【WJOG14620M】ニボルマブ(ONO-4538)拡大治験 原発不明癌に対する多施設共同非盲検非対照試験

目的

原発不明癌患者を対象に。抗PD-1 抗体であるニボルマブによる治療を行い、その安全性を検討する。

基本情報

募集ステータス
募集終了

対象疾患

原発不明癌


治験フェーズ

情報なし

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上上限なし


選択基準

1) 転移性腫瘍の存在が組織学的に確認されており#1、かつ臨床的に十分な全身検索#2、#3を施行しても原発部位が不明な上皮性癌の患者(組織学的に悪性黒色腫、悪性リンパ腫、肉腫の診断がついた場合は除外とする)。

#1:免疫組織化学検査が実施されている必要がある。

#2:十分な全身検索のため胸腹部骨盤CT、FDG-PET、上下部消化管内視鏡は必須とする。

#3:以下の場合は他科診察を必須とする。

• 女性患者における婦人科診察

• 女性の腺癌患者における乳房診察

• 腹膜・後腹膜又は鼡径部が主たる病変である患者の泌尿器科診察

• 扁平上皮癌患者における耳鼻科診察

2) 原発不明癌に対する薬物療法の治療歴の有無は問わない。

3) 20歳以上の男女

4) Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG) Performance Statusが0-2である患者

5) 90日以上の生存が期待できる患者

6) 病変を有する(RECIST 1.1版における測定可能病変の有無を問わない)。

7) 登録前7日以内に酸素補充療法を行わない状態で、安静時にパルスオキシメーターにて測定した経皮的酸素飽和度が94%以上の患者

8) 登録前7日以内に実施した最新の臨床検査値が下記の基準を満たす患者。ただし登録時の臨床検査がニボルマブの初回投与前7日以内に含まれない場合はニボルマブの初回投与前7日以内に再度検査を実施し、ニボルマブの初回投与前の最新の臨床検査が下記の基準を満たすことを再確認する。なお、いずれの場合も検査日前14日以内に顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF製剤)の投与又は輸血を受けていない臨床検査値とする。

• 好中球数が1,000/mm3以上

• 血小板が100,000/mm3以上

• ヘモグロビンが8.0g/dL以上

• AST(GOT)及びALT(GPT)が100U/L以下(肝転移を有する場合は200U/L以下)

• 総ビリルビンが2.0mg/dL以下

• クレアチニンが2.0mg/dL以下又はクレアチニンクリアランス(Cockcroft/Gault式による推定値)が30mL/min以上

9) 妊娠する可能性のある女性(化学閉経などの医学的理由により月経がない患者も含む)#4の場合、同意取得時からニボルマブ最終投与後少なくとも5カ月の二重避妊#5に同意した患者。また、同意取得からニボルマブ最終投与後少なくとも5カ月授乳しないことに同意した患者。

#4:妊娠する可能性のある女性とは、初潮を経験しており、不妊手術(子宮摘出術、両側卵管結紮又は両側卵巣摘出術など)を受けておらず、閉経していない女性すべてが含まれる。閉経の定義は、特筆すべき理由がないにも関わらず、12カ月以上連続して無月経であることとする。経口避妊薬又は子宮内避妊器具やバリア法などの機械的避妊法を使用している女性は妊娠する可能性があるものとみなす。

#5:避妊については、相手男性の精管切除もしくはコンドーム、あるいは女性患者の卵管結紮、避妊ペッサリー、子宮内避妊器具もしくは経口避妊薬のうち、いずれか2つによる二重避妊に同意する必要がある。

10) 本治験の内容について同意説明文書を用いて十分に説明を受け、自由意思により本治験参加に同意する患者


除外基準

1) 根治手術や根治放射線照射の適応があると考えられる患者

2) 標準的治療法が存在する予後良好群の患者

(1) 腋窩リンパ節腫大のみ存在している女性の原発不明の腺癌

(2) 腹膜播種(腹水)のみ認める女性の腺癌

(3) 頚部リンパ節腫大のみ存在している扁平上皮癌

(4) 鼠径部リンパ節腫大のみ存在している扁平上皮癌

(5) 胚細胞腫瘍あるいは神経内分泌腫瘍の特徴を有している症例

(6) 骨硬化性の骨転移のみを有する男性で血清もしくは腫瘍内の腫瘍マーカーであるPSAが高値を示す症例

3) 本治験登録前に原発巣が判明した患者

4) 自己免疫疾患の合併又は慢性的あるいは再発性の自己免疫疾患の既往を有する患者。ホルモン補充療法で安定している場合や全身療法を必要としない場合は可とする。

5) 全身性副腎皮質ステロイド(10 mg/日を超えるプレドニゾンに相当する)又はその他の免疫抑制剤を必要とする患者

6) 抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体もしくは特異的にT細胞共刺激経路又はチェックポイント経路を標的とする他の抗体もしくは薬剤による治療歴を有する患者

7)抗体製剤を含む他の薬剤に対する高度の過敏反応の合併又は既往を有する患者

8) 前治療による副作用の影響のため、治験責任医師等がニボルマブの有効性及び安全性評価に影響を及ぼすと判断した患者。ただし化学療法による神経毒性がGrade 2以下まで回復し、安定していると判断される場合には登録可能とする。

9) 未治療の症候性中枢神経系転移を有する患者

10) 画像診断又は臨床所見より診断された間質性肺疾患もしくは肺線維症の合併又は既往を有する患者。放射線性肺臓炎については、線維化による安定化が確認され、再発の懸念がない場合は登録可能とする。

11) 登録前14日以内に抗悪性腫瘍剤(抗がん剤治療及び分子標的療法など)の投与を受けた患者

12) 登録前14日以内に放射線療法を受けた患者。ただし、胸部病変の治療を目的とした放射線療法の場合は、本治験への登録前28日以内に照射された患者も不可とする。

13) 登録前14日以内に手術療法(全身麻酔、局所又は表面麻酔を伴うものすべて)を受けた患者

14) 憩室炎又は症候性消化管潰瘍疾患を合併している患者

15) 管理不能な糖尿病を合併している患者

16) 管理不能な胸腹水の貯留を認める患者。治療を要する心嚢液の貯留を認める患者

17) 登録前90日以内に脳卒中もしくは脳血管障害、血栓症又は血栓塞栓症(肺動脈塞栓症又は深部静脈血栓症)の既往のある患者

18) ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染が既知である又は後天性免疫不全症候群(AIDS)を合併している患者(HIV検査は必須ではない)。B型肝炎ウイルス検査(HBs抗原、HBs抗体及びHBc抗体)又はC型肝炎ウイルス検査(HCV抗体)のいずれかが陽性で急性又は慢性感染が示唆される患者。ただし、HBs抗原が陰性であり、HBs抗体及びHBc抗体の両方もしくはいずれかが陽性の場合、HBV-DNA定量検査を実施し、臨床的に活動性肝炎でないと判断された場合は登録可能とする。HCV抗体が陽性の場合はHCV-RNA定量検査を実施し、検出感度以上でなければ登録可能とする。

19) 治療を要する全身性感染症を有する患者

20) 登録前90日以内に心筋梗塞又は不安定狭心症を含むコントロール不良もしくは重篤な心血管病変、New York Heart Association(NYHA)心機能分類III度又はIV度のうっ血性心不全、治療を要する重篤な不整脈、臨床的に重篤な心膜病変又は心アミロイドーシスを認める患者

21) 精神疾患など本治験治療に対する忍容性を損なう可能性のあるコントロール不良な併存疾患を有する患者

22) 重複癌を有する患者(完全切除された基底細胞癌、Stage Iの有棘細胞癌、上皮内癌、粘膜内癌又は表在性膀胱癌、あるいは5年以上再発が認められない他の癌の既往を有する患者は登録可能とする)

23) 臓器移植歴(造血幹細胞移植歴を含む)のある患者

24) 妊娠中もしくは授乳中の女性

25) 認知症の合併などによる同意能力を欠く状態であると判断される患者。ただし、意思疎通が可能であり、当該患者が家族等による補助のもとで安全性の確保、治験手順の遵守、及び有害事象等の収集が可能であると治験責任医師等が判断できる場合には、代諾者の同意により治験への参加を可能とする。この場合でも、可能な限り、患者本人の同意を取得すること。

26) その他、治験責任医師等が対象として不適当と判断した患者

治験内容

研究のタイプ

医師主導治験介入研究


主要結果評価方法

有害事象発生割合


第二結果評価方法

奏効率、病勢制御率、全生存期間、無増悪生存期間、奏効期間、奏効に至るまでの期間、最良総合効果、標的病変の腫瘍径和の変化率

原発不明癌患者に対するニボルマブの治療効果と免疫組織化学検査によるPD-L1発現(1%, 10%, 50%を基準とした判定)との関連について検討する。

利用する医薬品等

一般名称

ニボルマブ


販売名

オプジーボ

組織情報

実施責任組織

近畿大学病院


住所

大阪府大阪市浪速区元町1-5-7