プロテアソーム阻害薬,免疫調節薬および抗CD38抗体のそれぞれ少なくとも1剤に対して治療抵抗性の多発性骨髄腫患者を対象としたElranatamab(PF-06863135)の単剤投与,非盲検,多施設共同,非無作為化,第2相試験(治験実施計画書番号:C1071003)
基本情報
参加条件
性別
男性・女性
年齢
18歳 以上上限なし
選択基準
選択基準:
・多発性骨髄腫と診断を受けた患者
・以下の基準の少なくとも1つに該当する測定可能病変を有する患者
1. 血清タンパク電気泳動法(SPEP)で血清Mタンパクが0.5 g/dL以上
2. 尿タンパク電気泳動法(UPEP)による尿中Mタンパク排泄量が200 mg/24時間以上
3. 血清Ig遊離軽鎖(FLC)が10 mg/dL(100 mg/L)以上かつkappa/lambda比の異常を示す。
・少なくとも1種類の免疫調節薬(IMiD)に対して難治性を示す。
・少なくとも1種類のプロテアソーム阻害剤(PI)に対して難治性を示す。
・少なくとも1種類の抗CD38抗体に対して難治性を示す。
・直近の多発性骨髄腫治療レジメンに対して再発性または難治性を示す。
・コホートA:BCMAを標的とした治療を受けたことがない患者
・コホートB:BCMAを標的とした抗体薬物複合体(ADC)またはキメラ抗原受容体(CAR) T細胞の投与を受けたことがある患者
・ECOGパフォーマンスステータスが2以下
・前治療による急性の毒性がベースラインまたはCTCAEグレード1以下まで回復している患者
・妊娠中でなく,避妊法を使用する意思を有している患者
治験内容
介入研究
主要結果評価方法
主たる評価項目:
奏効率[評価期間:4週間ごとに評価(最大約2年間)]
第二結果評価方法
副次的な評価項目:
1.奏効持続期間[評価期間:約4週間ごとに評価(最大約2年間)]
2.累積完全奏効率[評価期間:約4週間ごとに評価(最大約2年間)]
3.完全奏効期間[評価期間:約4週間ごとに評価(最大約2年間)]
4.無増悪生存期間[評価期間:約4週間ごとに評価(最大約2年間)]
5.奏効までの期間[評価期間:約4週間ごとに評価(最大約2年間)]
6.微小残存病変陰性率[評価期間:約12ヵ月ごとに評価(最大約2年間)]
7.有害事象の発現頻度(評価期間:約2年間)
8.臨床検査値異常の発現頻度[評価期間:少なくともサイクル(約28日)ごとに評価]
9.PF-06863135の血漿中濃度[評価期間:約1~3サイクルごとに評価(1サイクルは約28日間)]
10.PF-06863135の免疫原性[評価期間:約1~3サイクルごとに評価(1サイクルは約28日間)]
11.全生存期間(評価期間:少なくとも約2年間)
利用する医薬品等
一般名称
PF-06863135
販売名
なし