企業治験
進行した胃がんまたは食道胃接合部がんの治療に、新しい抗がん剤Bemarituzumabと他の治療薬を併用することの安全性、忍容性、効果を調べる試験(FORTITUDE-103)
目的
この治験の目的は、Bemarituzumabと他のがん治療薬を一緒に使った場合の安全性や耐用性を調べることです。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上100歳以下の男性・女性で、胃や食道胃接合部のがんで、特定の検査であるIHCでFGFR2b過剰発現が確認された人、ECOGパフォーマンスステータス1以下で、治療効果判定規準に基づく測定可能病変または評価可能病変を持っている人、治験薬と矛盾しない治療を受けている人、臓器機能が保たれている人です。ただし、過去に特定の治療を受けたことがある、心疾患がある、他の悪性腫瘍の既往歴がある、大手術や他の治験を受けたばかりの人、角膜の異常があるなどの場合は参加できません。
治験内容
この治験は、胃癌や食道胃接合部癌という病気を対象に行われます。治験のフェーズはフェーズ1で、主な評価方法は、治療を受けた被験者の中で、副作用が出た人の数や、治療中に起こった有害事象の数を調べます。また、治療薬の効果を調べるために、薬の濃度や血中濃度、投与間隔なども調べます。治療薬の効果については、奏効率や奏効期間、病勢コントロール率、無増悪生存期間、全生存期間などを調べます。治験は最長で2年間行われます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
1. パート1:用量制限毒性(DLT)を発現した被験者数[Day 1からDay 21]
2. パート1:試験治療下で有害事象を発現した(TEAE)被験者数[Day 1から治験終了まで(最長約1年間)]
3. パート2:固形がんの治療効果判定のためのガイドライン(RECIST v1.1)に基づく客観的奏効(OR)[最長30ヵ月]
第二結果評価方法
1. パート1:Bemarituzumabの濃度-時間曲線下面積(AUC)[Day 1から治験終了まで(最長約1年間)]
2. パート1:Bemarituzumabの最高血中濃度(Cmax)[Day 1から治験終了まで(最長約1年間)]
3. パート1:Bemarituzumabの投与間隔終了時の濃度(Ctrough)[Day 1から治験終了まで(最長約1年間)]
4. パート1:RECIST v1.1に基づくOR[最長約2年間]
5. パート1:奏効期間(DoR)[最長約2年間]
6. パート1:病勢コントロール率(DCR)[最長約2年間]
7. パート1:無増悪生存期間(PFS)[最長約2年間]
8. パート1:全生存期間(OS)[最長約2年間]
9. パート2:TEAEを発現した被験者数[最長30ヵ月]
10. パート2:RECIST v1.1に基づくDoR[最長30ヵ月]
11. パート2:RECIST v1.1に基づくTime to Response(TTR)[最長30ヵ月]
12. パート2:RECIST v1.1に基づくDisease Control(DC)[最長30ヵ月]
13. パート2:RECIST v1.1に基づくPFS
[最長30ヵ月]
14. パート2:OS[最長30ヵ月]
治験フェーズ
フェーズ1: 健康な成人が対象
利用する医薬品等
一般名称
Bemarituzumab
販売名
なし
実施組織
アムジェン株式会社
東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー
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