ドラベ症候群又はレノックス・ガストー症候群患者を対象に併用療法として投与したときのsoticlestatの長期的な安全性及び忍容性を評価する、第3相、前向き、非盲検、多施設共同、第3相試験からの継続投与試験(ENDYMION 2)

治験

目的

本治験の主目的は、ドラベ症候群(DS)又はレノックス・ガストー症候群(LGS)の小児及び成人患者を対象にsoticlestatの併用療法を行い、発作頻度の減少を評価することである。

基本情報

参加条件

性別

男性・女性


年齢

2歳 以上36歳 以下


選択基準

1. 以下に該当する者

Soticlestatの臨床試験であるTAK-935-3001試験(NCT04940624)又はTAK-935-3002試験(NCT04938427)に参加した者


除外基準

1. 不安定かつ臨床的に問題のある神経系疾患(治験対象疾患を除く)、精神疾患、心血管系疾患、眼疾患、肺疾患、肝疾患、腎疾患、代謝性疾患、消化器系疾患、泌尿器疾患、免疫系疾患、造血器疾患、内分泌疾患、進行性の腫瘍等の悪性腫瘍又は被験者の治験に参加する能力に影響を与えうる若しくは治験結果と交絡するおそれがあるその他の異常を有している者臨床的に問題であるか否かの評価については治験責任医師又は治験分担医師が責任を負う。ただし、メディカルモニターとの協議が必要な場合もある。

2. Visit 1で、異常かつ臨床的に問題のあるECG異常値〔Fridericia correction methodで補正したQT間隔(QTcF)が450 msを超える場合等〕が、QTcFの手動測定による再検査で確認された者

臨床的に問題のあるECG異常値については、メディカルモニターと協議する。

3. 自殺又は自傷、他傷若しくは器物破損の切迫したリスクがあると治験責任医師又は治験分担医師が判断した者、治験薬投与開始前に実施するコロンビア自殺重症度評価スケール(C-SSRS)の質問4又は5に「はい」と回答した者。ただし、C-SSRSは、6歳以上の被験者に対してのみ実施する。

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

1. 治験薬投与後に発現した有害事象(TEAE)の発現症例数

評価期間:4年間

有害事象とは、医薬品(治験薬を含む)が投与された患者又は被験者に生じたあらゆる好ましくない医療上のできごとであり、必ずしも当該医薬品の投与との因果関係が明らかなもののみを示すものではない。つまり有害事象とは、医薬品が投与された際に起こる、あらゆる好ましくない、又は意図しない徴候(臨床検査値の臨床的に問題のある異常を含む)、症状若しくは病気のことであり、医薬品の投与との因果関係の有無は問わない。TEAEとは、本治験において治験薬初回投与後に発現した有害事象を示す。

2. 6歳以上の被験者を対象とした、C-SSRSの区分(コロンビア自殺評価分類アルゴリズムのカテゴリー1、2、3、4及び5に基づく)のベースラインからの変化

評価期間:4年間

3. 全年齢グループを対象とした体重のベースラインからの変化

評価期間:4年間

4. 全年齢グループを対象とした身長のベースラインからの変化

評価期間:4年間

5. 2~17歳の被験者を対象としたインスリン様成長因子1(IGF-1)のベースラインからの変化

評価期間:4年間

6. 6~17歳の被験者を対象としたタナ―段階のベースライン(Visit 1)からの変化

評価期間:4年間

タナ―段階は二次性徴を評価し、思春期の発達状況を測定する尺度で、発達の進行状況を5段階(1 [性徴なし]から5 [量、大きさ共に成人型])で定義する。


第二結果評価方法

1. DS及びLGSの被験者における28日あたりの総発作頻度のベースラインからの変化率

評価期間:4年間

28日あたりの総発作頻度は、期間中に報告された発作の総数を、発作の観察日数で割り28をかけた数値と定義する。ベースラインからの変化率は、(治療期の28日あたりの発作頻度 – ベースラインにおける28日あたりの発作頻度)/ ベースラインにおける28日あたりの発作頻度* 100で算出する。

2. DSコホートにおける28日あたりのけいれん発作頻度のベースラインからの変化率

評価期間:4年間

28日あたりのけいれん発作頻度は、期間中に報告されたけいれん発作の総数を、発作の観察日数で割り28をかけた数値と定義する。ベースラインからの変化率は、(治療期の28日あたりのけいれん発作頻度 – ベースラインにおける28日あたりのけいれん発作頻度)/ ベースラインにおける28日あたりのけいれん発作頻度* 100で算出する。

3. LGSコホートにおける28日あたりのmajor motor drop(MMD)発作頻度のベースラインからの変化率

評価期間:4年間

28日あたりのMMD発作頻度は、期間中に報告されたMMD発作の総数を、発作の観察日数で割り28をかけた数値と定義する。ベースラインからの変化率は、(治療期の28日あたりのMMD発作頻度 – ベースラインにおける28日あたりのMMD発作頻度)/ ベースラインにおける28日あたりのMMD発作頻度* 100で算出する。

4. Clinical Global Impression of Improvementスコア(CGI-I)

評価期間:4年間

CGI-I(医師)は7段階のリッカート尺度であり、治験担当医師がベースライン(治験薬投与前)との比較で治験薬投与開始後の全般的な発作コントロール、行動、安全性及び忍容性における変化(改善)の度合いを評価する。治験担当医師は被験者に関し以下に示す段階で評価する:1(非常に大きく改善)、2(大きく改善)、3(わずかに改善)、4(変化なし)、5(わずかに悪化)、6(大きく悪化)、7(非常に大きく悪化)。スコアが高いほど症状が重いことを示す。

5. Caregiver Global Impression of Improvementスコア(Care GI-I)

評価期間:4年間

Care GI-Iは7段階のリッカート尺度であり、介護者が治験薬投与開始後の全般的な発作コントロール、行動、安全性及び忍容性の改善度をベースライン(治験薬投与前)と比較して評価する。被験者の親/介護者は被験者に関し、以下に示す段階で評価する:1(非常に大きく改善)、2(大きく改善)、3(わずかに改善)、4(変化なし)、5(わずかに悪化)、6(大きく悪化)、7(非常に大きく悪化)。スコアが高いほど症状が重いことを示す。

6. CGI-I発作の強度及び持続時間

評価期間:4年間

CGI-I発作の強度及び持続時間を用いて、被験者の親/介護者がけいれん発作(DSコホート)又はMMD発作(LGSコホート)の強度及び持続時間の初回評価時からの変化を評価する。被験者の症状は以下に示す段階で評価する:1(非常に大きく改善)、2(大きく改善)、3(わずかに改善)、4(変化なし)、5(わずかに悪化)、6(大きく悪化)、7(非常に大きく悪化)。スコアが高いほど症状が重いことを示す。

7. CGI-I非発作症状

評価期間:4年間

CGI-I非発作症状は、一連の単一項目評価スケールであり、治験担当医師はこれを用いて選択された非発作ドメインの治験薬投与開始後の改善度を評価する。被験者は関し以下に示す段階で評価される:1(非常に大きく改善)、2(大きく改善)、3(わずかに改善)、4(変化なし)、5(わずかに悪化)、6(大きく悪化)、7(非常に大きく悪化)。ベースライン期に治験担当医師は、主な介護者から非発作症状の発現に基づく被験者の状態の情報を得て症状フォームに入力する。スコアが高いほど症状が重いことを示す。

8. Quality of Life Inventory-Disability(QI-Disability)スコアの変化

評価期間:4年間

QI-Disabilityは、知的障害を有する小児の生活の質を評価する、親/介護者報告による質問票である。この質問票には、生活の質の6つのドメイン(身体的健康、肯定的感情、否定的感情、社会的交流、レジャー及び屋外活動並びに自立)に関連する32項目が含まれている。スコアは5段階のリッカート尺度であり、0~100のスコアに換算される。スコアの範囲は0~100であり、スコアが高いほど生活の質が高いことを示す。

利用する医薬品等

一般名称

TAK-935(Soticlestat)


販売名

なし