前3週間以内に、トラスツズマブ、ペルツズマブ、ラパチニブ、又はT-DM1の投与を受けている。

5. メディカルモニターが承認しない限り、未治療の脳転移を有する(治療済みの脳転移を有し、ステロイドを使用しておらず、スクリーニング時点で1ヵ月以上安定している患者は適格とする)。すべての乳癌及びGEA患者は、投与開始前に脳転移のスクリーニングを受ける必要がある。未治療の脳転移が認められた患者は、適切な治療後に再スクリーニングを受けることができる。

6. 癌性髄膜炎の既往がある、又は現在罹患している。ベースライン時のMRI画像でLMDが報告されているが、治験責任/分担医師により臨床的に疑われない場合、治験責任/分担医師によりLMDの神経学的症状がないことが記録されている患者は適格とする。

7. Zanidatamabの初回投与前3週間以内に大手術又は放射線療法を受けている。

8. 妊婦又は授乳婦である。治験期間中及び治験薬投与終了後12ヵ月間にわたって授乳を中止する場合、授乳婦を本治験に組み入れることができる。

9. モノクローナル抗体、もしくは製剤中の組換え蛋白質又は賦形剤に対する生命を脅かす過敏症の既往を有する。

10. Zanidatamabの初回投与前3年以内にその他の癌を有する。ただし、対側乳癌、適切に治療された子宮頚部上皮内癌、もしくは適切に治療された皮膚の基底細胞癌又は扁平上皮癌、あるいは治験依頼者のメディカルモニターの承認を得ている根治的治療を受けたその他の癌は例外とする。

11. 急性又は慢性のコントロールされていない腎疾患、膵炎又は肝疾患を有する(ジルベール症候群、無症候性胆石、肝転移、又は治験責任/分担医師の評価による安定した慢性肝疾患を有する患者を除く)。

12. 末梢性ニューロパチー:NCI-CTCAE第4.03版グレード2超を有する。

13. 間質性肺疾患の既往を有する。

14. 服薬不遵守の既往を有する。

15. 既知の活動性B型又はC型肝炎、もしくは既知のヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染を有する。B型肝炎ウイルス(HBV)DNAが500 IU/mL又は2500 copies/mL未満の場合は、必要に応じてモニタリング及び/又は抗ウイルス薬の予防投与によりB型肝炎表面抗原(HBsAg)陽性の患者を適格とする。

16. 既知のSARS-CoV-2感染。治験実施医療機関の要件及びスクリーニングガイダンスに基づき、感染の既往を有するが回復した患者は適格とする。

17. Zanidatamabの投与前2週間以内に、プレドニゾン15 mg/日超に相当する用量のコルチコステロイドを使用している(メディカルモニターから別途承認を得た場合を除く)。

18. Fridericia 補正によるQTc間隔(QTcF)が470ミリ秒超である。

19. グレード1以下に回復していない過去の癌療法に関連する毒性を有する。ただし、以下の場合を除く:脱毛症、ニューロパチー(グレード2以下に回復していなければならない)、うっ血性心不全(CHF)(発現時にグレード1以下であり、完全に回復していなければならない)、及び免疫療法に関連するグレード2の甲状腺機能低下症又は汎下垂体機能低下症(一定用量のホルモン補充療法を受けていなければならない)

20. 治療を要する心室性不整脈、コントロール不良の高血圧、又は症候性CHFの既往などの臨床的に重要な心疾患を有する。

21. Zanidatamabの初回投与前6ヵ月以内に、既知の心筋梗塞又は不安定狭心症を有する。

治験内容

研究のタイプ

企業治験介入研究


主要結果評価方法

- 用量制限毒性(DLT)の発現頻度

- 有害事象(AE)の発現頻度及び重症度

- 重篤な有害事象(SAE)及び死亡の発現頻度

- 特に注目すべき有害事象(AESI)の発現頻度及び重症度

- 臨床検査値異常の発現頻度及び重症度

- 心電図(ECG)異常の発現頻度

- 左室駆出率(LVEF)異常の発現頻度

- 米国東海岸癌臨床試験グループパフォーマンスステータス(ECOG PS)

- Zanidatamabの用量減量の頻度


第二結果評価方法

- 投与後時間の関数としてのzanidatamabの血清中濃度

- 単回(初回)投与及び反復投与PKパラメータ

- 固形がんの治療効果判定のための新ガイドライン(RECIST)第1.1版の基準を用いて評価した客観的奏効率(ORR)

- 奏効期間(DOR)

- 病勢コントロール率(DCR)

- 臨床的有用率(CBR)

- 無増悪生存期間(PFS)

- 抗薬物抗体(ADA)、中和抗体、及びHER2細胞外ドメイン(ECD)の発現頻度、期間、及び発現時期

利用する医薬品等

一般名称

Zanidatamab


販売名

なし

組織情報

実施責任組織

Zymeworks Inc.


住所

大阪府大阪市中央区久太郎町四丁目1 番3 号