企業治験
多発性骨髄腫の再発や治りにくい患者さんに対する新薬REGN5458の第1/2段階の安全性試験
目的
再発又は難治性MM患者を対象に、新しい治療薬REGN5458の安全性、忍容性及び用量制限毒性(DLT)を評価し、第II相試験の推奨用量(RP2DR)を決定するために、第I相用量漸増パートの治験を行う。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上で男性でも女性でもOKです。ただし、がんの治療を受けている人で、治療が進んでいることが確認されている人が対象です。また、過去に特定の病気を持っている人や、心臓の状態が悪い人、特定の治療を受けたことがある人は参加できません。詳しくはプロトコルに記載されている条件を確認してください。
治験内容
この治験は、多発性骨髄腫という病気を対象にしています。治験の主な目的は、治療に使用される新しい薬剤の効果を評価することです。治験に参加する患者さんは、3回以上の治療で病気が進行したり、既存の薬剤に効かなかったりした人たちです。治験では、新しい薬剤の効果を測るために、様々な評価方法が使われます。例えば、治療後の病気の進行状況や生活の質、薬剤の副作用などが評価されます。また、日本人被験者には、特別にDLT発現率や血清中REGN5458濃度の推移が評価されます。治験の結果は、新しい薬剤の開発に役立ちます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
第II相パートの全ての第II相コホートにおける本治験の主要評価項目は以下の通りである。
・3次治療以降に疾患進行が認められた患者、又は3種類のクラスの薬剤に抵抗性を示す患者における、IMWG基準に基づき盲検化されたIRCにより判定されたORR
日本コホートのみに適用:
・最大8例の日本人被験者における初回投与からDLT観察期間終了までのDLT発現率
・日本人被験者における血清中REGN5458濃度の推移
第二結果評価方法
第II相パート(全ての第II相コホート):
・IMWG基準に基づき治験担当医師により判定されたORR
・IMWG基準に基づき、IRC及び治験担当医師により判定されたDOR及びPFS
・MRD陰性状態の割合
・OS
・HRQoL並びに患者報告による症状及び機能(欧州がん治療研究機構による生活の質に関する質問票[EORTC QLQ-C30]、Quality of Life Questionnaire-Multiple Myeloma module 20[QLQ-MY20]及びEuroQoL-5 Dimension-3 Level Scale[EQ-5D-3L]による)に対するREGN5458の効果の評価
・EORTC QLQ-C30による、患者が報告した全般的健康状態/QoLのベースラインからの変化
・EORTC QLQ-C30による、患者が報告した全般的健康状態/QoLの明確な悪化までの期間
・全般的健康状態(EQ-5D-3Lによる)、患者報告による機能及び症状(EORTC QLQ-C30及びQLQ-MY20による)に対するREGN5458の効果の評価
・REGN5458によるTEAE及びAESIの発現率及び重症度
・血清中REGN5458濃度の推移
・REGN5458に対するADAの発現率の推移
治験フェーズ
フェーズ1: 健康な成人が対象
利用する医薬品等
一般名称
REGN5458
販売名
なし
実施組織
Regeneron Pharmaceuticals, Inc.
東京都中央区新川一丁目21番2号茅場町タワー
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