標準治療で効果不十分な活動性全身性エリテマトーデス患者を対象としてEfavaleukin Alfaの有効性及び安全性を評価する第IIb相用量設定試験

治験

目的

主要な目的は活動性全身性エリテマトーデス患者を対象としてefavaleukin alfaの有効性及び安全性を評価すること。

基本情報

募集ステータス
募集中


フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上75歳 以下


選択基準

1. 試験特有の何らかの手順が開始される前に文書による同意が得られている患者

2. 18歳以上75歳以下である患者

3. 2019年の欧州リウマチ学会(EULAR)/米国リウマチ学会(ACR)のSLE分類基準(Aringer et al, 2019)を満たしており、スクリーニング時にHep-2細胞に対する蛍光抗体法により抗核抗体が80倍以上である患者。スクリーニング期間及び治験期間を通じて、SLEの分類基準及びhSLEDAIスコアリングにはPhadia法に基づく抗dsDNA抗体の結果を使用する。

4. Hybrid SLEDAIスコアが6点以上かつ「臨床」hSLEDAIスコアが4点以上。「臨床」hSLEDAIは、尿及び免疫学的パラメータなどの臨床検査パラメータに起因するスコアを除外したhSLEDAI評価スコアである。以下の治験実施計画書固有の規則が含まれる。

5. イギリス諸島ループス評価グループ(BILAG)指標スコア(BILAG 2004)がA項目1つ以上又はB項目2つ以上。

6. ヒドロキシクロロキン、クロロキン、キナクリン、ミコフェノール酸モフェチル、アザチオプリン、メトトレキサート、ダプソン、ミゾリビン、経口カルシニューリン阻害薬又はOCSのうち、いずれか1つ以上のSLE治療薬(又は各地域の同等の薬剤)を使用していなければならない。被験者は、SLEに対する過去の抗マラリア薬又は免疫抑制薬の投与の試行記録がある場合に限り、OCS単独投与(プレドニゾン換算で10 mg/日以上)を受けながら本治験に参加してもよい。すべての抗マラリア薬及び免疫抑制薬は、スクリーニング前8週間以上にわたり一定の用量でなければならない。一方、OCSはスクリーニング前2週間以上にわたり一定の用量でなければならない。

7. OCSを服用している患者については、プレドニゾン換算で20 mg/日以下の用量であり、かつスクリーニング来院前2週間以上用量が安定していなければならない。


除外基準

1. スクリーニング時の尿タンパク/クレアチニン比が3000 mg/g(又は同等の値)以上又はスクリーニング前1年以内に寛解導入療法を必要としたループス腎炎を有する患者。

2. スクリーニング前1年以内に活動性のCNSループス(無菌性髄膜炎、運動失調、CNS血管炎、脳ニューロパチー、脱髄症候群、視神経炎、精神病、痙攣発作又は横断性脊髄炎を含むがこれらに限定されない)を有する患者。

3. 現在又はスクリーニング前1年以内に、SLE以外の炎症性関節疾患又は皮膚疾患の診断(治験責任医師による確認)を受けており、治験責任医師の判断に基づきSLE疾患の評価に影響を及ぼすと考えられる患者。

4. スクリーニング来院前4週間以内に抗感染症薬の投与を必要とした活動性感染症(慢性又は限局性の感染症を含む)を有するか、スクリーニング来院前8週間以内に入院又は抗感染症薬の静脈内投与を必要とする重篤な感染症を有する患者。

5. 活動性結核活動性結核活動性結核又は潜在性結核を有し、地域の標準治療に従った適切な治療歴が記録されていない患者。

6. 悪性腫瘍の既往を有する患者。ただし、以下の場合この限りではない。:

-スクリーニングから5年より前に完治した非黒色腫皮膚癌

-スクリーニングから5年より前に完治した子宮頸癌

-スクリーニングから5年より前に完治した乳管癌

7. シクロホスファミド、クロラムブシル、ナイトロジェンマスタード又はその他のアルキル化剤の投与を現在受けているかスクリーニング前6カ月以内に受けた患者、シロリムスの投与を現在受けている又はスクリーニング前4週間以内に受けた患者。

8. JAK阻害薬の投与を現在受けているか、スクリーニング前3カ月以内又は5半減期未満(いずれか長い方)に受けていた患者。

9. 免疫チェックポイント阻害薬阻害薬阻害薬PD-1阻害薬、PD-L1阻害薬、CTLA-4阻害薬等)の投与を現在受けているか受けていた患者。

注:アバタセプトはCTLA-4阻害薬ではないとみなし、以下に記載する。

10. T細胞除去薬(抗胸腺細胞グロブリン、Campath等)による治療を現在受けているか、スクリーニング前12カ月以内に受けていた患者。

11. 次の生物学的製剤の投与を現在受けているか受けていた患者:スクリーニング前6カ月以内にリツキシマブの投与を受けた患者、スクリーニング前3カ月以内にアバタセプト及びベリムマブの投与を受けた患者、スクリーニング前の5半減期未満に他の生物学的製剤の投与を受けた患者。

12. スクリーニング前2週間以内にコルチコステロイドの関節内投与、病変内投与又は筋肉内投与を受けたか、スクリーニング前6週間以内にコルチコステロイドの静脈内投与を受けた患者。

13. スクリーニング前5週間以内に生ワクチンの接種を受けたか、本治験の投与期間中及び投与期間終了後6週間以内に生ワクチンの接種を予定している患者。

14. 他の医療機器又は医薬品の治験に現在参加している患者。

15. 他の治験薬又は治験機器による治療を終了し、スクリーニング時に治験薬の最終投与から3カ月又は5半減期(いずれか長い方)未満である患者。

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

1. 52週時に全身性エリテマトーデスレスポンダー指数Index-4(SRI-4)レスポンスを達成した被験者の割合[52週]

 SRI-4レスポンスは、ベースラインと比較して、ハイブリッド全身性エリテマトーデス疾患活動性指数(hSLEDAI)スコアが4ポイント以上減少し、新たなイギリス諸島ループス評価グループ(BILAG)2004 Aドメインスコアが認められず、新たなBILAG 2004 Bスコアが1以下と定義する。ベースラインから0.3ポイント未満の医師による全般評価(PGA)VASの悪化(スケール0~3)。


第二結果評価方法

1. 24週時及び52週時にイギリス諸島ループス評価グループに基づく統合ループス評価(BICLA)レスポンスを達成した被験者の割合[24週及び52週]

 BICLA反応は、登録時に中等度又は重度の疾患活動性を有するすべての器官系におけるベースラインのイギリス諸島ループス評価グループ(BILAG)ドメインスコアの改善の少なくとも1段階と定義する(例:すべてのA(重症)ドメインのスコアがB(中等度)、C(軽度)又はD(活動性なし)に低下し、すべてのBドメインのスコアがC又はDに低下した場合)。ベースラインと比較して、新たなBILAG 2004 Aドメインスコアがなく、新たなBILAG 2004 Bドメインスコアが1以下;医師による全般評価(PGA)がベースラインから0.3ポイント未満の悪化(スケール0~3);治験実施計画書に規定された治療以外の治療は開始しない。

2. 投与52週時にループス低疾患活動性状態(LLDAS)に達した被験者の割合[52週]

 LLDAS反応は、複合全身性エリテマトーデス疾患活動性指数(hSLEDAI)スコアが4以下で、主要器官(腎、中枢神経系(CNS)、心肺、血管炎、発熱)に活動性がなく、溶血性貧血も消化管活動性もない反応と定義する。前回の評価と比較してループス疾患活動性の新たな所見はない;医師による全般重症度評価(PGA)(スケール0~3)で1ポイント以下プレドニゾンと同等の用量7.5 mg/日以下;免疫抑制剤及び承認された生物学的製剤の標準的な維持用量。

3. 経口コルチコステロイド(OCS)の7.5 mg/日以下への44週時までの減量及び52週時までの維持が認められたベースライン時のOCS用量が10 mg/日以上の被験者の割合[52週]

 SOC療法で効果不十分なSLE患者を対象として、経口コルチコステロイド(OCS)漸減と併用したefavaleukin alfaの有効性を評価する。

4. 投与24週時に全身性エリテマトーデスレスポンダー指数Index-4(SRI-4)反応を達成した被験者の割合 [24週]

 SRI-4反応は、複合全身性エリテマトーデス疾患活動性指数(hSLEDAI)スコアが4ポイント以上減少と定義する。ベースラインと比較してイギリス諸島ループス評価グループ(BILAG)2004 Aドメインスコアの新規獲得はなく、 BILAG 2004 Bスコアの新規獲得は1以下;ベースラインからの0.3ポイント未満の医師による全般評価(PGA)の悪化(スケール0~3)。

5. 24週時及び52週時のハイブリッド全身性エリテマトーデス疾患活動性指数(hSLEDAI)反応を達成した被験者の割合[24週及び52週]

 hSLEDAIスコアの4ポイント以上の減少をhSLEDAI反応と定義する。

6. 圧痛関節数及び腫脹関節数がベースラインから50%以上改善した被験者(ベースライン時に圧痛関節数及び腫脹関節数が6以上であった被験者のうち、投与8週時、12週時、24週時、36週時及び52週時)[ベースライン、8、12、24、36及び52週]

 28関節を用いて、その他のSLEの有効性評価項目に対するEfavaleukin Alfaの効果を評価する。腫脹の有無について合計28関節を評価する。手と手首の関節のスコアを別々に算出する

7. Cutaneous Lupus Erythematosus Area and Severity Index(CLASI)活動性スコアがベースラインから50%以上改善した患者(投与8、12、24、36及び52週時)かつベースライン時のCLASI活動性スコアが8以上の患者[ベースライン、8、12、24、36及び52週]

 Efavaleukin Alfaがその他のSLEの有効性評価項目に及ぼす影響を評価する。

8. 再燃が認められた被験者の割合[52週]

 再燃は、イギリス諸島ループス評価グループ(BILAG)スコアの指定が「悪化」又は「新規」である場合と定義される。

9. 患者報告アウトカム測定情報システムFatigue Short Form 7 a Instrument(PROMIS Fatigue SF 7 A)の疲労スコアのベースラインからの変化量[ベースライン、8、12、24、36及び52週]

 患者報告アウトカムを用いてEfavaleukin Alfaによる治療効果を記述する。

10. Medical Outcomes Short Form-36質問票スコアのベースラインからの変化量[ベースライン、8、12、24、36及び52週]

 患者報告アウトカムを用いてEfavaleukin Alfaによる治療効果を記述する。

11. ループス生活の質(QoL)質問票スコアのベースラインからの変化量[ベースライン、8、12、24、36及び52週]

 患者報告アウトカムを用いてEfavaleukin Alfaによる治療効果を記述する。

12. 有害事象(AE)及び重篤な有害事象(SAE)を発現した被験者数 [最長56週]

 Efavaleukin Alfaの安全性の特徴を明らかにする。

13. 臨床検査値及びバイタルサイン測定値に臨床的に意味のある変化が認められた被験者数[最長56週]

 Efavaleukin Alfaの安全性の特徴を明らかにする。

14. Efavaleukin Alfaのトラフ時血清中濃度及びスパース時血清中濃度[最長52週]

 Efavaleukin Alfaの薬物動態(PK)を明らかにする。

利用する医薬品等

一般名称

Efavaleukin Alfa(AMG 592)


販売名

なし