アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎(AFRS)を有する患者を対象としたデュピルマブの有効性と安全性を評価するランダム化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間試験

目的

主要 - 以前にAFRSに対する手術を受けたことがあるAFRS患者における全身性ステロイド薬(SCS)によるレスキュー治療又は手術の必要性を減少させるデュピルマブの効果を評価する 副次 - AFRS患者における副鼻腔の混濁を軽減するためのデュピルマブ投与による有効性を評価する - レスキュー治療の必要性の減少におけるデュピルマブの有効性を評価する - AFRSの症状改善におけるデュピルマブ投与による有効性を評価する - AFRS患者における鼻茸を縮小するためのデュピルマブの有効性を評価する - AFRSの全体的な症状の重症度及び生活の質の改善におけるデュピルマブの有効性を評価する - AFRS患者の嗅覚の改善におけるデュピルマブの有効性を評価する - 副鼻腔の3次元CT容積測定で評価されるデュピルマブの有効性を評価する 続きは7-(5):その他 参照

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎


治験フェーズ

フェーズ3

参加条件

性別

男性・女性


年齢

6歳 以上上限なし


選択基準

1) 同意説明文書への署名時の年齢が6歳以上の被験者(又は実施医療機関がある国における青年の最低法的年齢)

2) Bent & Kuhnの診断基準によりAFRSと診断された被験者(以下の全てを満たす)

- 真菌菌糸に対するIgE誘導炎症反応(血清中特異的IgE又は皮膚検査)

- 皮膚検査(スクリーニング時又は過去12か月の皮膚検査陽性の記録)による真菌に対する感受性のエビデンス、又はスクリーニング時の血清中真菌特異的IgE陽性

- スクリーニング時の鼻腔内視鏡検査で確認された鼻茸

- スクリーニング期間中に実施されたCT画像評価での特徴的徴候。中央読影評価による以下の徴候を含める

* 高密度域

* 骨脱灰

* 副鼻腔の骨侵食

- 真菌染色陽性の有無にかかわらず、副鼻腔組織に真菌が浸潤していない好酸球性ムチン/粘液(スクリーニング前5年以内又はスクリーニング時に特定された)

3) 以下を有するAFRS患者

- Visit 1(中央読影)及びVisit 2(実施医療機関での読影)の内視鏡鼻茸スコア (NPS)が片側性ポリープで最大4のうち2以上又は両側性ポリープで最大8のうち3

- スクリーニング期間中のCT画像でLund Mackay(LMK)スコアが片側性ポリープで9又は両側性ポリープで12の副鼻腔混濁

4) AFRSに対する鼻副鼻腔手術歴

5) 体重15 kg以上


除外基準

以下のいずれかの基準に該当する場合は、治験の組入れ対象から除外する

- Visit 1又は主要有効性評価項目の評価を困難とするような状態/合併症を有する患者

- 鼻腔の悪性腫瘍及び良性腫瘍を有する患者

- 副鼻腔組織への真菌浸潤が認められる患者

- 治験責任(分担)医師の判断により、本治験の参加に悪影響を及ぼす可能性がある重度の併発疾患がある患者

- 適切な治療を受けた記録がある場合を除き、活動性の結核(TB)、非結核性抗酸菌感染症、又は治療未完了のTBを有する患者は本治験から除外される

- 寄生虫感染と診断されている、寄生虫感染が疑われるか、そのリスクが高い患者

- 免疫不全の既往歴が判明している又は疑われる患者

- 抗生物質、抗ウイルス薬又は抗真菌薬の全身投与が必要な活動性の慢性又は急性感染症の所見がスクリーニング来院(Visit 1)前2週間以内又はスクリーニング期間中に認められた患者

- デュピルマブ又はその賦形剤に対する全身性の過敏症又はアナフィラキシーの既往歴がある患者

- デュピルマブのこれまでの治験へ参加した若しくは市販で入手可能なデュピルマブで治療した患者

- スクリーニング期間中に、鼻腔内投与ステロイド薬、鼻腔内ステロイド徐放器具/ステント、Xhanceのような呼気送達システムを用いた鼻腔用噴霧剤を投与した患者

- Visit 1前の少なくとも4週間以内に、鼻腔内投与ステロイド薬 (INCS)噴霧剤を使用している患者。安定用量を継続的に受けている場合は除く

- Visit 1前6か月以内に副鼻腔手術(ポリープ切除を含む)を受けた患者

- 以下の投与を受けた患者:

* 炎症性疾患又は自己免疫疾患を治療する目的の生物学的製剤/全身性免疫抑制剤:Visit 1前の半減期の5倍の期間以内

* 全ての開発中のモノクローナル抗体:Visit 1前の半減期の5倍以内

* 抗IgE療法(オマリズマブ):Visit 1前4か月以内

- Visit 1前4週間以内に生(弱毒性)ワクチンを接種した患者

- Visit 1の30日間以上前から継続的に治療を受けている場合を除き、ロイコトリエン拮抗薬/修飾薬の投与を受けている患者

- アレルゲン免疫療法をVisit 1前3か月以内に開始、又はスクリーニング期間中若しくは投与期間中に開始予定あるいは用量を変更する予定の患者

- スクリーニング期間中に全身性ステロイド薬(SCS)投与を受けた患者

- スクリーニング来院(Visit 1)前30日以内の静脈内免疫グロブリン療法及び/又は血漿交換を受けた患者

治験内容

研究のタイプ

企業治験介入研究


主要結果評価方法

1. 予定している治験薬投与期間中に全身性ステロイド薬(SCS)投与を受ける及び/又はAFRSに対する手術を実施する/予定がある患者の割合[評価期間:ベースラインからWeek 52]

予定している治験薬投与期間中にSCS投与を受ける及び/又はAFRSに対する手術を実施する/予定がある患者の割合


第二結果評価方法

1. Week 52でのLund Mackay(LMK)スコアを用いたCT画像で評価する副鼻腔混濁度のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 52]

LMK合計スコアは、各副鼻腔領域のCT所見の評価に基づく。粘液混濁度の範囲は、0(正常)から24(完全混濁)で評価される

2. Week 24でのLMKスコアを用いたCT画像で評価する副鼻腔混濁度のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 24]

LMK合計スコアは、各副鼻腔領域のCT所見の評価に基づく。粘液混濁度の範囲は、0(正常)から24(完全混濁)で評価される

3. 予定している治験薬投与期間中にSCS投与を受ける患者の割合[評価期間:ベースラインからWeek 52]

4. 予定している治験薬投与期間中にAFRSに対する手術を実施する又は予定がある患者の割合[評価期間:ベースラインからWeek 52]

5. 予定している治験薬投与中のSCSの総投与量[評価期間:ベースラインからWeek 52]

6. 予定している治験薬投与中のSCSの総治療数[評価期間:ベースラインからWeek 52]

7. 予定している治験薬投与中のSCSの総日数[評価期間:ベースラインからWeek 52]

8. Week 24及びWeek52での鼻症状日誌による月平均鼻づまり/鼻閉スコアのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 24及びWeek 52]

鼻づまり/鼻閉スコアは0(症状なし)~3(重度の症状)でスコア化評価される

9. Week 24及びWeek 52での鼻症状日誌による月平均前/後鼻漏スコアのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 24及びWeek 52]

鼻漏スコアは0(症状なし)~3(重度の症状)でスコア化評価される

10. Week 24及びWeek 52でのプラセボと比較した内視鏡下鼻茸スコア(NPS)のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 24及びWeek 52]

鼻茸スコア(NPS)の合計は、左右の鼻孔の和であり範囲は0(ポリープなし)~8(下鼻腔の完全な閉塞を引き起こしている大きなポリープを認める)である

11. Week 24及びWeek 52での22項目の副鼻腔に関する評価質問票(SNOT-22)のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 24及びWeek 52]

SNOT-22は、22項目の副鼻腔に関する評価質問票である。合計スコアは範囲が0~110で、スコアが高くなるほど副鼻腔炎に関連する健康上の負荷が高いことを示す

12. Week 24及びWeek 52での鼻症状日誌による月平均全症状スコア(TSS)のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 24及びWeek 52]

TSSの範囲は0~9で、スコアが高いほど症状の重症度が高いことを示す

13. Week 24及びWeek 52での副鼻腔炎ビジュアルアナログスケール(VAS)のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 24及びWeek 52]

VASのスコア範囲は0(わずらわしくない)~10(考えられる最も悪いわずらわしさ)である

14. Week 24及びWeek 52でのペンシルベニア大学嗅覚識別検査(UPSIT)のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 24及びWeek 52]

UPSITのスコア範囲は0~40で、40が最高スコアである

15. Week 24及びWeek 52での鼻症状日誌を用いた嗅覚減少/障害のスコアのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 24及びWeek 52]

嗅覚減少/障害のスコア範囲は0(症状なし)~3(重度の症状)である

16. 副鼻腔の3次元CT容積測定におけるベースラインからWeek 52までの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 24及びWeek 52]

17. Week 52までの治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)及び重篤な有害事象(SAE)の発現[評価期間:ベースラインからWeek 64]

18. デュピルマブの経時的な血清中濃度[評価期間:ベースラインからWeek 52]

19. 52週間の投与期間にわたるプラセボと比較した血清中総IgEのベースラインからの変化率[評価期間:ベースラインからWeek 52]

20. 52週間の投与期間にわたるプラセボと比較した血清中真菌特異的IgEのベースラインからの変化率[評価期間:ベースラインからWeek 52]

21. 経時的な治験薬投与下で発現したデュピルマブに対する抗薬物抗体(ADA)の発現の評価[評価期間:ベースラインからWeek 64]

利用する医薬品等

一般名称

デュピルマブ(遺伝子組換え)、プラセボ


販売名

なし、なし

組織情報

実施責任組織

サノフィ株式会社


住所

東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー