エストロゲン受容体陽性HER2陰性の早期乳癌患者を対象とした,術後補助療法としてのgiredestrant 投与の有効性及び安全性を,医師が選択した術後補助療法としての単剤内分泌療法と比較評価する,ランダム化非盲検多施設共同第III相試験

治験

目的

エストロゲン受容体陽性HER2陰性の早期乳癌患者を対象として,giredestrantの有効性及び安全性を医師が選択した術後補助療法としての単剤内分泌療法と比較評価する国際ランダム化盲検多施設共同第III相試験II相試験II相試験I相試験I相試験

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

フェーズ3

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上上限なし


選択基準

・原疾患標本上で各実施医療機関が評価した,ER 陽性及びHER2陰性腫瘍の記録がある患者。

・多中心性(同一乳房の異なる四分円内に2 カ所以上の腫瘍巣がある)及び/又は多発性(同一乳房の1 四分円内に2 カ所以上の腫瘍巣がある)の乳癌を有する患者は,検討したすべての腫瘍がER 陽性かつHER2 陰性の病理学的基準を満たした場合に適格とする。

・患者は,原発性乳房腫瘍の根治手術を受けていなければならない。

・術後補助化学療法化学療法化学療法を受けた,又は受ける予定の患者は,ランダム化前に術後補助化学療法化学療法化学療法を完了していなければならない。患者は術前補助化学療法化学療法化学療法も受けていてもよい。最後の術後補助化学療法化学療法化学療法の投与からランダム化までには,21 日間以上のウォッシュアウト期間が必要である。

・前治療の抗癌療法又は外科的処置における急性毒性作用がNCI CTCAE v5.0 のGrade 1 以下まで回復している患者(ただし,脱毛症,Grade 2 以下の末梢性ニューロパチー,関節痛,並びに治験責任[分担]医師が当該患者にとって安全性上のリスクにならないと判断したその他の毒性は除く)。

・術前/術後補助化学療法化学療法化学療法を受けたことがある及び/又は手術を受けたことがあり,内分泌療法の治療歴がない患者。ただし,乳癌の根治手術から12 カ月以内に登録された場合に限る。

バイオマーカー検査に適した未治療の原発乳房腫瘍組織検体(代表的な保管していたホルマリン固定パラフィン包埋[FFPE]組織ブロック又は新たに切り出した未染色の連続切片を含むスライド15~20 枚)を,関連する匿名化がなされている病理報告書とともに入手可能であることが確認できる患者。15~20 枚のスライドが望ましいが,10~14 枚のスライドしか入手できない場合でも,本試験に適格となる可能性はある。

・リンパ節転移陽性及びリンパ節転移陰性の患者は,治験実施計画書で定義されている追加のリスク基準を満たす場合に適格である。

・Eastern Cooperative Oncology Group (ECOG) Performance Statusが0,1,又は2の患者。

・経口薬を嚥下及び吸収することが可能であり経口投与を維持できる,かつその意思がある患者。

・十分な臓器機能を有する患者。


除外基準

・妊娠中又は授乳中の患者,あるいは治験期間中若しくはgiredestrant の最終投与後9 日以内,又は医師が選択した内分泌療法の最終投与後各国の処方ガイドラインに規定された期間内に妊娠する意向のある患者。

・治験薬投与開始前28 日以内に治験薬投与を受けた患者,又は現在,治験依頼者が本治験と科学的・医学的に適合しないと判断した他の種類の医学的研究に登録されている患者。

・術後補助療法としてCDK4/6i を受けている又は受ける予定である患者。

活動性心疾患の合併又は心機能不全の既往がある患者。

・IV 期の乳癌と診断された患者。

浸潤性乳癌又は非浸潤性乳管癌(DCIS)の既往(同側及び/又は対側)がある患者。いずれかの時点で局所療法のみによる治療を受けた対側DCIS の既往がある患者は適格とする。

スクリーニング前3年以内に他の悪性腫瘍の既往がある患者。ただし,適切に治療された子宮頸部上皮内癌,非黒色腫皮膚癌,I 期の子宮癌を除く。

・エストロゲン受容体の選択的下方制御剤又は分解促進剤,若しくはアロマターゼ阻害剤による内分泌療法歴のある患者。

・Child-Pugh クラスB 又はC に該当する臨床的に重要な肝疾患(活動性肝炎[例:B 型肝炎(HBV),C 型肝炎(HCV)],その時点でのアルコール乱用,肝硬変,ウイルス性肝炎検査陽性を含む)がある患者。

・治験薬のいずれか又は治験薬の添加剤のいずれかに対するアレルギー又は過敏症が判明している患者。

・LHRH アゴニストに対する過敏症が判明している閉経前及び閉経期の女性患者又は男性患者。

出血性素因,凝固障害,又は血栓塞栓症の既往がある被患者。

ランダム化前28 日以内に乳癌とは無関係の大手術を受けた患者。

スクリーニング前14 日以内に抗生物質の経口/静脈内投与を必要とする重篤な感染症,又はスクリーニング前14 日以内にその他の臨床的に重要な感染症(COVID-19 等)を発現した患者。

・本治験への安全な参加と本治験の完遂を妨げると治験責任(分担)医師が判断する重篤な医学的状態又は臨床検査値異常がある患者。

・治験責任(分担)医師が治験実施計画書の要件に従うことができない又は従う意思がないと考える患者。

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

有効性

乳癌以外の二次性原発癌を除く,浸潤性疾患のない生存期間(IDFS)(ランダム化からIDFSイベントの最初の発生までの最大10年間)


第二結果評価方法

安全性、有効性、薬物動態、その他

1. 全生存期間 [期間:ランダム化から原因を問わない死亡まで (最大10年間)]

2. 浸潤性疾患のない生存期間(IDFS),乳癌以外の二次性原発癌を含む [期間:ランダム化から最初のIDFS事象が発生するまで(最大10年間)]

3. 無病生存期間(DFS) [期間:ランダム化から最初のIDFS事象が発生するまで(最大10年間)]

4. 遠隔無再発期間(DRFI) [期間:ランダム化からDRFI対象イベントが最初に発生するまで(最大10年間)]

5. 局所領域無再発期間(LRRFI) [期間:ランダム化からLRRFI 対象イベントが最初に発生するまで(最大10年間)]

6. 規定された時点での,EORTC QLQ-C30を用いて評価された,身体機能の尺度スコアの平均値 [期間:治験治療終了まで,ベースライン(サイクル1)とサイクル2,3,6,9,12,及びその後3サイクルごと(1サイクルは28日間),その後治験治療後のフォローアップ期間中6カ月に1回(最大10年間)]

7. 規定された時点での,EORTC QLQ-C30を用いて評価された身体機能の尺度スコアの平均値のベースラインからの変化量 [期間:治験治療終了まで,ベースライン(サイクル1)とサイクル2,3,6,9,12,及びその後3サイクルごと(1サイクルは28日間),その後治験治療後のフォローアップ期間中6カ月に1回(最大10年間)]

8. 規定された時点での,EORTC QLQ-C30を用いて評価された役割機能の尺度スコアの平均値 [期間:治験治療終了まで,ベースライン(サイクル1)とサイクル2,3,6,9,12,及びその後3サイクルごと(1サイクルは28日間),その後治験治療後のフォローアップ期間中6カ月に1回(最大10年間)]

9. 規定された時点での,EORTC QLQ-C30を用いて評価された役割機能の尺度スコアの平均値のベースラインからの変化量 [期間:治験治療終了まで,ベースライン(サイクル1)とサイクル2,3,6,9,12,及びその後3サイクルごと(1サイクルは28日間),その後治験治療後のフォローアップ期間中6カ月に1回(最大10年間)]

10. 規定された時点での,EORTC QLQ-C30を用いて評価された全体的な健康状態/QoLの尺度スコアの平均値 [期間:治験治療終了まで,ベースライン(サイクル1)とサイクル2,3,6,9,12,及びその後3サイクルごと(1サイクルは28日間),その後治験治療後のフォローアップ期間中6カ月に1回(最大10年間)]

11. 規定された時点で,EORTC QLQ-C30を用いて評価された全体的な健康状態/QoLの尺度スコアの平均値のベースラインからの変化量 [期間:治験治療終了まで,ベースライン(サイクル1)とサイクル2,3,6,9,12,及びその後3サイクルごと(1サイクルは28日間),その後治験治療後のフォローアップ期間中6カ月に1回(最大10年間)]

12. 規定された時点でのEQ-5D-5L 指標スコアのベースラインからの変化量 [期間:治験治療終了まで,ベースライン(サイクル1)とサイクル2,3,6,9,12,及びその後3サイクルごと(1サイクルは28日間),その後治験治療後のフォローアップ期間中6カ月に1回(最大10年間)]

13. 規定された時点でのEQ-5D-5L視覚的アナログ尺度スコアのベースラインからの変化量 [期間:治験治療終了まで,ベースライン(サイクル1)とサイクル2,3,6,9,12,及びその後3サイクルごと(1サイクルは28日間),その後治験治療後のフォローアップ期間中6カ月に1回(最大10年間)]

14. 有害事象の発現率及び米国国立がん研究所有害事象共通用語規準v5.0(NCI CTCAE 5.0) に従って判定する重症度 [期間:治験治療開始から治験治療の最終投与後28日まで(最大5年間)]

15. 規定された時点でのgiredestrant の血漿中濃度 [期間:サイクル1及び2のDay1の投与前及び投与3時間後,及びサイクル3及び6のDay1の投与前(1サイクルは28日間)]

利用する医薬品等

一般名称

GDC-9545 (giredestrant)、タモキシフェン、レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタン


販売名

なし、ノルバデックス、フェマーラ、アリミデックス、アロマシン