進行固形癌患者を対象としたAMG 994単剤療法及びAMG 994とAMG 404の併用療法の安全性、忍容性、薬物動態及び有効性を評価する第I相、多施設共同、非盲検、用量探索及び用量拡大試験

治験

目的

本試験の主要目的は進行固形癌患者を対象に単剤療法としてのAMG 994及びAMG 994とAMG 404の併用療法の安全性及び忍容性を評価し、最大耐量(MTD)/併用療法の最大耐量(MTCD)又は第II相推奨用量(RP2D)を決定する。

基本情報

募集ステータス
募集終了

対象疾患

フェーズ1

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上100歳 以下


選択基準

1. 試験特有の何らかの手順が開始される前に文書による同意が得られている患者

2. 同意取得時点で18歳以上の患者

3. 治験責任医師の判断により3カ月を超える余命が期待される患者

4.以下に該当し、MSLN発現が確認されている転移性又は局所進行性の固形癌であることが組織学的又は細胞学的に診断されている患者、臨床的効果が確認されている確立された既存の治療法で再発した及び/又はこれらの治療法に難治性である患者:

- 標準的な全身療法が存在しない患者、又は

- 標準的な全身療法が無効であった若しくは利用できない患者

5. 用量拡大(パート2):中皮腫、膵腺癌、MSLN陽性NSCLC(扁平上皮癌又は腺癌)、高悪性度漿液性卵巣癌のいずれかを有する患者。

6. modified RECIST ガイドライン1.1に定義されている測定可能病変又は評価可能病変を1つ以上有する患者。

7. 組入れ前及びAMG 994投与期間中に生検を受ける意思がある患者。

8. 脳転移に対する治療歴がある患者は、以下の基準を満たす場合に限り適格である。:

- 組入れの2週間以上前までに根治治療を完了している。

- 根治治療後の本治験のスクリーニング時点までに中枢神経系(CNS)病変の進行又はCNS病変自体のエビデンスが画像検査で認められない。以前に定位放射線治療を実施した病変に進行がみられる患者は、適切な手段によりpseudoprogression であることが実証でき、メディカルモニターと協議した結果、適格となる可能性がある。

- CNS病変が無症状の場合、CNS病変による神経症状がベースラインにまで回復した場合、又は無症状かつ不可逆的と考えられる非重篤なCNS 病変(例:末梢神経障害)である場合、7日間以上ステロイドを中止している患者(生理的用量のステロイドは許容される)、及びCNS 病変に対して抗てんかん薬を使用していないか、用量が安定しており、スクリーニング来院前1カ月以内に発作が発現していない患者。

9. Eastern Cooperative Oncology Group Performance Status(ECOG PS)が2以下の患者

10. 以下の血液学的機能を有する患者(スクリーニング時の臨床検査前7日以内に輸血又は造血因子製剤を投与してはならない):

- 好中球絶対数(ANC)1.5 × 109/L以上

- 血小板数75 × 109/L以上

- ヘモグロビン9 g/dL以上

11. 適切な腎機能を有し、臨床検査で以下を満たす患者:

- MDRD(Modification of Diet in Renal Disease)計算式に基づく推定糸球体濾過率45 mL/min/1.73 m2以上

12. 肝機能が以下を満たす患者:

- 総ビリルビン(TBL)1.5 × 基準値上限(ULN)以下。肝転移を有する患者では3× ULN以下

- アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)3 × ULN以下。肝転移を有する患者では5 × ULN以下

- アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)3 × ULN以下。肝転移を有する患者では5 × ULN以下

- ALP 2.5 × ULN以下。肝転移を有する患者では ≤ 5 × ULN


除外基準

対象疾患関連

1. 原発性脳腫瘍、未治療又は症状を有する脳転移及び軟(髄)膜転移

その他の病歴

2. 過去2年以内に、他の悪性腫瘍の既往歴を有する患者。ただし以下の例外を除く。:

- 悪性腫瘍に対し根治目的での治療歴を有し、組入れ前3年以上活動性病変がなく、かつ再発のリスクが低いと医師が判断する患者

- 適切に治療された悪性黒色腫以外の皮膚癌又は悪性黒子で、疾患のエビデンスがないもの

- 適切に治療された子宮頸部上皮内癌で、疾患のエビデンスがないもの

- 適切に治療された非浸潤性乳管癌で、疾患のエビデンスがないもの

- 前立腺癌のエビデンスがない前立腺上皮内腫瘍

- 適切に治療された非浸潤性乳頭状尿路上皮癌又は尿路上皮内癌

3. NSCLC(扁平上皮癌)患者(パート1)、MSLN発現スクリーニングの結果MSLNが陰性であったNSCLC(扁平上皮癌、腺癌)患者(パート2)で、MSLN発現のスクリーニングを受けた患者。

4. 肉腫様中皮腫及び肺小細胞癌の患者は本試験の用量探索パート(パート1)及び用量拡大パート(パート2)から除外する。

5. 固形臓器移植の既往歴のある患者

6. Day 1前28日以内の大手術

前治療及び併用療法

7. Day 1前21日以内に抗腫瘍療法(放射線療法化学療法抗体療法、分子標的療法、又は治験薬による治療)を受けた患者。

8. Day 1前9週間以内のチェックポイント阻害薬による治療

9. 治験薬投与前4週間以内の生ワクチン療法

10. プレドニゾン換算で10 mg/day超え相当の免疫抑制性コルチコステロイド療法を現在実施中であるかDay 1前14日以内に実施した患者。全身作用がない最小限のステロイド(局所又は吸入)は許容される。

過去又は現在の臨床試験参加経験

11. 他の治験薬又は治験用医療機器により治療中の患者、又は他の治験薬や治験用医療機器による治療終了後本治験のDay 1までの期間が21日未満の患者

12. 活動性又は放射線学的後遺症の非感染性肺臓炎のエビデンスを有する患者。

13. 何らかの免疫性大腸炎の既往歴がある患者。感染性大腸炎の場合、適切な治療及び臨床的回復のエビデンスが存在し、大腸炎診断から3カ月以上経過している場合は許容される。

14. 抗体療法に対するアレルギー反応又は急性過敏症反応の既往歴がある患者

15. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)検査結果が陽性/非陰性の患者

16. 以下の検査結果に基づくB型及びC型肝炎を有する患者:

- B型肝炎表面抗原(HBsAg)陽性(慢性B型肝炎又は最近の急性B型肝炎を示す)

- HBsAg陰性かつB型肝炎コア抗体及び/又はB型肝炎表面抗体(HBsAb)陽性:ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法によるB型肝炎ウイルスDNA検査が必要である。B型肝炎ウイルスDNAが検出可能の場合、潜在性B型肝炎を示す。

- C型肝炎ウイルス抗体(HCVAb)陽性:PCRによるC型肝炎ウイルスRNA検査が必要である。C型肝炎ウイルスRNAが検出可能であれば、慢性C型肝炎を示す。

17.経口又は静脈内投与による治療を必要とする活動性感染症を有する患者。

18.活動性自己免疫疾患又は免疫不全を有する患者又はこれらの既往を有する患者。免疫抑制療法を要しない糖尿病I型、白斑、乾癬、甲状腺機能低下症又は甲状腺機能亢進症の患者は許容される。

19. Day 1前6カ月以内に心筋梗塞、症候性うっ血性心不全(ニューヨーク心臓協会[NYHA]分類 クラスIII以上)、不安定狭心症、又は薬物療法を要する不整脈が認められた患者

20. 以前の抗腫瘍療法による毒性が未回復の患者。回復とは、有害事象共通用語規準(CTCAE)第5.0版でグレード1以下となり、最低限、局所的、又は非侵襲性の処置により安定し十分に管理可能でかつ治験責任医師及びAmgen社のメディカルモニターの両者の合意により許可される場合と定義する。

- グレード3以上の大腸炎、肺臓炎若しくは神経毒性の既往歴のある患者、又は

- 以前のチェックポイント阻害薬による毒性が未回復(CTCAE 第5.0版でグレード1に回復していないと定義)の患者。

- ただし以下の例外を除く。 ホルモン補充療法により管理されている臨床的に安定した甲状腺機能低下状態は許容される。

その他の除外基準

21. 妊娠又は授乳中である、又は投与期間中及びAMG 994及び/又はAMG 404の最終投与後6カ月間に妊娠又は授乳を計画している女性。

22. 妊娠の可能性のある女性で、AMG 994及び/又はAMG 404の投与期間中及び最終投与後6カ月間に、1種類の極めて有効性の高い避妊法を使用する意思のない患者。

23. 妊娠の可能性のある女性で、Day 1に血清妊娠検査で陽性となった患者。

24. 妊娠の可能性のある女性パートナーのいる男性で、AMG 994及び/又はAMG 404の投与期間中及び最終投与後8カ月間に、禁欲(異性との性交を控える)を実行する又は避妊法を用いる意思のない場合。

25. 治験期間中及びAMG 994及び/又はAMG 404の最終投与後8カ月までの間、精子提供を控える意思のない男性患者

26. 治験治療として投与される製剤又はその組成成分に対し過敏症を有することが既知の患者

27. 患者又は治験担当医師の知る限りにおいて、治験実施計画書に定めるすべての試験来院又は手順を完了することができない、若しくは必須の治験手順を遵守できないと考えられる患者

28. 治験担当医師又はAmgen社の医師(協議があった場合)の見解で、被験者の安全性に危険をもたらす、又は試験の評価、手順又は完了を妨げると考えられる、その他の臨床的に重要な障害、病態又は疾患(上述を除く)の既往又は合併症を有する患者

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

1. 用量制限毒性(DLT)を発現した被験者数[28日]

2. 試験治療下で発現した有害事象(TETA)を発現した被験者数[最長36カ月]

3. 治験薬との関連がある有害事象を発現した被験者数[最長36カ月]

4. バイタルサインにベースラインから臨床的に有意な変化が見られた被験者数[最長24カ月]

5. 心電図(ECG)にベースラインから臨床的に有意な変化が見られた被験者数[最長24カ月]

6. 臨床検査値にベースラインから臨床的に有意な変化が見られた被験者数[最長30カ月]


第二結果評価方法

1. 客観的奏効(OR)[最長36カ月]

2. 奏効期間(DOR)[最長36カ月]

3. 全生存期間(OS)[最長36カ月]

4. 無増悪生存期間(PFS)[最長36カ月]

5. 無増悪期[最長36カ月]

6. 次治療開始までの期間[最長36カ月]

7. AMG 994の最高血清中濃度(Cmax)[最長30カ月]

8. AMG 404の最高血清中濃度(Cmax)[最長30カ月]

9. AMG 994の最低血清中濃度(Cmin)[最長30カ月]

10. AMG 404の最低血清中濃度(Cmin)[最長30カ月]

11. AMG 994の投与間隔にわたる濃度―時間曲線下面積(AUC)[最長30カ月]

12. AMG 404の投与間隔にわたる濃度―時間曲線下面積(AUC)[最長30カ月]

13. AMG 994の半減期(t1/2)[最長30カ月]

14. AMG 404の半減期(t1/2)[最長30カ月]

利用する医薬品等

一般名称

AMG 994、AMG 404


販売名

なし、なし