IgA腎症の被験者を対象とした VIS649の有効性及び安全性を評価する多施設共同、無作為化、二重盲検、プラセボ対照、複数用量試験

治験

目的

安全性に関する主要目的

• IgANの被験者を対象に、ACEI/ARB療法(SOC)に上乗せするVIS649(各3用量レベル)月1回12ヵ月間静脈内投与の安全性及び忍容性をACEI/ARB療法(SOC)に上乗せするプラセボ(生理食塩水)注入の場合と比較評価すること

有効性の主要目的

• IgANの被験者を対象に、ACEI/ARB療法(SOC)に上乗せするVIS649(各3用量レベル)月1回12ヵ月間静脈内投与の蛋白尿に関する用量反応性をACEI/ARB療法(SOC)に上乗せするプラセボ(生理食塩水)注入の場合と比較評価すること

基本情報

募集ステータス
募集終了

対象疾患

フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上上限なし


選択基準

1. 同意文書に署名した時点で18歳以上の男性又は女性。

2. 生検で診断されたIgANを有する。

3. 実施国のSOC及び適用されるガイドラインに従い、安定した最大耐量でACEI又はARBの投与をスクリーニング前の3ヵ月以上受けていることが医療記録に示されている。被験者はこれらの薬剤の最大推奨用量の50%以上で投与を受けていることが最も望ましいが、(最大推奨用量の50%未満であっても)各自の最大耐量の投与を3ヵ月以上受けている被験者は組入れ可能である。ACEI/ARB療法に不耐容である被験者は、血圧管理を含むIgANの全体的な管理が実施国のSOC及び適用されるガイドラインに従っている場合、本治験への参加に適格であるとみなされる。

4. 24時間蓄尿で測定したuPCRが0.75 g/g以上、又は24時間蓄尿で測定した24時間尿蛋白が1.0 g/日以上である。

• 蛋白尿は、最近の激しい運動、発熱又は結果に影響を及ぼす可能性のあるその他の問題がなく、被験者が定常状態にあると考えられるときに評価すること。メディカルモニターとの相談後に被験者が定常状態になかったと判断された場合、再検査が認められることがある。

5. CKD-EPI式を用いて算出されたeGFRが45 mL/min/1.73 m2以上である。

• メディカルモニターとの相談後に被験者が定常状態になかったと判断された場合、再検査が認められることがある。

• eGFRが30 mL/min/1.73 m2以上45 mL/min/1.73 m2未満の被験者も、初回スクリーニング日前12ヵ月以内に腎生検を受けており、50%超の尿細管間質性線維症(MEST-CスコアでT2)及び糸球体の25%超の半月体(MEST-CスコアでC2)を認めないことを条件に、スクリーニングを受けることができる。eGFRは、体液量の状態、結果に影響を及ぼす可能性のある投薬[例、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、アミノグリコシド、コトリモキサゾール]に関する最近の変化や、食事からの蛋白質摂取量の変化がなく、被験者が定常状態にあると考えられるときに測定すること。

6. 被験者の血清Ig値は以下の基準を満たさなければならない。

• IgG: ≥ 700 mg/dL

• IgM: ≥ 37 mg/dL

• IgA: ≥ 70 mg/dL

7. 妊娠する可能性のある女性被験者は、初回投与前に血清妊娠反応が陰性でなければならない。

8. 別に規定される避妊要件を厳守する意思がある。

9. 被験者又は法定代理人は本治験の目的及びリスクを理解でき、また自由意思により同意文書を提出すること。


除外基準

1. 治療担当医師によって二次性IgAN[例、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病(IgA血管炎)、感染症に伴うIgAN、又は肝硬変を伴うIgAN]を有すると判断された。

2. IgAN以外のCKDが併存する。

3. 腎生検でさらなる病理所見(例、糖尿病性腎臓病、膜性腎症又はループス腎炎)が認められる。ただし、高血圧性血管変化は許容される。

4. 腎生検でオックスフォードIgAN分類スキーマに基づきMEST又はMEST-CスコアがT2又はC2である。MESTスコアリングが実施されなかった場合は、50%超の尿細管間質性線維症、又は糸球体の25%超で半月体を認める場合に除外対象とする。

5. ネフローゼ症候群を有する[本目的上、24時間蛋白尿が3.5 g超であり、低アルブミン血症(血清アルブミン2.5 g/dL未満)、高脂血症(総コレステロール350 mg/dL超)及び浮腫が併存すると定義する]。ネフローゼの範囲の蛋白尿(3.5 g/日超)のみの場合は適格である。

6. 固形臓器移植(腎臓を含む)を受けたことがある。

7. 骨髄移植又は血液幹細胞移植を受けたことがある。

8. 現在、全身性免疫抑制剤の投与を受けている(局所、眼科用、経直腸、又は吸入コルチコステロイドを除く)。

9. 初回スクリーニング前16週以内に全身性コルチコステロイド療法(局所、眼科用、経直腸、又は吸入コルチコステロイドを除く)を受けた。

10. 初回スクリーニング前16週以内に全身性免疫抑制剤(例、ミコフェノール酸モフェチル、アザチオプリン、カルシニューリン阻害薬、シクロホスファミド/細胞傷害性薬剤)による治療を受けた。

11. 慢性感染症[例、慢性尿路感染症、慢性副鼻腔炎、気管支拡張症、活動性肺結核又は全身性結核、慢性ウイルス性肝炎(例、C型肝炎又はB型肝炎)、又はヒト免疫不全ウイルス感染症]を有する。詳細については4.1項「全体的なデザイン」参照。

12. スクリーニング時に急性感染症が認められる。急性感染症(例、尿路感染症又は気道感染症)が回復後、この感染症にかかりやすくなる免疫抑制状態の証拠が認められない場合、被験者を再スクリーニングすることができる。

13. 1型糖尿病を有する。

14. コントロールされていない2型糖尿病を有する(スクリーニング時のヘモグロビンA1c値が8%超を根拠とする)。

15. 血圧がコントロールされていない(収縮期血圧が140 mm Hg超又は拡張期血圧が90 mm Hg超)。収縮期及び拡張期血圧は、被験者が静かな部屋で妨げられることなく座位又は仰臥位で5分以上安静にした状態で測定すること。血圧は完全な自動装置で測定すること。3回以上読み取り、その3回から平均値を算出すること。

16. 多発性硬化症などの慢性自己免疫性神経変性疾患の既往歴を有する。

17. 治験薬のいずれかの成分に既知のアレルギー又は不耐性を有する。

18. 授乳中である。

19. 治験責任医師の判断に基づき、非代償性又はコントロール不良の虚血性心疾患又は心筋症を有する。

20. 過去1年間に全身性ステロイド療法を必要とした慢性閉塞性肺疾患(COPD)又は喘息を有する。COPDを有する場合、重症度は慢性閉塞性肺疾患のためのグローバルイニシアティブ1(軽度)」[1秒間の強制呼気容量(FEV1)が予測値の80%超と定義される]を超えてはならない。

21. 既知の肝硬変又は肝機能不全(凝血異常あり、血小板が100,000/µL未満、又はアラニンアミノトランスフェラーゼが基準値上限の3倍超と定義される)を有する。

22. 非黒色腫皮膚癌及び子宮頚部上皮内癌を除く、活動性悪性腫瘍を有する又は悪性腫瘍に対して化学療法を受けている。悪性腫瘍の既往歴を有し、癌のない期間が5年以上であることが記録されている被験者は組み入れることができる。

23. 扁桃摘出術を受けることが予定されている。過去の扁桃摘出は許容される(スクリーニングの6ヵ月以上前である場合)。

24. 最初のスクリーニング前3ヵ月以内に別の治験薬又は装置の試験に参加した。

25. 治験責任医師の意見に基づき、本治験への参加により被験者を高いリスクにさらすことになる、上記以外の既存の疾患を有する。

26. 治験実施計画書の手順及び(又は)治験来院スケジュールに従うことができない。

27. 治験責任医師の意見で、被験者の安全性又は治験参加を危うくする、アルコール又は薬物乱用が分かっている又は疑われる。

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

安全性:

• 重症度別の有害事象、臨床検査、バイタルサイン測定及び身体的診察

有効性:

• Month 12(すなわち、12回目の投与後約30日)時点のuPCR(24時間蓄尿又は意図した24時間蓄尿から自然対数尺度で測定)のベースラインからの変化量


第二結果評価方法

利用する医薬品等

一般名称

VIS649


販売名

未定