Ph+ ALLと新たに診断された患者を対象に、ポナチニブまたはイマチニブをファーストラインで投与する治験が行われる。この治験の目的は、それぞれの治療における病気の兆候を示さない被験者数を比較することである。
この治験に参加するための条件は、18歳以上で男性でも女性でも構いません。ただし、特定の白血病の診断が必要で、また、治療の状態が一定の範囲内であることが必要です。一方、治験に参加できない条件もあります。例えば、過去に特定の治療を受けたことがある場合や、他の病気を持っている場合などがあります。治験に参加する前に、医師によるスクリーニングが必要です。
この治験は、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病の治療方法を調べるものです。治験のフェーズは3で、対象疾患に対する治療効果を調べるために行われます。主要な
介入研究
1. 寛解導入期終了時の微小残存病変(MRD)陰性完全寛解(CR)の達成率
評価期間:Cycle 1からCycle 3まで(約3か月:1サイクルは28日間)
MRD陰性CRとは、 MRD陰性とCRの両方の基準を満たすことである。MRD陰性とは、BCR-ABL1/ABL1 0.01%以下、すなわち10,000コピー以上のABL1転写産物を含む相補的DNA(cDNA)においてBCR-ABL1転写産物を検出しないことと定義する。CRとは、次のすべての基準を少なくとも4週間満たすことと定義する(すなわち、再発なし):1. 血中芽球なし、かつ骨髄中の芽球5%未満、2. 骨髄中のすべての細胞成分の成熟が正常、3. 髄外病変なし(CNSの病変、リンパ節症、脾腫、皮膚/歯肉への浸潤、精巣腫瘤)、4. 好中球数(ANC)1,000/mcL超(すなわち1.0×10^9/L 超)、5. 血小板100,000/mcL 超(すなわち100×10^9/L超)。
1. 無イベント生存期間(EFS)
評価期間:ベースラインから約3~6年
EFSは無作為化日から次の時点までの期間と定義する:死亡(死因を問わない)、寛解導入期終了時までのCRの不達成、CRからの再発。CRとは、次のすべての基準を少なくとも4週間満たすことと定義する(すなわち、再発なし):1. 血中芽球なし、かつ骨髄中の芽球5%未満、2. 骨髄中のすべての細胞成分の成熟が正常、3. 髄外病変なし(CNSの病変、リンパ節症、脾腫、皮膚/歯肉への浸潤、精巣腫瘤)、4. ANC 1,000/mcL超(すなわち1.0×10^9/L 超)、5. 血小板100,000/mcL 超(すなわち100×10^9/L超)。CRからの再発とは、CRを達成した後に血中又は骨髄で(5%以上)、又はいずれかの髄外部位で、芽球が再び増殖することと定義する。
2. CR率及び血球数回復が不完全な完全寛解(CRi)率
評価期間:Cycle 1の終了時(約1か月)、Cycle 2の終了時(約2か月)、Cycle 3の終了時(3か月)、Cycle 9の終了時(約9か月)(1サイクルは28日間)
CRとは、次のすべての基準を少なくとも4週間満たすことと定義する(すなわち、再発なし):1. 血中芽球なし、かつ骨髄中の芽球5%未満、2. 骨髄中のすべての細胞成分の成熟が正常、3. 髄外病変なし(CNSの病変、リンパ節症、脾腫、皮膚/歯肉への浸潤、精巣腫瘤)、4. ANC 1,000/mcL超(すなわち1.0×10^9/L 超)、5. 血小板100,000/mcL 超(すなわち100×10^9/L超)。CRiとは血球数回復が不完全な完全寛解であり、血小板数及び/又はANCを除くCRのすべての基準を満たすことと定義する。
3. 分子遺伝学的奏効の割合
評価期間:Cycle 1の終了時(約1か月)、Cycle 2の終了時(約2か月)、Cycle 3の終了時(3か月)、Cycle 9の終了時(約9か月)(1サイクルは28日間)
分子遺伝学的奏効は3-logの減少を認める分子遺伝学的奏効(MR3)、4-logの減少を認める分子遺伝学的奏効(MR4)、4.5-logの減少を認める分子遺伝学的奏効(MR4.5)で評価する。MR3は3-logの減少を認める分子遺伝学的奏効(BCR-ABL1/ABL1 0.1%以下)、すなわち1,000コピー以上のABL1転写産物を含むcDNAにおいてBCR-ABL1転写産物を検出しないことと定義する。MR4は4-logの減少を認める分子遺伝学的奏効(BCR-ABL1/ABL1 0.01%以下)、すなわち10,000コピー以上のABL1転写産物を含むcDNAにおいてBCR-ABL1転写産物を検出しないことと定義する。MR4.5は4.5-logの減少を認める分子遺伝学的奏効(BCR-ABL1/ABL1 0.0032%以下)、すなわち32,000コピー以上のABL1転写産物を含むcDNAにおいてBCR-ABL1転写産物を検出しないことと定義する。
4. 寛解導入不能(PIF)の割合
評価期間:3ヶ月
PIFはALLの治療を受けた被験者が寛解導入期終了時までに一度もCR又はCRiを達成しなかったことと定義する。PIFは治療不奏効の回数により制限されない。この疾患状態は、一度もCR及びCRiを達成したことがない被治療者にのみ適用される。CRとは、次のすべての基準を少なくとも4週間満たすことと定義する(すなわち、再発なし):1. 血中芽球なし、かつ骨髄中の芽球5%未満、2. 骨髄中のすべての細胞成分の成熟が正常、3. 髄外病変なし(CNSの病変、リンパ節症、脾腫、皮膚/歯肉への浸潤、精巣腫瘤)、4. ANC 1,000/mcL超(すなわち1.0×10^9/L 超)、5. 血小板100,000/mcL 超(すなわち100×10^9/L超)。CRiとは血球数回復が不完全な完全寛解であり、血小板数及び/又はANCを除くCRのすべての基準を満たすことと定義する。
5. 全奏効率(ORR)の割合
評価期間:3か月
ORRは寛解導入期終了時のCR + CRiと定義する。CRとは、次のすべての基準を少なくとも4週間満たすことと定義する(すなわち、再発なし):1. 血中芽球なし、かつ骨髄中の芽球5%未満、2. 骨髄中のすべての細胞成分の成熟が正常、3. 髄外病変なし(CNSの病変、リンパ節症、脾腫、皮膚/歯肉への浸潤、精巣腫瘤)、4. ANC 1,000/mcL超(すなわち1.0×10^9/L 超)、5. 血小板100,000/mcL 超(すなわち100×10^9/L超)。CRiとは血球数回復が不完全な完全寛解であり、血小板数及び/又はANCを除くCRのすべての基準を満たすことと定義する。
6. MRD陰性CR率
評価期間:約3~6年
MRD陰性CRとは、寛解導入期終了後の複数間隔でのMRD陰性とCRを達成した被験者の割合である。MRD陰性とは、BCR-ABL1/ABL1 0.01%以下、すなわち10,000コピー以上のABL1転写産物を含むcDNAにおいてBCR-ABL1転写産物を検出しないことと定義する。
7. MRD陰性CRの期間
評価期間:約3~6年
MRD陰性CRの期間は、MRD陰性CRの基準が満たされた最初の評価時点から、MRD陰性の喪失が認められた日付とCRからの再発が認められた日付のどちらか早い方までの間隔と定義する。MRD陰性(MR4)とは、BCR-ABL1/ABL1 0.01%以下、すなわち10,000コピー以上のABL1転写産物を含むcDNAにおいてBCR-ABL1転写産物を検出しないことと定義する。
8. CRの期間
評価期間:約3~6年
CRの期間とは、CRの基準が満たされた最初の評価時点から、CRからの再発が認められた最も早い日付までの間隔と定義する。
9. 治療不成功までの期間
評価期間:約6年
治療不成功までの期間は、安全性及び/又は有効性に関する理由により治験薬の投与を終了するまでの期間(MRD陰性CRを喪失せずに造血幹細胞移植[HSCT]を受ける場合を除く)と定義する。MRD陰性CRとは、MRD陰性とCRの両方の基準を満たすことである。MRD陰性とは、BCR-ABL1/ABL1 0.01%以下、すなわち10,000コピー以上のABL1転写産物を含むcDNAにおいてBCR-ABL1転写産物を検出しないことと定義する。
10. MR4.5の期間
評価期間:約3~6年
MR4.5の期間は、MR4.5の基準が満たされた最初の評価時点から、MR4.5が喪失した最も早い日付までの間隔と定義する。MR4.5は4.5-logの減少を認める分子遺伝学的奏効(BCR-ABL1/ABL1 0.0032%以下)、すなわち32,000コピー以上のABL1転写産物を含むcDNAにおいてBCR-ABL1転写産物を検出しないことと定義する。
11. 治験中の被験者の全生存期間(OS)
評価期間:約3~6年
HSCTを受けた及び受けていない、治験中の被験者に対して評価する。OSは治験薬の初回投与日から任意の原因による死亡までの間隔と定義する。その被験者が生存していることが確認された最後の連絡日に打ち切られる。
12. 治験中の被験者のCRからの再発
評価期間:約3~6年
HSCTを受けた及び受けていない、治験中の被験者に対して評価する。CRからの再発とは、CRを達成した後に血中又は骨髄で(5%以上)、又はいずれかの髄外部位で、芽球が再び増殖することと定義する。
13. OS
評価期間:約3~6年
OSは治験薬の初回投与日から任意の原因による死亡までの間隔と定義する。その被験者が生存していることが確認された最後の連絡日に打ち切られる。
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
ポナチニブ塩酸塩
なし
武田薬品工業株式会社
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