企業治験
PNH患者の夜間の貧血発作を改善する薬の効果と安全性を調べる大規模な臨床試験
AI 要約前の題名
発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)患者を対象としたPegcetacoplanの有効性及び安全性を検討する無作為化、多施設共同、非盲検、実薬対照、第3相試験

目的
この治験の目的は、PNH患者でエクリズマブ治療でもヘモグロビン濃度が十分でない場合に、新しい治療法であるpegcetacoplanの有効性と安全性を確認し、エクリズマブと比較することです。
AI 要約前の目標
本治験の主要目的は、エクリズマブによる治療にもかかわらず、10.5 g/dL未満のヘモグロビン濃度が持続しているPNH患者に対するpegcetacoplanの有効性と安全性を確認し、エクリズマブと比較検討することである。
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上で、男性または女性であることです。さらに、高感度フローサイトメトリーによってPNHと診断され、スクリーニング来院の少なくとも3ヶ月前からエクリズマブの投与を受けており、その用量が一定であることが必要です。また、Hbが10.5 g/dL未満、網状赤血球数が正常値上限の1.0倍を超えている、血小板数が50,000/mm3を超えている、好中球の絶対数が500/mm3を超えていることが必要です。さらに、治験薬投与前2年以内若しくはpegcetacoplan投与開始後14日以内に特定のワクチン接種を受けていること、妊娠可能な女性は妊娠検査が陰性であり、治験期間中及び治験薬最終投与から90日後まで避妊法を用いることに同意しなければならないこと、男性は治験期間中及び治験薬最終投与から90日後まで避妊法を使用すること及び精子を提供しないことに同意しなければなりません。さらに、治験への参加を希望し、同意書への署名が可能であり、pegcetacoplanの自己投与が可能であることが必要です。BMIが35.0 kg/m2以下であることも必要です。 一方、治験に参加できない人もいます。例えば、活動性細菌感染が回復していない、遺伝性補体欠乏症を有する、骨髄移植の既往歴がある、治験薬に関連する化合物又は皮下(SC)投与に対する過敏症又は特異反応がある、他の治験へ参加している、現在授乳中の女性、非協力的である、又は治験参加のリスクを増大させたり、治験の結果を混乱させたりする可能性がある状態と治験責任医師が判断した場合、などが除外基準となります。また、心臓に関する安全性評価が含まれるため、心臓に関する適格性基準も設けられています。
AI 要約前の参加条件
性別
男性・女性
年齢
18歳以上上限なし
選択基準
1. 年齢18歳以上
2. 高感度フローサイトメトリーにてPNHと確定診断されていること
3. スクリーニング来院の少なくとも3ヵ月前からエクリズマブの投与を受けており、その用量が一定であること
4. スクリーニング来院時のHbが10.5 g/dL未満であること
5. スクリーニング来院時の網状赤血球数が正常値上限(ULN)の1.0倍を超えていること
6. スクリーニング来院時の血小板数が50,000/mm3を超えていること
7. スクリーニング来院時の好中球の絶対数が500/mm3を超えていること
8. Day 1の治験薬投与前2年以内若しくはpegcetacoplan投与開始後14日以内のいずれかにおいて、髄膜炎菌A、C、W、Y及びB型、肺炎連鎖球菌及びヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)に対するワクチン接種を受けていること。ただし、被験者がワクチン非応答者であることが力価から明らかである、又は力価が治験実施医療機関の許容限度内であることが書面で示されている場合を除く
9. 妊娠可能な女性(WOCBP)患者については、スクリーニング時及びDay -28来院時(導入期間)の妊娠検査が陰性であり、治験期間中及び治験薬最終投与から90日後まで治験実施計画書に規定された避妊法を用いることに同意しなければならない
10. 男性患者については、治験期間中及び治験薬最終投与から90日後まで、治験実施計画書に規定された避妊法を使用すること及び精子を提供しないことに同意しなければならない
11. 治験への参加を希望し、同意書への署名が可能であること
12. pegcetacoplanの自己投与を希望し、pegcetacoplanの自己投与が可能であること(介護者による投与は許容される)
13. ボディマス指数(BMI)が35.0 kg/m2以下であること
除外基準
1. Day -28来院(pegcetacoplanの初回投与)前1週間以内に活動性細菌感染が回復していない
2. スクリーニング前4週間以内に一定用量ではない鉄製剤、葉酸、ビタミンB12及びエリスロポエチン(EPO)の投与を受けている
3. 遺伝性補体欠乏症を有する
4. 骨髄移植の既往歴がある
5. 治験薬に関連する化合物又は皮下(SC)投与に対する過敏症又は特異反応がある又は既往歴がある
6. 他の治験へ参加している、又は他の治験薬の投与から30日若しくは当該治験薬の半減期の5倍の期間(いずれか長い方)が経過していない
7. 現在授乳中の女性
8. 非協力的である、又は治験参加のリスクを増大させたり、治験の結果を混乱させたりする可能性がある状態と治験責任医師が判断した場合
この治験には、心臓に関する安全性評価が含まれる。心臓に関する安全性の結果の混乱を避けるために、以下の心臓に関する適格性基準を設けた:
9. QT延長症候群、トルサード・ド・ポアント、原因不明の失神若しくは心原性失神(syncope from an uncorrected cardiac etiology)の既往歴が自身あるいは自身の家族にある、又は突然死の家族歴がある
10. 心筋梗塞、冠動脈バイパス術(CABG)、冠状動脈若しくは大脳動脈ステント留置及び/又は血管形成術、脳卒中、心臓手術、あるいは3ヵ月以内のうっ血性心不全又はクラス2以上の狭心症又はNYHA 心不全クラス> 2 による入院
11. Fridericia式による補正QT値(QTcF)が470ミリ秒(ms)超、PRが280 ms超である被験者
12. モービッツII型2度房室ブロック、2:1房室ブロック、高度房室ブロック又は完全房室ブロック。ただし、バックアップペーシング機能を備えた埋め込みペースメーカー又は埋め込み型除細動器(ICD)を使用している場合を除く
13. スクリーニング時にクラスI若しくはクラスIIIの抗不整脈薬、あるいはヒ素、メタドン、オンダンセトロン又はペンタマジンの投与を受けている
14. 治験薬投与前3週間以内に、その他のQTcを延長させる薬剤(付録4参照)の投与を一定の用量で受けている被験者
15. 治験薬の初回投与前1週間以内に、シプロフロキサシン、エリスロマイシン又はアジスロマイシンの予防投与を受けた患者(QTcFが470 ms未満の場合、抗生物質の予防投与から1週間後に心電図のスクリーニング検査を再度行わなければならない)
治験内容
この治験は、発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)という病気を対象にしています。治験のフェーズは3で、主要な結果評価方法は、16週間後の患者さんのヘモグロビン濃度が、治療前と比べてどの程度変化したかを調べます。ヘモグロビンは、血液中にある赤血球の中にあるたんぱく質で、この治験では、PNHの症状を改善するために、新しい治療法が試されています。
利用する医薬品等
一般名称
Pegcetacoplan
販売名
未定
組織情報
実施責任組織
Apellis Pharmaceuticals, Inc.
東京都中央区晴海1丁目8番11号 晴海トリトンスクエア オフィスタワーY8階
お問い合わせ情報
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