気管支拡張症患者において異なる用量のBI 1291583の効果を検討する試験

治験

目的

主目的:最初の肺疾患増悪までの期間(Week 48まで)を主要評価項目とし,BI 1291583の3種類の経口用量をプラセボと比較し,用量反応曲線の傾きが平坦ではないことを示し,用量反応関係を評価すること。副次目的:最初の肺疾患増悪までの期間(Week 48まで)である主要評価項目及びWeek 48までの肺疾患増悪率である重要な副次評価項目に基づき,BI 1291583 5 mgのプラセボに対する優越性を示すこと。その他の目的は,NE活性に対する薬力学的効果をWeek 12の時点で確認すること,肺疾患増悪,生活の質及び肺機能に関する臨床的ベネフィットをWeek 24の時点で評価すること,並びにBI 1291583の安全性及び忍容性を評価すること

基本情報

募集ステータス
募集中


フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上85歳 以下


選択基準

1. 男女の患者。避妊法の要件を遵守している妊娠可能な女性(WOCBP) は,規制要件を満たしているならば組み入れてもよい(4.2.2.3章を参照)。本治験開始時点では,米国,カナダ,メキシコ及びトルコのWOCBPのみ,本基準を考慮することができる。WOCBP(組入れが許可された場合)は,ICH M3(R2)に従った極めて効果の高い避妊法(一貫して正しく使用すれば1年間の避妊失敗率が1%未満の避妊法。使用者による差が少ない方法で,さらにバリア法を1つ追加するのが望ましい)を使用する意思及び能力があること。これらの基準を満たす避妊法の詳細及び一覧と使用期間の指示は,患者説明文書及び4.2.2.3章に示す。本治験に参加する男性は,性的パートナーがWOCBPの場合,男性用避妊法(コンドーム又は禁欲)を使用しなければならない。2. 医薬品の臨床試験の実施の基準(GCP)及び国内の法律に従って,治験参加前に同意文書に署名及び日付が記入した患者3. 同意取得時の年齢が18(韓国は19)~85歳の患者4. 気管支拡張症と一致する過去の所見(咳嗽,慢性喀痰及び/又は再発性呼吸器感染症)があり,コンピュータ断層撮影(CT)スキャンに基づき治験担当医師が診断を確定した患者。胸部X線画像の記録がない患者は,スクリーニング期間中に胸部コンピュータ断層撮影(CT)スキャンを実施する。以前のスキャンは5年以上前のものであってはならない。5. 抗菌薬治療を必要とする肺疾患増悪の既往がある。Visit 1前の12カ月間に以下のいずれかに当てはまらなければならない。a) 2回以上の増悪b) 1回以上の増悪及びスクリーニングのVisit 1におけるSGRQの症状スコアが40超気管支拡張症の長期治療として安定した経口/吸入抗菌薬治療を受けている患者は,安定した抗菌薬治療の開始後,1回以上の増悪が認められていなければならない。 6. 慢性喀痰の既往を伴い,現在も喀痰が認められ,Visit 1のスクリーニングで自発痰(誘発痰ではない)検体を採取できる患者


除外基準

1. Visit 1のAST及び/又はALTがULNの3倍超,若しくは中等度又は重度の肝疾患(Child-Pugh分類スコアがB又はCの肝障害と定義)2. Visit 1のCKD-EPI式による推算糸球体濾過量(eGFR)が30 mL/分未満3. Visit 1の好中球絶対数が1,000/mm3未満(1,000個/µL又は109個/L未満に相当)4. スクリーニングのVisit 1又はスクリーニング期間の診察時又は臨床検査で,治験担当医師の判断により,治験への組入れが患者にとってリスクになると考えられる所見が認められた患者。5. B型肝炎,C型肝炎又はヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の血清学的検査が陽性,又は感染状態にあることが既知6. 現在,以下の診断を受けている患者 - 嚢胞性線維症 - 低γグロブリン血症 - 分類不能型免疫不全症 - α1-アンチトリプシン欠乏症 - 治療中又は治療を要するアレルギー性気管支肺アスペルギルス症 - 治療中又は各国のガイドラインに従って治療が必要な結核又は非結核性抗酸菌症 - 急性SARS-CoV-2感染症 - 掌蹠角化症又は更年期角化症 - 関連する皮膚の過角化及び先端チアノーゼを伴う甲状腺機能低下症,粘液水腫,慢性リンパ浮腫。甲状腺機能低下症が認められるものの,治療を受け補充されるならば,治験に組み入れてもよい - 手掌及び足底の乾癬,又は体表面積10%以上の乾癬 - 反応性関節炎(ライター症候群),膿漏性角皮症 - 毛孔性紅色粃糠疹 - 手掌及び足底のアトピー性皮膚炎,又は体表面積10%以上のアトピー性皮膚炎 - 治験担当医師の判断に基づく広範な活動性尋常性疣贅 - 治験担当医師の判断に基づく,十分に治療していない,若しくは抗真菌剤治療に治療反応性を示さない手及び/又は足の活動性真菌感染症7. Visit 1の4週間前以内及びスクリーニング期間中に認められた,全身/吸引治療を必要とする急性呼吸器感染症又はその他の急性感染症8. 治験担当医師の判断により,治験へ組入れが患者にとってリスクになると考えられる,PLS症候群,重大な肺,胃腸,肝臓,腎臓,心血管,代謝,免疫又はホルモンの障害などの併存疾患のエビデンスがある,若しくは免疫不全で侵襲性肺炎球菌感染症又はその他の侵襲性日和見感染症(ヒストプラスマ症,リステリア症,コクシジオイデス症,ニューモシスチス症など)のリスクが高い患者9. Visit 2の4週間前以内の弱毒化生ワクチンの接種10. 以下の歯周疾患と関連する医学的状態(歯周病専門医又は歯科医による評価): - 口腔内検査で疼痛又は感染症を引き起こす可能性のある歯が認められる(本治験前に治療する場合を除く)(例:歯髄壊死) - 2本以上の歯において歯周ポケットの深さが6 mm以上として定義される重度の歯周疾患 - クラス3の動揺又はクラス3の根分岐部病変 - 治験期間中の抜歯予定11. 併用制限薬(4.2.2.1章参照)又は治験の安全な実施を妨げる可能性があると考えられる薬剤の使用を継続する必要がある,又は希望する患者

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

「肺疾患増悪」の定義に基づき,治験薬の初回投与から最初の肺疾患増悪までの期間(Week 48まで)


第二結果評価方法

1. 治験薬初回投与後のWeek 48までの肺疾患増悪率(人-時間当たりのイベント数)2. 治験薬初回投与後のWeek 24の時点における生活の質に関する質問票-気管支拡張症(QOL-B)呼吸器症状ドメインスコアのベースラインからの絶対変化量3. 治験薬初回投与後のWeek 12の時点における喀痰中のNE活性のベースラインからの相対変化量4. 治験薬初回投与後のWeek 24の時点におけるセントジョージ呼吸器質問票(SGRQ)の症状スコアのベースラインからの絶対変化量5. 治験薬初回投与後のWeek 24の時点における気管支拡張薬投与後の予測1秒率(FEV1%pred)のベースラインからの絶対変化量6. 治験薬初回投与後のWeek 24までの肺疾患増悪発生

利用する医薬品等

一般名称

BI 1291583


販売名

なし