日本人成人を対象としたMT-2766 の安全性及び免疫原性を検討するランダム化プラセボ対照第I/II 相試験 (COVID-19)

目的

日本人成人を対象として,MT-2766 の安全性及び免疫原性を検討する.

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

COVID-19


治験フェーズ

フェーズ1

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上上限なし


選択基準

スクリーニングVisit(Visit 1)及び/又は初回ワクチン接種Visit(Visit 2)において,以下の選択基準をすべて満たした者を対象とする.治験責任(分担)医師の評価に基づく判断は,原資料に入念かつ完全に記録すること.

1. 治験に参加する前に,説明文書・同意文書を読み,理解し,同意の署名をした者.治験に参加する者は,治験に関する手順を遵守し,治験期間中,Visit時及びPhoneにより治験スタッフとコミュニケーションを取れる者でなければならない.

2. スクリーニングVisit(Visit 1)において,20歳以上の日本人男性及び女性

3. スクリーニングVisit(Visit 1)及び初回ワクチン接種Visit(Visit 2)において,BMIが18.5 kg/m2以上30 kg/m2未満の者.

4. 治験責任(分担)医師が,治験に定める評価手順を守り,かつ,治験期間中に治験に参加できると判断した者.

5. 妊娠可能な女性の場合,スクリーニングVisit(Visit 1)の血清妊娠検査が陰性,かつ初回ワクチン接種Visit(Visit 2)の尿妊娠検査が陰性の者.

妊娠の可能性がない女性は以下の通り定義する:

- 不妊手術を受けた者(初回ワクチン接種日の1ヶ月以上前に,両側卵管結紮術,子宮摘出術又は両側卵巣摘出術を実施).

又は

- 閉経した者(12ヶ月連続して無月経であり,かつ,年齢が一般的な閉経年齢に合致する者).

6. 妊娠可能な女性の場合,初回ワクチン接種Visit(Visit 2)前の1ヶ月間に効果的な避妊法を実施すると共に,最終ワクチン接種後少なくとも1ヶ月間,極めて効果的な避妊法を実施することに同意した者(治験を早期中止した場合には,最終ワクチン接種後少なくとも1ヶ月間,妊娠する計画を立ててはならない).

7. 施設に入所していない者(例えば,リハビリセンター又は高齢者施設で生活していない者.自立して生活可能な者は治験参加可能).

8. 治験参加前の時点で急性又は進行性の医学的問題が認められず,被験者の安全性を脅かす,又は治験の評価に影響を及ぼす可能性のある臨床的な異常所見がない者.臨床的な異常所見は,既往歴/合併症,診察,血清学的検査,血液生化学的検査,血液学的検査,尿検査及びバイタルサインに基づいて,治験責任(分担)医師が判断する.本選択基準は,治験責任(分担)医師の裁量に基づく判断を許容する.


除外基準

スクリーニングVisit(Visit 1)及び/又は初回ワクチン接種Visit(Visit 2)において,以下の除外基準に一つでも該当する者は,対象から除外する.治験責任(分担)医師の評価に基づく判断は,原資料に入念かつ完全に記録すること.

1. 重大な急性又は慢性の,制御されていない医学的疾患,又は神経精神疾患があると治験責任(分担)医師が判断した者.

急性疾患とは,スクリーニングVisit(Visit 1)及び/又は初回ワクチン接種Visit(Visit 2)前の48時間以内に認められる中等度又は重度の急性疾病と定義し,発熱の有無は問わない.

「制御されてない」疾患は,以下の通り定義する:

- 治験ワクチンの接種前3ヶ月以内に,新たな内科的又は外科的治療を必要とする疾患.

- 治験ワクチンの接種前3ヶ月以内に,長期的に継続する薬物治療の重要な変更(つまり,薬剤,用量,頻度)を必要とする疾患.この薬物治療の変更は,制御されていない症状又は薬物毒性を原因とする変更を対象とする.ただし,薬物治療の変更によって悪影響が生じず,選択基準第8項に示す基準を満たし,かつ治験責任(分担)医師が妥当と認める場合には,この限りでない.

本除外基準は,治験責任(分担)医師の裁量に基づく判断を許容する.

2. 現在,免疫抑制状態又は免疫不全状態であることが確認されている者又は疑われる者.免疫抑制状態又は免疫不全状態は,がん,HIV,B型肝炎及びC型肝炎(ただし,B型又はC型肝炎が治癒しており,現時点で免疫不全状態を示す徴候が認められない場合は,許容する.)を含む.本除外基準は,治験責任(分担)医師の裁量に基づく判断を許容する.

3. 現在,自己免疫疾患(例えば,関節リウマチ,全身性エリテマトーデス,多発性硬化症)に罹患している者.本除外基準は,治験責任(分担)医師の裁量に基づく判断を許容する.原資料に適切な根拠が記されている者は,治験参加を認める場合がある.例えば,自己免疫疾患の既往歴があり,無治療で3年以上症状が無い者,安定した甲状腺ホルモン補充療法を受けている者,及び軽度乾癬患者(つまり,全身性治療を必要としない少数の小さなプラークを認める者)は,治験参加を認める.

4. ワクチンの免疫応答を変化させる可能性がある薬剤投与又は治療を受けている者.以下に具体例を示す.

- 初回ワクチン接種Visit(Visit 2)前1ヶ月以内に,7日間以上連続でプレドニゾンの10 mg/日(又は等量)を超えるグルココルチコイド全身投与を受ける場合,又は合計10日以上グルココルチコイド全身投与を受ける場合.ただし,吸入,経鼻,点眼,経皮,及び他の局所投与のグルココルチコイド投与は許容する.

- 初回ワクチン接種Visit(Visit 2)前36ヵ月以内に,細胞傷害性薬剤,抗腫瘍薬,又は免疫抑制剤の投与を受ける場合.

- 初回ワクチン接種Visit(Visit 2)前6ヵ月以内における,免疫グロブリン製剤又は血液製剤の投与,輸血を受ける場合.

5. 初回ワクチン接種Visit(Visit 2)前14日以内にワクチン接種を受けた者,又は,治験期間中(Day 28まで)にワクチン接種を予定している者.治験期間中の緊急時の免疫付与は,治験責任(分担)医師が個別に判断する.

6. 治験開始前又は治験期間中に,他のSARS-CoV-2/COVID-19ワクチン,又はその他の実験的なコロナウイルスワクチンの接種歴がある者.

7. スクリーニングVisit(Visit 1)において,Nタンパク質ELISA検査に基づいてSARS-CoV-2感染歴が血清反応陽性と認められた者,又は,SARS-CoV-2 PCR検査が陽性の者.

8. 過去にCOVID-19の診断を受けた者,又は過去にSARS-CoV-2感染陽性と判定された者

9. 治験薬又は未承認の医薬品を,初回ワクチン接種Visit(Visit 2)前の30日あるいは治験薬又は未承認の医薬品の半減期の5倍の期間のいずれか長い方の期間以内に使用した者,又は治験期間中に使用予定の者.ただし,他の治験薬又は承認された医薬品の臨床試験の,投与後の長期追跡期間にある被験者で,当該治験薬又は承認された医薬品に現在曝露されておらず,かつ,予定された全ての来院によるVisitが完了している場合は,他の全ての選択除外基準を満たしていれば,本治験に参加することができる.

10. 発疹,皮膚疾患,刺青,筋腫瘤,その他の異常が注射部位にあり,注射部位反応の評価に影響を及ぼす可能性がある者.本除外基準は,治験責任(分担)医師の裁量に基づく判断を許容する.

11. 初回ワクチン接種Visit(Visit 2)前1ヶ月以内に,COVID-19予防を目的として抗ウイルス薬を使用した者(COVID-19の予防に有効と考えられるが,この適応症に対して承認されていない医薬品を含む).

12. 初回ワクチン接種Visit(Visit 2)前の24時間以内に,ワクチン接種による症状を予防するための薬剤(例えば,抗ヒスタミン薬 [H1受容体拮抗薬],非ステロイド性抗炎症薬 [NSAIDs],全身性・局所性グルココルチコイド,非オピオイド鎮痛薬及びオピオイド鎮痛薬)を使用した者.

13. MT-2766に含まれる成分に対して重篤なアレルギー反応の既往歴を有する者.

14. 植物又は植物成分に対して,アナフィラキシー反応の既往歴を有する者(タバコ,果物及びナッツを含む).

15. ナルコレプシーの既往歴又は家族歴(第一度近親者,親子兄弟姉妹)がある者.

16. ギラン・バレー症候群の既往歴を有する者.

17. ワクチン接種前に実施した妊娠検査結果が陽性又は陽性の疑いがある女性,又は授乳中の女性.

18. スクリーニングの結果に基づいて,本治験の参加が不適当であると治験責任(分担)医師が判断した者.

治験内容

研究のタイプ

企業治験介入研究


主要結果評価方法

安全性:

1. 初回(Day 0)及び2 回目(Day 21)のワクチン接種後30 分以内に発現する有害事象(AE)の発現割合,重症度及び治験責任(分担)医師の評価した因果関係

2. 初回(Day 0)及び2 回目(Day 21)のワクチン接種後7 日以内に発現する局所性(注射部位紅斑,注射部位腫脹,注射部位硬結及び注射部位疼痛)及び全身性(発熱,頭痛,疲労,筋肉痛,関節痛,悪寒,全身不快感,腋窩腫脹,頸部腫脹)の特定AE の発現割合及び重症度.

3. 初回(Day 0)及び2 回目(Day 21)のワクチン接種後21 日以内に発現する特定外AE の発現割合,重症度及び治験責任(分担)医師の評価した因果関係

4. 初回(Day 0)及び2 回目(Day 21)のワクチン接種後21 日後までの重篤な有害事象(SAE),受診を必要としたAE(MAAE),治験中止に至ったAE,特に注目すべきAE(AESI),及び死亡の発現割合.AESI には,ワクチン接種に伴う疾患増強(VAED),過敏症反応及び潜在性免疫介在性疾患(pIMD)が含まれる.

免疫原性:

1. Day 0,Day 21 及びDay 42 におけるSARS-CoV-2 に対する中和抗体反応を,次のパラメータを用いて評価する:幾何平均抗体価(GMT),抗体陽転(SC)率及び幾何平均上昇倍率(GMFR)

2. Day 0,Day 21 及びDay 42 におけるSARS-CoV-2 に対する特異的I 型ヘルパーT(Th 1)細胞性免疫応答:INF-γ ELISpot により測定

3. Day 0,Day 21 及びDay 42 におけるSARS-CoV-2 に対する特異的II 型ヘルパーT(Th 2)細胞性免疫応答:IL-4 ELISpot により測定


第二結果評価方法

安全性:

1. Day 43 からDay 201 におけるSAE,MAAE,治験中止に至ったAE,AESI 及び死亡の発現割合

2. Day 202 からDay 386 におけるSAE,MAAE,治験中止に至ったAE,AESI 及び死亡の発現割合

3. 初回(Day 0)及び2 回目(Day 21)のワクチン接種後3 日間において,尿検査,血液学的検査,血液生化学的検査の結果が正常値・異常値であった被験者の例数と割合

免疫原性:

1. Day 128,Day 201 及びDay 386 におけるSARS-CoV-2 に対する中和抗体反応の持続性について,次のパラメータにより分析する:GMT,SC 率及びGMFR.

2. Day 0,Day 21 及びDay 42 におけるSARS-CoV-2 に対する特異的抗体反応を総IgG値に基づいて測定する.また,これらの抗体の持続性について,Day 128,Day 201及びDay 386 に検討する.分析は,次のパラメータにより行う:GMT,SC 率及びGMFR.

3. Day 201 及びDay386 におけるSARS-CoV-2 に対する特異的Th 1 細胞性免疫応答:INF-γ ELISpot により測定

4. Day 201 及びDay386 におけるSARS-CoV-2 に対する特異的Th 2 細胞性免疫応答:IL-4 ELISpot により測定

利用する医薬品等

一般名称

MT-2766


販売名

なし

組織情報

実施責任組織

田辺三菱製薬株式会社


住所

東京都千代田区丸の内1-1-1