企業治験
好酸球増多症候群(HES)の成人患者に対するDepemokimabの効果と安全性を調べる試験
AI 要約前の題名
好酸球増多症候群(HES)の成人患者に対するDepemokimab の有効性及び安全性を検討する無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験

目的
この治験は、標準治療を受けているHES患者に新しい薬depemokimabを投与し、その有効性をプラセボと比較することを目的としています。投与方法は皮下注射で、6ヶ月ごとに行われます。
AI 要約前の目標
標準治療(SoC)を受けているコントロール不良のHES 患者にdepemokimab 200 mg を6 ヵ月毎に皮下(SC)投与したときの有効性をプラセボと比較検討すること
参加条件
AI 要約前の参加条件
性別
男性・女性
年齢
18歳以上上限なし
選択基準
以下の基準をすべて満たす場合のみ、治験の組入れ対象とする。
年齢
1. 同意文書への署名時の年齢が18 歳以上の患者
体重
2. (Visit 1)時に40 kg 以上の患者
対象被験者及び疾患特性
3. 以下の両所見に基づき、Visit 2 前にHES と診断されている患者
・1 ヵ月以上の間隔をおいた少なくとも2 回の測定で血中好酸球数が1,500/μL 超であり、明瞭に確認できる二次的な非血液学的原因がない。
・好酸球増多と直接関連があると考えられる臓器障害/機能不全の徴候・症状が認められる。
4. フレアの既往:Visit 1 前の12 ヵ月以内に2 回以上のHES フレアの既往がある患者。HES フレアの既往歴は、HES 関連の症状又は血中好酸球数が悪化して治療薬の増量を必要としたことが文書に記録されているものと定義する。過去12 ヵ月以内に認められた1 回以上のHES のフレアが、その発現前4 週間以内のHES 治療薬の減量と関連のないものでなければならない。
性別及び避妊法/バリア法に関する要求事項
5. 男性又は女性の被験者
・女性患者は、妊娠中又は授乳中でなく、以下の条件のいずれかに該当する場合に本治験に参加できることとする。
・妊娠可能でない女性(WONCBP)
又は
・妊娠可能な女性(WOCBP)であり、治験薬初回投与の14 日以上前から最終投与後30 週間以上の時点まで、避妊失敗率が1%未満の有効性の高い避妊法を使用する。治験責任(分担)医師は、治験薬初回投与との関連において、避妊方法失敗の可能性(不遵守が最近始まった等)を評価すること。
・WOCBP は、(Visit 1)時に実施する高感度妊娠検査、及び治験薬初回投与前24 時間以内に実施する高感度尿妊娠検査の結果が陰性でなければならない。尿妊娠検査で陰性が確認できない(不明瞭な結果等)場合は、妊娠検査を行う必要がある。この場合、妊娠検査の結果が陽性であれば、本治験から除外しなければならない。
・女性被験者が用いる避妊方法は、試験参加者の避妊方法に関する各地域の規制要件に合致していなければならない。
・治験責任(分担)医師は、治験薬初回投与との関連において、避妊方法失敗の可能性(不遵守が最近始まった等)を評価すること。
・治験責任(分担)医師は、妊娠初期の女性を組み入れるリスクを軽減するため、病歴、月経歴及び最近の性行為についてレビューをする責任を負う。
同意取得
6. ICF及び本治験実施計画書に記載されている要件及び制限の遵守を含め、ICF に署名する能力がある。
除外基準
以下のいずれかの基準に該当する場合は、治験の組入れ対象から除外する。
医学的状態
1. 試験への参加により被験者を許容できないリスクにさらす可能性がある、又は有効性若しくは安全性のデータの解釈に影響を及ぼす可能性があると治験責任(分担)医師が判断するHES の病状が認められる患者。併用禁止薬の一覧、除外基準14~16を含めて、治験実施計画書の要件に従う能力を患者が有するかどうかについて特に考慮すること。
2. 感染:
・全身治療を必要とする慢性又は継続中の感染症を有する患者
・Visit 1 前6 ヵ月以内に寄生虫感染した患者
3. 免疫不全:HES の治療薬として使用しているOCS 又は他の薬剤によって説明できない免疫不全(ヒト免疫不全ウイルス[HIV]感染等)が判明している患者
4. 悪性腫瘍:
・を有する、又はその既往歴がある患者
・悪性腫瘍の合併、又はVisit 1 前5 年以内にした癌の既往歴がある患者。切除され治癒した皮膚癌(基底細胞癌又は細胞癌)は除外対象としない。
・HES を主診断としない過好酸球増多症を伴う血液悪性腫瘍を有する患者(慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、他に特定されない慢性好酸球性白血病、非特異的(若しくは非特定型など) )
5. 肝疾患:
・治験責任(分担)医師の評価に基づく肝硬変又は安定化していない肝疾患若しくは胆管疾患(腹水、脳症、凝血障害、低血症、食道や胃の静脈瘤、持続性黄疸の発現により定義)の合併
注:安定化した非硬変性慢性肝疾患(ジルベール症候群、無症候性胆石及び安定化した慢性B 型又はC 型肝炎を含む)の場合は、他の組入れ基準に適合すれば、組入れできることとする。
6. 心血管系疾患:標準治療でコントロール不良の、重症な心血管系疾患又は的に重要な心血管系疾患がある患者
7. 血管炎:血管炎と診断されている患者。時に血管炎が強く疑われる所見が認められた患者では、血管炎の評価を行い、血管炎と診断された場合は無作為割り付け前に除外する。
8. 重大性が不明の好酸球増多症:症状及び/又は臓器機能不全の証拠が認められない過好酸球増多症
9. EGPA の診断
10. 2019 年新型コロナウイルス感染症(COVID-19):COVID-19 の感染者である可能性が高いと治験責任(分担)医師が医学的に判断した患者は除外すること。過去14 日間以内にCOVID-19 陽性者との接触があったことが判明した場合は、その接触から少なくとも14 日間は本治験から除外し、この間COVID-19 の症状が認められないこと。
11. 被験者の安全に影響を及ぼす可能性のあるその他の:内分泌、自己免疫、代謝、神経系、腎、胃腸、肝、血液、呼吸器、心臓又はその他の器官系において、HES に関連しない、標準治療でコントロール不良の的に重要な異常の合併/既往がある患者
12. 過敏症:モノクローナル抗体若しくは生物学的製剤、又は6.1項に記載する治験薬の添加剤のいずれかに対するアレルギー/不耐性を有する患者
前治療/併用療法
13. IL-5/5R を標的とするモノクローナル抗体(mAb):過去に抗IL-5/5R 療法が無効であったことが記録されている患者
14. mAb:Visit 1 前にmAb の投与を受け、30 日間又は当該薬剤の消失半減期の5 倍の期間のいずれか長い方が経過していない患者。HES 治療の目的で投与した生物学的製剤の効果が認められている場合、治験参加の適格性を判断する目的で当該治療を中断してはならない。
15. 非経口全身ステロイド薬:Visit 2 前4 週間以内にステロイド薬の静脈内、筋肉内又は皮下への投与を受けた患者
16. 治験薬/治験:
・Visit 1 前に治験薬の投与を受け、30 日間又は当該薬剤の消失半減期の5 倍の期間のいずれか長い方が経過していない患者。「治験薬」とは、使用する当該国での販売承認が得られていない薬剤又は市販製品の開発段階の剤形を指す。
・現時点で他の治験に参加している患者
注:国内規制当局から承認されているCOVID-19 ワクチンは併用可能とする。治験薬であるCOVID-19 ワクチンの併用は禁止する。
診断による評価
17. FIP1L1-PDGFRαの有無:FIP1L1-PDGFRα融合遺伝子陽性の患者検査結果報告書が得られている場合を除き、(Visit 1)時にすべての患者でこの遺伝子検査のための採血を行う必要がある。
18. ECG 検査:(Visit 1)時にQTcF が450 msec 以上の患者(脚ブロックを有する患者の場合は480 msec 以上)
19. OCS に対する反応性:効果又は血中好酸球数に基づき、OCS に不応性であると治験責任(分担)医師が判断した患者
20. アルコール/薬物乱用:Visit 1 前2 年以内にアルコール乱用歴又は薬物乱用歴(又はその疑い)がある患者
21. 妊娠:妊娠中又は授乳中の患者。治験参加期間中に妊娠を計画している女性患者は無作為割り付けの対象から除外する。
22. 服薬遵守:管理薬の服薬不遵守が確認されている及び/又は医師の指導に従うことができないとわかっている患者
治験内容
この治験は、HESという病気を持つ18歳以上の人たちを対象にしています。治験のフェーズは3で、治験薬を52週間投与して、HESの発作がどのくらい頻繁に起こるかを調べます。つまり、治験薬がHESの症状を改善するかどうかを調べるための試験です。
利用する医薬品等
一般名称
depemokimab
販売名
なし
組織情報
実施責任組織
サイネオス・ヘルス・クリニカル株式会社
東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス27階
お問い合わせ情報
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