C1インヒビター正常の非ヒスタミン性血管性浮腫の急性発作の予防におけるlanadelumabの長期安全性及び有効性の非盲検試験

治験

目的

本治験の目的は、先行試験(SHP643-303)から移行したC1インヒビター(C1-INH)正常の非ヒスタミン性

を有する青少年及び成人を対象に、lanadelumabを反復皮下投与したときの長期安全性及び有効性を評価することである。

基本情報

募集ステータス募集中

対象疾患

フェーズ3

お問い合わせ情報

組織

武田薬品工業株式会社


メールアドレス

smb.Japanclinicalstudydisclosure@takeda.com


電話番号

06-6204-2111

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参加条件

性別

男性・女性


年齢
12歳 以上上限なし

選択基準

1. 先行試験(SHP643-303)の登録時点で、C1-INH正常の非ヒスタミン性

と診断されている12歳以上の男女。2. 被験者は、SHP643-303試験の投与期間(Visit 26/Day 182まで)を完了していなければならず、かつその後のlanadelumab投与の妨げとなるような的に重大な治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)の報告があってはならない。3. 治験実施計画書に規定された投与、評価及び手順スケジュールを遵守することに同意している。4. 男性、あるいは妊娠中及び授乳中でない妊娠可能な女性の場合は、試験期間にわたって性交渉を行わないこと(禁欲法)に合意した者又は本治験実施計画書に規定した避妊要件を遵守することに合意した者。若しくは、避妊手術を受けた(子宮摘出術、両側卵巣摘除術又は両側卵管結紮術の施術歴がある)あるいは閉経後12ヵ月以上経過している女性と定義する、妊娠する可能性のない女性。5. 試験開始前のいずれかの時点で、被験者(又は該当する場合は被験者の親/法的保護者)により、治験審査委員会/研究倫理委員会/倫理委員会(IRB/REB/EC)が承認済みの同意文書に対して書面での同意が得られている。未成年(18歳未満)被験者の場合、親/法的保護者が試験の性質について説明を受け、あらゆる試験手順の実施前に、当該未成年者が試験に参加することについて書面により同意(すなわち許可)している。未成年の被験者からはアセントを取得する。


除外基準

1. 登録後からVisit 26の前までに、理由を問わずSHP643-303試験を中止した。2. SHP643-303試験において、本試験への参加の妨げとなるような重大な安全性上の懸念の存在が確認された。3. Day 0前4週間以内に、治験薬[IP;先行試験(SHP643-303)で規定されたIPは含まれない]を投与された又は治験医療機器を使用している。4. 治験薬又はその成分に対する既知の過敏症がある。5. 安全性又は遵守状況を損ない、本試験の円滑な実施を妨げ、あるいは結果の解釈に支障を来す(例:試験結果の解釈に交絡を生じると治験責任医師が考える重大な基礎疾患又はその他の重大な併存疾患を有する)可能性があると治験責任医師又は治験依頼者により判断される(外科的又は内科的)状態にある。

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

1. 有害事象(TEAE)の発現症例数評価期間:試験開始から追跡調査まで(Day 196)TEAEとは、治験薬又は医薬品の投与開始時点以降に発生又は発症したあらゆる事象、あるいは治験薬又は医薬品への曝露後における既存の事象の重症度又は頻度の悪化と定義される。重篤な有害事象(SAE)とは、あらゆる好ましくない徴候、症状又は転帰(治験薬との因果関係や投与量を問わない)のうち、次のものをいう:死に至るもの、生命を脅かすもの、治療のため入院又は入院期間の延長が必要となるもの、永続的又は顕著な障害・機能不全に陥るもの、先天異常/先天欠損を来すもの、重要な医学的事象であるもの。特に注目すべき有害事象(AESI)として、過敏症反応、凝固異常(出血事象又は凝固性亢進事象)を含む。TEAE、SAE、AESIの発現症例数を評価する。


第二結果評価方法

1. 投与期間(Day 0からDay 182まで)において治験担当医師が確認した血管性浮腫発作の回数評価期間:Day 0からDay 182まで血管性浮腫発作と確定するためには、次の部位のうち1つ以上において発作と一致する症状又は徴候が認められなければならない。末梢血管性浮腫:四肢、顔面、頚部、体幹及び/又は泌尿生殖器領域の皮膚腫脹、腹部血管性浮腫:腹部膨満、悪心、嘔吐又は下痢を合併する又は合併しない腹痛、 喉頭血管性浮腫:上気道性喘鳴、呼吸困難、発声困難、嚥下困難、咽喉絞扼、又は舌、口蓋、口蓋垂、あるいは喉頭の腫脹。投与期間(Day 0からDay 182まで)において治験担当医師が確認した血管性浮腫発作の回数を評価する。2. 投与期間中(Day 0からDay 182まで)に発生した中等度又は重度の血管性浮腫発作の回数評価期間:Day 0からDay 182まで血管性浮腫発作の重症度は次の尺度で判定する。軽度:一過性又は軽度の不快感、中等度:活動が軽度~中程度に制限される、重度:活動が大きく制限される。投与期間(Day 0からDay 182まで)において治験担当医師が確認した中等度又は重度血管性浮腫発作の回数を評価する。3. 投与期間中(Day 0からDay 182まで)に発生した死亡率の高い血管性浮腫発作の回数評価期間:Day 0からDay 182まで死亡率の高い血管性浮腫発作とは、以下の特徴のうち1つ以上を有する発作と定義される:重度である、入院に至った(24時間未満の観察目的の入院は除く)、血行動態的に重大である(収縮期血圧が90 mmHg未満、静注による水分補給が必要、又は失神若しくは失神に近い状態を伴う)、又は喉頭発作が生じた。投与期間(Day 0からDay 182まで)において治験担当医師が確認した死亡率の高い血管性浮腫発作の回数を評価する。4. 薬物動態解析:Lanadelumabの血漿中濃度評価期間:Day 0、84、140、182Lanadelumabの血漿中濃度の薬物動態解析を行う。5. 血漿カリクレイン(pKal)活性評価期間:Day 0、84、140、182lanadelumabの薬力学作用を評価するため、血漿中切断型高分子キニノーゲン(cHMWK)測定及び活性型血液凝固第XII因子(FXIIa)活性化を用いてpKal活性を測定する。6. 血漿中に抗薬物抗体(ADA)陽性が確認された症例数評価期間:Day 0、84、140、182血漿中に抗薬物抗体(ADA)陽性が確認された症例数を評価する(中和抗体の評価を含む)。7. 血管性浮腫患者の生活の質(AE-QoL)質問票評価期間:Day 0、28、84、140、182AE-QoL質問票は自己記入式のバリデートされた評価ツールであり、遺伝性血管性浮腫(HAE)を含む再発性血管性浮腫患者の(HR)QoLを測定する。AE-QoLは疾患特有のQoLに関する17項目で構成され、AE-QoL総スコア及び4つのドメイン(機能、疲労/気分、恐怖心/羞恥心及び栄養)のスコアが得られる。17項目それぞれに1(全くなし)~5(高頻度)の5段階評価で回答する。8. 投与期間中(Day 0からDay 168まで)のLanadelumab注射報告評価期間:Day 0からDay 168まで被験者(又は親/介護者)は投与期間中(Day 0からDay 168まで)、治験薬の各投与後に注射報告を記入する。報告内容を評価する。

利用する医薬品等

一般名称

ラナデルマブ(遺伝子組換え)


販売名

タクザイロ皮下注300mgシリンジ

組織情報

実施責任組織

武田薬品工業株式会社


住所

大阪府大阪市中央区道修町四丁目1番1号

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