高血圧合併の非アルコール性脂肪性肝疾患に対するグアナベンズ酢酸塩における有効性および安全性を検討する第Ⅱ相医師主導治験(G-Flash study)

目的

高血圧を合併した非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪肝炎患者(NAFLD/NASH患者)を対象として,WY-8678(グアナベンズ酢酸塩)4mg/day,WY-8678(グアナベンズ酢酸塩)8mg/dayにおける有効性および安全性を検討する。

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪肝炎(NAFLD/NASH)


治験フェーズ

フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上75歳 以下


選択基準

1.本治験に関する説明が十分になされ患者本人から文書による同意が得られている患者

2.同意取得時の年齢が20歳以上,75歳以下の患者

3.本態性高血圧症と診断されており,スクリーニング時の血圧が収縮期血圧:130mmHg以上かつ/または拡張期血圧:85mmHg以上の患者(メタボリックシンドローム診断基準に準ずる)

4.下記の(1)又は(2)の基準を満たしNAFLD/NASHと診断された患者

(1) NAFLDと診断された患者

(2) スクリーニング前32週以内に生検によるNASHの確定診断がされている患者

5.スクリーニング時におけるMagnetic Resonance Imaging(MRI)-Proton Density Fat Fraction (PDFF)での肝脂肪量 ≧8%の患者

6.スクリーニング時におけるMagnetic Resonance Elastgraphy (MRE) value ≦3.6 kPaの患者

7.スクリーニング時におけるBody mass index (BMI) が25kg/m2以上の患者

8.スクリーニング前12週において食事療法又は運動療法を受けているが改善がみられない患者

9.治験期間中,安定した食事と身体活動を維持する意思を有する患者


除外基準

1.妊娠中,授乳中,現在妊娠している可能性のある女性,又は治験期間中において避妊することに同意が得られない患者

2.スクリーニング前16週以内にグアナベンズ酢酸塩の服用歴がある患者又は,他の臨床研究に参加した経験のある患者。ただし,観察研究は除く。

3.グアナベンズ酢酸塩に対する薬物アレルギーのある患者

4.肝不全又は肝硬変のある患者

5.以下の臨床検査値を認める患者:

(1)ALT >430 IU/L;男性 ALT>240 IU/L;女性,又は AST > 300 IU/L

(2)プロトロンビン時間-International normalized ratio(PT-INR)≧1.5(抗凝固療法を除く)

(3)総ビリルビン値>2.0 mg/dl(ジルベール症候群の確定診断を除く)

(4)血小板数< 80,000 /μL

(5)eGFR<45(体表面積補正にて計算:標準化eGFR)

6.NAFLD /NASH以外の急性又は慢性肝疾患の既往及び合併症のある患者

(1)B型肝炎(スクリーニング時におけるB型肝炎ウイルス表面(HBs)抗原陽性により定義)又はC型肝炎(スクリーニング時におけるC型肝炎ウイルス(HCV)抗体陽性により定義)に罹患している患者

ただし,Hepatitis C virus ribonucleic acid(HCV-RNA)が陰性であると判定された抗HCV抗体陽性患者については,スクリーニング前に最低1年間,陰性であることが確認できれば,登録可能とする。

(2)自己免疫性肝炎に罹患している患者

(3)原発性胆汁性胆管炎,原発性硬化性胆管炎,ウィルソン病,α1-アンチトリプシン欠乏症,ヘモクロマトーシス又は鉄過剰症,薬物性又はアルコール性肝疾患,又は既知の胆管閉塞の既往がある患者

(4)肝細胞がんの疑い又は確定診断がされている患者

7.Human immunodeficiency virus(HIV)感染の既往のある患者

8.門脈圧亢進症の所見,(合併症:腹水,肝性脳症,静脈瘤,脾腫)を認める患者

9.スクリーニング前1年間において4週間以上の,NAFLDに関連する薬剤(アミオダロン,メトトレキサート,全身性グルココルチコイド,テトラサイクリン,タモキシフェン,ホルモン補充に使用される量よりも多い用量のエストロゲン,アナボリックステロイド,又はバルプロ酸)又は,ほかのへパトトキシンの使用歴がある患者

10.以下の薬剤の使用がある患者

(1)スクリーニング前12週においてインスリン,グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)アゴニスト受容体作動薬,SGLT2阻害薬,チアゾリジンを使用した患者

(2)スクリーニング前12週においてウルソデオキシコール酸,ビタミンEを使用した患者

(3)スクリーニング前12週において脂質異常症治療薬,高血圧治療薬の用量変更がされている患者

(4)スクリーニング前12週において経口糖尿病治療薬(DPP-4阻害薬,SU製剤,α-グルコシダーゼ阻害薬,メトホルミン)の用量変更がされている患者

(5)スクリーニング前12週において体重に大きな影響を与えることが知られている薬剤(減量用の市販薬を含む)を使用した患者

(6)中枢神経抑制薬(バルビタール,チオペンタールナトリウム,モルヒネ塩酸塩水和物,フロチゾラム,ジアゼパム等)を使用している患者 

11.スクリーニング前24週において10%の体重変化がある患者

12.肥満手術後(胃形成術及びroux-en-Y胃バイパス術など)又は治験期間に手術を予定している患者

13.1型糖尿病の既往のある患者

14.スクリーニング時にヘモグロビンA1c(HbA1c)> 9.5%の患者,又はコントロール不良な2型糖尿病の合併がある患者

15.甲状腺機能亢進症又は甲状腺機能低下症の合併,又はスクリーニングの結果,甲状腺機能障害を示す患者

ただし,甲状腺機能低下症においてはスクリーニング前12週において甲状腺補充療法を受け,検査値が安定している場合は,登録可

16.高血圧以外の要因によるニューヨーク心臓協会による心機能分類(NYHA分類)class III又はIVの心不全の既往のある患者

17.スクリーニング前24週において心筋梗塞,不安定狭心症,経皮的冠状動脈インターベンション,冠状動脈バイパス移植,又は脳卒中若しくは主要な外科的手術の既往のある患者

18.薬物乱用の既往のある患者

19.悪性腫瘍の合併のある患者

ただし,根治手術を受けた患者,又は化学療法・放射線療法が完了した患者及びホルモン療法中の患者は,登録可

20.MRIに対する不耐性が既知の患者,又はMRI検査が禁忌の患者

21.その他,治験責任医師又は治験分担医師が本治験を実施するにあたり不適当と判断した患者

治験内容

研究のタイプ

医師主導治験介入研究


主要結果評価方法

16週時におけるMRI-PDFFで測定した肝脂肪含有率(%)がベースラインから3.46%以上減少した割合(%)


第二結果評価方法

1)16週時における次の項目の測定値のベースラインからの変化量及び変化率

ただし,変化率は(16週時の値-ベースラインの値)/(ベースラインの値)と定義する。

・4mg群及び8mg群ごとの,16週時におけるMRI-PDFFで測定した肝脂肪含有率(%)がベースラインから3.46%以上減少した割合(%)

・MRI-PDFFで測定した肝脂肪含有率の変化率,変化量

・ALT,AST,γ-GTPの変化率

・体重の変化率

・血中脂質(カイロミクロンコレステロール,カイロミクロントリグリセリド,リポ蛋白コレステロール,LDLトリグリセリド,VLDLコレステロール,VLDLトリグリセリド,遊離コレステロール,アポ蛋白A1,アポ蛋白B,アディプシン,遊離脂肪酸)の変化率

・インスリン抵抗性(HOMA-IR)の変化率

・肝硬度(MRE)の変化率

・線維化マーカー(ELF score,Fibrosis-4(FIB-4),)の変化率

2) 肝疾患および肥満代謝疾患関連における新規マーカーの探索

3) 有害事象の発生割合

利用する医薬品等

一般名称

グアナベンズ酢酸塩


販売名

ワイテンス®錠 2mg

組織情報

実施責任組織

横浜市立大学附属病院


住所

神奈川県横浜市金沢区福浦1 -1 -1