RS ウイルス(Respiratory Syncytial ウイルス:RSV)感染症に罹患したRSV 関連合併症が進行するリスクの高い成人外来患者を対象にrilematovir(JNJ-53718678)の有効性及び安全性を評価する後期第2 相ランダム化,二重盲検,プラセボ対照試験

目的

本研究の目的は、Respiratory Syncytial ウイルス(RSV) 下気道疾患(LRTD)症状の消失までの時間を指標にして,rilematovir の有効性をプラセボと比較して評価する。

基本情報

募集ステータス
募集前

対象疾患

RS ウイルス(Respiratory Syncytial ウイルス:RSV)


治験フェーズ

フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上85歳 以下


選択基準

・急性Respiratory Syncytial ウイルス(RSV) 感染症の診断を示唆する症状で医療施設を受診

・下気道疾患(LRTD) 症状のうちいずれか2 つ以上を有する。その症状をRSV 感染症の発症前から有していない場合,そのうち1 つは少なくとも「中等度」と評価されなければならない,又は,既存症状であると評価された場合,そのうち1 つは通常より不良と評価されていなければならない。

・両側中鼻甲介鼻腔拭い液検体について,分子学的診断検査法(PCR 又はその他)によりRSV 感染症陽性である。

・RSV 関連合併症の進行を生じさせやすくする以下のハイリスク因子のうち1 つ以上を有している:a. 65 歳以上,b. うっ血性心不全(CHF),c. 慢性閉塞性肺疾患(COPD),d. 喘息

・治験薬へのランダム割付けは,いずれかのRSV 症状の発現後又は既存の症状の増悪後72 時間以内に行う。

・スクリーニング中に入院していない。(24 時間未満を想定している緊急治療室又は病院での経過観察状態は,入院とはみなさない)


除外基準

・Rilematovir 又はrilematovir 若しくはプラセボ製剤の賦形剤のいずれかに対する既知のアレルギー,過敏症又は不耐性を有する。

・臨床的に重要な不整脈,コントロールされていない不安定な心房性不整脈,又は持続的な心室性不整脈を有する。

・慢性あるいは急性のB 型又はC 型肝炎感染が既知であるか疑いがある(病歴又は被験者の検査から)者。

・医師が免疫不全とみなした者。

・介護施設又は介護付き住宅に住んでおり,何らかの呼吸状態に対する急性期ケアマネジメントを受けている。

治験内容

研究のタイプ

企業治験介入研究


主要結果評価方法

呼吸器疾患の重症度と影響に関する質問表(RiiQ Symptom Scale) で評価したRespiratory Syncytial ウイルス(RSV) 下気道疾患(LRTD) 症状の消失までの時間:治験薬投与開始からDay 35まで:RiiQ Symptom Scaleで評価したRSV LRTD 症状[咳嗽,息切れ,喘鳴,喀痰(痰)]の消失までの時間を報告する。各症状を0~3のスケールで評価する(0=なし、1=軽度、2=中等度、3=重度)。


第二結果評価方法

・ベースライン後のRSV 関連合併症を発現した被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:ベースライン後のRSV に関連した肺合併症及び肺外合併症が認められた被験者の割合を報告する。

・抗生物質を新たに使用した,あるいは気管支拡張薬/ネブライザー,全身性コルチコステロイド,又は在宅酸素補充療法を新たに使用した又はその使用が増加した被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:抗生物質を新たに使用した,あるいは気管支拡張薬/ネブライザー,全身性コルチコステロイド,又は在宅酸素補充療法を新たに使用した又はその使用が増加した被験者の割合を報告する。

・予定外の外来受診, 救急来院,又は呼吸器感染症による入院をした被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:予定外の外来受診, 救急来院,又は呼吸器感染症による入院をした被験者の割合を報告する。

・RSV 関連合併症の発症及び/又はRSV に関連した受診の必要性の複合評価項目に適合する被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:RSV 関連合併症(肺及び肺外)の発症及び/又はRSV に関連した受診の必要性の複合評価項目に適合する被験者の割合を報告する。

・安全性及び忍容性の評価として有害事象(AE)が認められた被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:有害事象とは,治験中に医薬品(治験薬を含む)が投与された被験者に生じた,あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう。有害事象は必ずしも試験中の医薬品/生物学的製剤の投与との因果関係が認められるもののみを指すわけではない。

・臨床検査で異常値が認められた被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:臨床検査パラメータ(血液学、生化学、尿検査を含む)に異常値が認められた被験者の割合を報告する。

・心電図(ECG)に異常値が認められた被験者の割合:治験薬投与開始からDay 14まで:ECGに異常値が認められた被験者の割合を報告する。

・身体所見に異常が認められた被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:身体所見に異常が認められた被験者の割合を報告する。

・バイタルサインの異常が認められた被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:バイタルサインに異常が認められた被験者の割合を報告する。

・RiiQ Symptom Scaleスコアを用いて被験者が評価したRSV LRTD 症状の重症度のベースラインからの経時的な変化:ベースラインからDay 35まで:RiiQTM Symptom Scaleスコアを用いて被験者が評価したRSV LRTD 症状の重症度のベースラインからの経時的な変化を報告する。RiiQは4段階で評価する。各症状を0~3のスケールで0=なし、1=軽度、2=中等度、3=重度で評価する。

・RiiQ Symptom Scaleスコアで評価したLRTD症状及び2つの全身症状の消失までの期間:治験薬投与開始からDay 35まで:RiiQ Symptom Scaleスコアにより評価したLRTD症状及び2つの全身症状(熱っぽさ及び疲労)の消失までの期間を報告する。RiiQは4段階で評価する。各症状を0~3のスケールで0=なし、1=軽度、2=中等度、3=重度で評価する。

・RiiQ Symptom Scale を用いてRSV 症状(上気道疾患[URTD],LRTD,及び2 つの全身症状)の消失までの時間:治験薬投与開始からDay 35まで:RiiQTM Symptom Scale を用いてRSV 症状[URTD,(咽喉痛及び鼻閉),LRTD,及び2 つの全身症状(熱っぽさ及び疲労)]の消失までの時間を報告する。RiiQは4段階で評価する。各症状を0~3のスケールで0=なし、1=軽度、2=中等度、3=重度で評価する。

・RiiQ Symptom Scaleスコアで評価した全てのRSV症状の消失までの期間:治験薬投与開始からDay 35まで:RiiQ symptom scale scoreで評価したRSV感染症のすべての症状が消失するまでの期間を報告する。RiiQは4段階の尺度であり、すべてのスコア(合計症状尺度スコア)の平均又は2つのサブスケールとしてスコア化することができる。呼吸器症状サブスケールスコアは、URTDの2症状及びLRTDの4症状(咳、喘鳴、息切れ、痰・痰の喀出)の6症状の平均値であるのに対し、全身症状サブスケールスコアは7全身症状(頭痛、熱感、頚部痛、体の痛みや痛み、疲労/疲労、睡眠の中断、食欲不振)の平均値である。各症状を0~3のスケールで0=なし、1=軽度、2=中等度、3=重度で評価する。

・RiiQ Symptom Scaleスコアで評価した個々のRSV LRTD症状の消失までの時間:治験薬投与開始からDay 35まで:RiiQ症状尺度スコアにより評価した個々のRSV LRTD症状の消失までの時間を報告する。RiiQは4段階で評価する。各症状を0~3のスケールで0=なし、1=軽度、2=中等度、3=重度で評価する。

・Patient Global Impression of RSV Severity (PGI‑S)スケールを用いて被験者が評価した呼吸器感染症状の消失までの時間:治験薬投与開始からDay 35まで:PGI-Sスケールスコアで評価した呼吸器感染症状の消失までの期間を報告する。PGI-Sは単一項目の患者報告アウトカム(PRO)であり、その日の被験者の呼吸器感染症状の最悪スコアの重症度を把握することを目的としている。PGI-Sは5段階の順序反応尺度であり、 「今日の症状なし」(0)、 「軽度」(1)、 「中等度」(2)、 「重度」(3)、 「極めて重度」(4)からなる。""

・RiiQ Symptom Scaleスコアで評価した、すべてのRSV症状が既存の健康(状態)への回復までの期間:治験薬投与開始からDay 35まで:RiiQ Symptom Scaleスコアで評価した、すべてのRSV症状が既存の健康(状態)に戻るまでの期間を報告する。各症状を0~3のスケールで0=なし、1=軽度、2=中等度、3=重度で評価する。

・Patient Global Impression of Change(PGIC)スケールを用いて評価したRSV 感染症の改善までの時間:治験薬投与開始からDay 35まで:PGI-Cスケールによる評価によるRSV疾患の改善までの期間を報告する。PGI-Cは治験薬の服用を開始する前と比較したRSV症状の重症度の改善又は増悪に関する被験者の認識を捉えることを目的とした1 項目の被験者報告アウトカム(PRO)である。PGI-C の7 点順序回答尺度は,とても良くなった(3),いくらか良くなった(2),少し良くなった(1),変わらない(0),少し悪くなった(-1),いくらか悪くなった(-2),とても悪くなった(-3)の範囲である。

・5 Level EuroQol 5 Dimension(EQ-5D-5L)により評価された健康関連Quality of Life(HRQOL)のベースラインからの経時的な変化:ベースラインからDay 35まで:EQ-5D-5Lは,5つのHRQOLドメイン(動きやすさ,身の回りの管理,普段の活動,痛みや不快感,不安やふさいだ気分)に関する特性を示す6つの質問から構成される。5つのドメインはそれぞれ, レベル1:問題はない,レベル2:少し問題がある,レベル3:中程度の問題がある,レベル4:かなり問題がある,レベル5:極度の問題がある,の5レベルの認識された問題に分けられる。また、0(想像できる最も良い健康状態)から100(想像できる最も悪い健康状態)までの範囲の尺度である「今日の健康状態がどの程度良いか悪いか」を尋ねるビジュアルアナログスケール(VAS)も含まれる。

・RiiQ Impact Scales のベースラインからの経時的な変化:ベースラインからDay 35まで:RiiQ Impact Scalesは3つの尺度(すなわち、RiiQが日常活動に及ぼす影響は、0[困難ではない]から3[非常に困難],RiiQが感情に及ぼす影響は0[全く当てはまらない]から3[極めて当てはまる],RiiQがその他の尺度に及ぼす影響は0「全く気にならない]から3[極めて気になる]の範囲)で構成される。

・「Adult RSV,Return to Usual Activities」の質問を用いて評価した通常の健康状態への回復までの時間:治験薬の投与開始からDay 35まで:「Adult RSV,Return to Usual Activities」の質問(今日はいつもの健康状態に戻りましたか?「はい」又は「いいえ」を選択してください)を用いて評価した通常の健康状態への回復までの時間を評価する。

・「Adult RSV,Return to Usual Health」の質問を用いて評価した通常の活動に戻るまでの期間:治験薬投与開始からDay 35まで:「Adult RSV,Return to Usual Health」の質問(今日は普段の活動に戻りましたか?「はい」又は「いいえ」を選択してください)により評価した,通常の活動に戻るまでの期間を評価する。

・RiiQ Impact Scales を用いて評価した,日常活動,感情,及び社会的関係に対するRSV 関連合併症の影響がなくなる又は軽度となるまでの時間:治験薬投与開始からDay 35まで:RiiQ Impact Scales を用いて評価した,日常活動,感情,及び社会的関係に対するRSV 関連合併症の影響がなくなる又は軽度となるまでの時間を評価する。RiiQ impact scaleの目的は, 3つのスケール(すなわち、RiiQが日常活動に及ぼす影響は,0[困難ではない]から3[非常に困難である],RiiQが感情に及ぼす影響は0[全く当てはまらない]から3[極めて当てはまる],RiiQがその他の尺度に及ぼす影響は0[全く気にならない]から3[極めて気になる]の範囲)を用いてRSV 感染症の急性エピソードの影響を理解することである。""

・治験薬の初回投与直前(ベースライン)からDay 3,Day 5 及びDay 8 までのRSV のウイルス量曲線下面積(AUC):ベースライン,Day3,Day5,Day8:治験薬の初回投与直前(ベースライン)からDay 3, 5及び8までのRSVウイルス量のAUCを評価する。RSVウイルス量は、両側中鼻甲介鼻腔拭い液検体を用いた定量的逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(qRT-PCR)法により評価する。

・RSV のウイルス量のベースラインからの経時的な変化:ベースラインからDay21まで:両側中鼻甲介鼻腔拭い液検体を用いたqRT-PCR法により,RSVウイルス量のベースラインからの経時的変化を評価する。

・RSV ウイルス量が検出限界未満の被験者の割合:治験薬投与開始からDay 21まで:鼻腔拭い液の採取を予定している各評価時点における,RSV ウイルス量が検出限界未満の被験者の割合

・ベースライン後にRSV F遺伝子の塩基配列変化が認められた被験者の割合:治験薬の投与開始からDay 21まで:ベースライン後にRSV F遺伝子の塩基配列変化が認められた被験者の割合を報告する。

・Rilematovirの投与前血漿中濃度(Ctrough):Day 1, 3及び8:Ctroughは、 Rilematovirの投与前血漿中濃度と定義する。

・Rilematovirの最高血漿中濃度(Cmax):Day1、3及び8:CmaxはRilematovirの最高血漿中濃度と定義する。

・投与後12時間までのRilematovir血中濃度時間曲線下面積(AUC(0-12 h)):Day 1, 3及び8:AUC(0-12 h)は、投与後12時間までのRilematovir血中濃度時間曲線下面積と定義する。

・受診の回数及び種類の被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:受診回数及び種類(例:自宅での看護のための通院の増加、緊急治療室への通院)があった被験者の割合を報告する。

・ケアの状況の変化の被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:いずれかの治療環境(例えば、熟練した在宅看護師や介護付き在宅生活の利用を支援しない場合)でケアの状況の変化の被験者の割合を報告する。

・呼吸器又はその他の理由により入院を要する被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:呼吸器又はその他の理由により入院を要する被験者の割合を報告する。

・入院期間:治験薬投与開始からDay 35まで:入院期間(総入院期間,発生率,及び可能な場合は集中治療室(ICU)などの病棟ごとの期間を含む)を報告する。

・治験薬投与後の抗生物質の使用した被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:治験薬投与後の抗生物質の使用した被験者の割合を報告する。

・治験薬投与後の抗生物質の使用した期間:治験薬投与開始からDay 35まで:治験薬投与後の抗生物質の使用した期間を報告する。

・全身性又は吸引コルチコステロイド及び気管支拡張薬の治験薬投与後の新たな使用又は用量増量した被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:全身性又は吸引コルチコステロイド及び気管支拡張薬の治験薬投与後の新たな使用又は用量増量した被験者の割合を報告する。

・全身性又は吸引コルチコステロイド及び気管支拡張薬の治験薬投与後の新たな使用又は用量増量した期間:治験薬投与開始からDay 35まで全身性又は吸引コルチコステロイド及び気管支拡張薬の治験薬投与後の新たな使用又は用量増量した期間を報告する。

・酸素療法を新たに使用した又はその使用が増加した被験者の割合:治験薬投与開始からDay 35まで:酸素療法を新たに使用した又はその使用が増加した被験者の割合を報告する。

・酸素補充療法を要する期間:治験薬投与開始からDay 35まで:酸素補充療法を要する期間を報告する

続きは添付ファイル参照

利用する医薬品等

一般名称

Rilematovir、Placebo


販売名

なし、なし

組織情報

実施責任組織

ヤンセンファーマ株式会社


住所

東京都千代田区西神田3-5-2