スチル病(全身型若年性特発性関節炎及び成人発症スチル病を含む)に伴うマクロファージ活性化症候群(MAS)又は全身性エリテマトーデスに伴うMASを有する小児及び成人に対するemapalumabの有効性、安全性及び忍容性、薬物動態及び薬力学を検討する2コホート、非盲検、単群、多施設共同試験

治験

目的

以下のコホートの患者の治療におけるemapalumabの有効性を確認する。

- コホート1:全身型若年性特発性関節炎(sJIA)及び成人発症スチル病(AOSD)に伴うMAS

- コホート2:小児及び成人全身性エリテマトーデス(SLE)に伴うMAS

基本情報

募集ステータス
募集中


フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

6ヶ月 以上80歳 以下


選択基準

- 導入期(両コホート

1. 患者又は患者の代諾者による同意取得があり、現地の法律で必要な場合、法的にその能力がある患者によるアセントが得られている。

2. 活動性MAS診断時に生後6ヵ月~80歳であった男性及び女性患者

3. 各コホートについて以下で定義する基準に該当するマクロファージ活性化症候群(MAS)を有し、標準治療に従った糖質コルチコイド(GC)による治療を要する患者

- 介入期(両コホート

1. 患者又は患者の代諾者による同意取得があり、現地の法律で必要な場合、法的にその能力がある患者によるアセントが得られている。

2. 活動性MAS診断時に生後6ヵ月~80歳であった男性及び女性患者

3. 各医療機関の診療基準に従った3日間以上の高用量GC静脈内投与に対して効果不十分が確認された患者。この標準診療のGC投与には3日間連続での30 mg/kg メチルプレドニゾロン(mPDN)パルス療法を含むがこれらに限定されない。高用量のGC静脈内投与は、PDN換算で2 mg/kg/日を下回らない用量が推奨される(又は30 kg以上の小児患者では60 mg/日以上、成人MAS患者では1 g/日以上)。患者の状態及び/又は臨床検査パラメータが急激に悪化した場合、治験責任/分担医師の判断に従い高用量GC投与開始以降3日を過ぎなくても登録できる場合がある。

4. 活動性MASの診断は担当のリウマチ性疾患専門医が以下を確認して確定する。

a. 発熱患者でフェリチン > 684 ng/mL

b. かつ、以下のいずれかの2つ:

i. 血小板数 <= 181 x10^9/L

ii. AST値 > 48 U/L

iii. トリグリセリド > 156 mg/dL

iv. フィブリノゲン濃度 <= 360 mg/dL

5. (性的に活動的であるかを問わない)妊娠可能な女性。性的に活動的な女性の場合、治験薬の投与開始から治験薬の最終投与後6ヵ月までの間に効果の高い避妊法を使用する意思がある患者であること。

- コホート1及びコホート2特有の選択基準

1. コホート1:

a. sJIA診断が確定している患者。sJIA発症時にMASが発現した患者については、sJIAが強く推定される場合、適格性を満たすものとする。

b. Yamaguchiの基準によるAOSD診断が確定している患者

2. コホート2:

a. SLICC 2012分類基準によりSLE診断が確定している患者


除外基準

1. 原発性血球貪食性リンパ組織球症(pHLH)で現れる既知の原因遺伝子変異の存在、又はパーフォリンの発現異常、又はCD107a脱顆粒アッセイ異常により確認された、若しくは家族歴を有することにより確認されたpHLH患者

2. 悪性腫瘍が確認されている患者。注:悪性腫瘍疑いの患者は、悪性腫瘍の可能性を除外するため、適宜フローサイトメトリー及び/又は組織生検により単核細胞が分類されているものとする。

3. Emapalumab投与開始時にカナキヌマブ、JAK阻害薬、TNF阻害薬及びトシリズマブによる治療を受けている患者

4. Emapalumab投与開始時にanakinra 4 mg/kg/日超の投与を継続している患者

5. 過去1ヵ月間にMASに対してエトポシド投与を受けている患者

6. 治験責任/分担医師により、患者が治験実施計画書の要件を遵守する能力が妨げられる可能性がある、又は患者を治験への組入れ及びemapalumabの投与に不適切にする、医学的/精神的な状態又は臨床検査結果が確認された患者

7. 与えられた指示又は治験手順に協力できないことが予見される患者

8. 臨床的に活動性のマイコバクテリア(定型及び非定型)感染症、カプスラーツム型ヒストプラズマ症又はサルモネラ感染症を有する患者

9. リーシュマニア感染症のエビデンスがある患者

10. 潜伏結核のエビデンスがある患者

11. 治験薬のいずれかの成分に対する過敏症又はアレルギーの病歴がある患者

12. スクリーニング前12週間以内にBacillus Calmette-Guerin(BCG)ワクチンを接種した患者

13. スクリーニング前4週間以内に生ワクチン又は弱毒生ワクチン(BCG以外)を接種した患者

14. 妊娠中又は授乳中の女性患者

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

Emapalumabの初回投与後のWeek 8に完全奏効(CR)が得られた患者の割合


第二結果評価方法

- Emapalumab開始時のプレドニゾロン(PDN)換算用量の50%未満、又はMAS発現前と同等(若しくはそれ以下)の用量までのGC漸減のうち、治験期間中の任意の時点に認められたいずれか早い方。

- 治験期間中の任意の時点での、PDN換算で1 mg/kg/日以下までのGC漸減

- 上記に定義したGC漸減が得られるまでの期間

- 初回CRまでの期間

- CR又は部分奏効(PR)と定義する前奏効(OR)が得られた患者の割合

- CR又はPRと定義する初回ORまでの期間

- CR達成後のいずれかの時点でのMASの再発

- 治験責任/分担医師の判断による不応のための治験参加中止

- 生存期間

利用する医薬品等

一般名称

Emapalumab


販売名

なし