エンザルタミドの臨床試験に参加した 前立腺がん患者さんを対象とした試験
目的
本治験は,Astellas又はPfizer Inc.の完全子会社であるMedivation, Inc.(Medivation/Pfizer)が依頼するエンザルタミドの臨床試験(すなわち親治験)(主要解析期間又は試験評価期間を少なくとも終了したもの)に参加し,エンザルタミド治療により臨床的利益が得られ続けている被験者の長期安全性データを収集することを目的とする。
参加条件
男性
選択基準
1. 現在,Astellas又はMedivation/Pfizerが依頼する治験で前立腺癌に対してエンザルタミドを投与されており,治験責任医師/治験分担医師の評価に基づき,継続治療による利益が得られる患者。治験責任医師主導治験に参加している患者は対象としない。 2. 以前の治験で受けていた治療レジメンを継続することができる患者。 治験責任医師/治験分担医師の評価において,被験者のレジメンに変更が必要な場合(例:アンドロゲン除去療法(ADT)の用量変更又は併用療法の中止)は,登録前にメディカルモニターの承認が必要である。 3. エンザルタミドカプセルの嚥下が可能で,本治験で要求された手順を遵守することができる患者。 4. 患者及び妊娠の可能性がある女性パートナーは,患者の試験期間中及びエンザルタミドの最終投与後3カ月間,2種類の避妊法(1種類は有効性の高い避妊法,1種類はバリア法でなければならない)を継続して使用することができること。 5. 治験期間中及びエンザルタミド最終投与後少なくとも3カ月間は精子提供を行わないことに同意する患者。 6. 治験期間中は,他の臨床試験に参加しないことに同意する患者。
除外基準
1. 現在登録されているエンザルタミドの臨床試験で,中止基準のいずれかに該当した患者又は癌が進行した患者。 2. 以下のいずれかによる治療を必要とするか,又は使用を計画している患者。 o 癌に対する新しい全身薬物療法(緩和放射線療法は可とする)。以前の治験で投与された薬剤を本治験で中止し,再開した場合,新たな治療にはならない。 oエンザルタミド以外の治験薬。3. 現在,治験責任医師主導介入試験に参加しており,エンザルタミドを投与している患者。 4. 治験参加には適格な患者ではあるが,合併症,感染症あるいはその他の併存している症状により,被験者に過剰のリスクを与える,もしくはデータの解釈を困難にすると判断した患者。
治験内容
利用する医薬品等
エンザルタミド / enzalutamide
販売名
イクスタンジ錠 40mg / Xtandi Tablets 40mg
組織情報
アステラス製薬株式会社
東京都中央区日本橋本町2-5-1
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