企業治験
日本人進行固形悪性腫瘍患者に対するCeralasertibの効果と安全性を調べる試験
AI 要約前の題名
日本人進行固形悪性腫瘍患者を対象としてCeralasertibの安全性、忍容性、薬物動態及び抗腫瘍効果を検討する非盲検第I相試験

目的
Treatment
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上で、男性でも女性でも構いません。参加する前に同意書に署名できる人で、標準治療が効かない、または標準治療がない固形悪性腫瘍がある人が対象です。治験薬の投与前に、心臓や肝臓、腎臓などの臓器機能が正常であることが必要です。また、治験薬の投与前に、他の治療を受けたり、心臓や血液の病気がある場合は参加できません。
AI 要約前の参加条件
性別
男性・女性
年齢
18歳以上上限なし
選択基準
1. 同意説明文書への署名が可能な者。
2. 同意取得時の年齢が18歳以上の者。
3. 標準治療に抵抗性である、若しくは標準治療が存在しない固形悪性腫瘍が組織学的又は細胞学的に確認された者。
RECIST ガイドライン第1.1 版に従い測定可能病変又は測定不能病変を有すると判断された疾患。
4. Eastern Cooperative Oncology Group/World Health Organization(ECOG/WHO)のパフォーマンスステータスが0~1 で、スクリーニング期間と治験薬の初回投与との間で悪化せず、12 週間以上の生存が見込まれる者。
5. 体重が30 kg 超で、がん悪液質[例:過去3 カ月間にわたり有害事象共通用語規準(CTCAE)グレード2 以上の体重減少]が認められない者。
除外基準
1. 以下を除く他の原発性悪性腫瘍の既往がある者:
- 悪性腫瘍に対して根治的治療が行われ、かつ治験薬の初回投与の2 年以上前には活動性疾患が認められず、再発リスクが低い。
- 非黒色腫皮膚癌又は悪性黒子に対して適切な治療を受け疾患の徴候がない。
- 上皮内悪性腫瘍疾患に対して十分な治療を受け疾患の徴候がない。
2. 脱毛症及び化学療法関連性末梢神経障害以外で、前治療では治癒しなかった毒性のうち、治験薬投与開始時にCTCAE グレード1 を超える毒性が認められる者。
3. 治験責任(分担)医師により生命を脅かす転移性内臓病変、又はコントロール不良の中枢神経系転移性病変を有すると判定された者。脊髄圧迫及び/又は脳転移のある患者は、確実に治療されており(例えば、手術や放射線療法により)、少なくとも治験治療開始前4 週間はステロイドを投与せずに安定していれば組み入れ可能とする。
4. 結核(臨床評価には臨床歴、理学的検査及びX 線画像所見、並びに各実施医療機関での手順に沿った結核検査を含む)、B 型肝炎ウイルス[HBV 表面抗原(HBsAg)陽性が判明したもの]、C 型肝炎、ヒト免疫不全ウイルス(HIV 1/2 抗体陽性)などの活動性感染症。HBV 感染の既往があるか完治した患者[B 型肝炎コア抗体(抗HBc)陽性かつHBsAg 陰性と定義]は組み入れ可とする。C 型肝炎ウイルス(HCV)抗体陽性の患者は、ポリメラーゼ連鎖反応法によるHCV のRNA の検査で陰性の場合のみ組み入れ可とする。
5. 毛細血管拡張性運動失調症と診断されている者。
6. Ceralasertib の十分な吸収を妨げる臨床的に重大な後遺症を伴う難治性の悪心・嘔吐、慢性消化器疾患に罹っている者又は過去に重大な胃及び/又は腸切除を受けたことがある者。
7. ステロイドを要する(非感染性)間質性肺疾患(ILD)/肺臓炎の既往歴を有する者、現時点でILD/肺臓炎が認められる者、又はスクリーニング時の画像検査でILD/肺臓炎の疑いが否定できない者。
8. 以下のいずれかにより治療をしている場合:
(a) 治験薬の初回投与前4 週間以内、又は免疫療法や他の半減期の長い抗体療法後8 週間以内のいずれかで、治験責任(分担)医師が最も適切と判断した期間に治験薬又は他の全身的抗がん剤治療を受けた者。
注意:前立腺癌患者でアンドロゲン遮断療法を受けた者は組み入れ可能。
(b) 治験薬の初回投与前2 週間以内に強力なCYP3A 誘導薬(阻害薬)の投与を受けた者。ただしセイヨウオトギリソウの場合は3 週間以内。
(c) ATR 阻害薬を以前投与されたことがある者。
(d) 治験薬の初回投与前4 週間以内に大手術(血管確保を除く)を受けた者。
(e) 治験薬の初回投与前4 週間以内に広範囲の照射野による放射線療法、又は2 週間以内に症状緩和を目的とした限定的照射野による放射線療法を受けた者。
9. 治験薬、放射線療法又は手術による治療を含む治験に参加している者。ただし、例えば追跡調査期など、これらの治験の治療期間以外である場合は除く。
10. 本剤又は本剤と化学構造や分類系が類似している薬剤の有効成分又は非有効成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
11. 以下の心機能基準のいずれかを有する者。
(a) 心拍数に対するFridericia 補正法を用いて算出したQT 間隔(QTcF)の平均値が心電図から算出した470 ms 以上の場合。
(b) 安静時心電図の調律、伝導、又は形態に臨床的に重要な異常が認められる者。例えば、完全左脚ブロック、第3 度心ブロック、第2 度心ブロック、第1 度心ブロックなど。
(c) 心不全、低カリウム血症、先天性QT 延長症候群、QT 延長症候群の家族歴、40 歳未満での原因不明の突然死、QT 間隔を延長させることが知られている併用薬等、QTc 延長のリスク又は不整脈事象のリスクを増大させる要因を持つ者。
(d) コントロール不良の高血圧を有する者。薬物療法を実施しても血圧が150/95 mmHg以上の者。
(e) 相対的低血圧(<100/60 mmHg)又は20 mmHg 超の血圧低下など臨床的に重要な起立性低血圧を有する者。
(f) 不安定心房細動又は安静時の心電図において心室拍数が100 bpm を超える不安定不整脈を有する者。
(g) 症候性心不全を有する者。New York Heart Association Grade がII~IV。
(h) 過去又は現在心筋症に罹っている者。
(i) 重度の心臓弁膜症を有する者。
(j) スクリーニング前6 カ月以内にコントロール不良の狭心症(薬物療法を実施してもCanadian Cardiovascular Society Grade がII~IV と分類される場合)又は急性冠症候群を発症した者。
(k) 頸動脈狭窄などの脳灌流障害のリスクがある者。スクリーニング前の過去6 カ月間に脳卒中又は一過性脳虚血発作に罹った者。
12. 以下のいずれかの臨床検査値に該当する骨髄の予備能又は臓器機能が不十分である場合。なお、除外基準に抵触しないために成長因子製剤又は輸血製剤を補助に投与することについては、特に記載がない限り、組み入れ前の14 日間は禁止とする。
(a) 好中球絶対数(ANC)<1.5×109/L
(b) 血小板数<100×109/L
(c) 過去28 日間に輸血を受けておらずヘモグロビン(赤血球濃厚液)が9 g/dL 未満
(d) 疾患によるものではなく、過去の治療による重度の汎血球減少症が持続している(4 週間超)(ANC<1.5×109/L 又は血小板<100×109/L)。
(e) アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)>2.5×基準値上限(ULN)
(f) アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)>2.5×ULN
(g) 総ビリルビン>1.5×ULN 又は>3×ULN で、ジルベール症候群(非抱合型高ビリルビン血症)を有することが確認されている場合
(h) アルカリホスファターゼ>2.5×ULN で、腫瘍と無関係な肝疾患を有する場合。腫瘍関連骨転移又は肝転移によりアルカリホスファターゼ(ALP)が上昇した患者は組み入れ可能である。
(i) Cockcroft-Gault 式により算出されたクレアチニンクリアランス<45 mL/min
(j) 顕微鏡検査又は試験紙で血尿が+++
(k) 国際標準比(INR)≥1.5、又は肝合成機能障害が新たに発現した場合
治験内容
この治験は、進行したがんの治療法を開発するために行われます。フェーズ1という段階で、まずは治療薬の安全性や副作用などを調べることが目的です。対象となるのは、進行したがんを持つ患者さんたちです。治験実施計画書で定められた用量制限を超えると、副作用が出る可能性があるため、その発生状況を調べます。また、治療薬によって引き起こされる有害事象についても調べます。治療薬の安全性や忍容性を確認することで、将来的にがん治療に役立つ治療薬を開発することが目指されています。
利用する医薬品等
一般名称
Ceralasertib
販売名
なし
組織情報
実施責任組織
アストラゼネカ株式会社
大阪府大阪市北区大深町3番1号
お問い合わせ情報
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