この治験の目的は、再発又は難治性多発性骨髄腫(MM)を持つ日本人被験者を対象に、特定された第2相試験の推奨用量(RP2D)の安全性及び忍容性を評価し、RP2Dの有効性を評価することである。
この治験に参加するための条件は、20歳以上で男性または女性であること、多発性骨髄腫と診断されたことがあること、特定の血液検査の結果が一定の基準を満たしていること、治療法が効果がないか、または治療に耐えられない場合に、新しい治療法であるteclistamabの治療を受けることが考えられること、などがあります。ただし、治験に参加するためには、一定の条件を満たしている必要があります。また、治験に参加する前に、妊娠していないことを確認するための検査が必要です。治験に参加するためには、一定の条件を満たしている必要がありますが、治験に参加することで、新しい治療法の効果を確認することができます。
この治験は、血液悪性腫瘍を対象としたフェーズ1の介入研究です。治験では、被験者に治験薬を投与し、有害事象や重篤な有害事象の発生を調査します。また、治験薬の効果を評価するために、血清中濃度や抗体の評価、奏効率や生存期間の評価なども行われます。治験の目的は、治験薬の安全性と有効性を評価することです。治験に参加する患者さんの健康状態や生活の質についても評価されます。治験の結果は、将来の治療法の開発に役立つことが期待されています。
介入研究
・第1相:有害事象(AE)の被験者数:最大1年5カ月:有害事象とは,治験中に医薬品(治験薬を含む)が投与された被験者に生じた,あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう。有害事象は必ずしも医薬品の投与との因果関係が認められるもののみを指すわけではない。すなわち,有害事象とは,医薬品(治験薬を含む)の使用と時間的に関連のある,あらゆる好ましくない,あるいは意図しない徴候(異常所見を含む),症状又は疾病のことであり,医薬品(治験薬を含む)との因果関係の有無は問わない。
・第1相:重篤な有害事象(SAE)の被験者数:最大1年5カ月:重篤な有害事象とは,投与量にかかわらず,あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう: 死亡; 死亡につながるおそれのある症例;入院又は入院期間の延長が必要なもの;永続的又は顕著な障害/機能不能に陥るもの;先天異常・先天性欠損をきたすもの;医薬品(治験薬を含む)を介する感染因子伝播の疑いがあるもの;医学的に重要なもの
・第1相:用量制限毒性(DLT)の被験者数:最大28日:DLTの被験者数が評価される。 DLTは特定の有害事象であり、次のいずれかとして定義される:高グレードの非血液毒性または血液学的毒性。
・第2相:全奏効率(ORR):最大1年5ヵ月:ORRは、2016年国際骨髄腫作業部会(IMWG)効果判定基準に従った部分奏効(PR)以上を達成した被験者の割合と定義する。
・第1相と第2相:Teclistamabの血清中濃度:最大1年5カ月:Teclistamabの血清中濃度の評価する
・第1相:全身性サイトカイン濃度:最大1年5カ月:サイトカイン濃度はバイオマーカー評価のために評価する
・第1相と第2相:抗teclistamab 抗体の被験者数:最大1年5カ月:抗teclistamab 抗体を有する被験者数を評価する。
・第1相:客観的奏効率:最大1年5カ月:客観的奏効は、国際骨髄腫作業部会(IMWG)のMM 治療効果判定規準で定義されているように、部分奏効(PR)以上として定義される。
・第1相と第2相:奏効期間(DOR):最大1年5カ月:DORは,最初に奏効(PR 以上)が記録された日からIMWG 規準で定義する疾患進行のエビデンスが最初に記録された日又は死亡までの期間と定義する。
・第1相と第2相:奏効までの期間(TTR):最大1年5カ月:TTRは,治験薬の初回投与日から被験者が最初にPR 以上に関する全ての基準を満たした有効性評価までの期間と定義される。
・第2相:Very Good Partial Response(VGPR)以上の奏効率(Stringent Complete Response[sCR]+Complete Response[CR]+VGPR):最大1年5ヵ月:VGPR 以上の奏効率(sCR+CR+VGPR)は,2016 年IMWG 治療効果判定規準に従いVGPR 以上の奏効が認められた被験者の割合と定義される。
・第2相:完全奏効(CR)以上の奏効率:最大1年5ヵ月:CR以上の奏効率は、IMWG 2016基準に従ってCR以上の奏効(sCR+CR)を達成した被験者の割合と定義する。
・第2相:厳格な完全奏効(sCR)率:最大1年5ヵ月:sCR の奏効率は,2016 年IMWG 治療効果判定規準に従いsCR が認められた被験者の割合と定義される。
・第2相:無増悪生存期間(PFS):最大1年5ヵ月:無増悪生存期間は,治験薬の初回投与日から2016 年IMWG 治療効果判定規準の定義に基づく疾患進行又は死因を問わない死亡のいずれか最初に起こった日までの期間として定義する。
・第2相:全生存期間(OS):最大1年5ヵ月;全生存期間は、被験者が生存している又は生存状況が不明である場合,被験者が生存していることを最後に知り得た日でデータを打ち切りとする。
・第2相:微小残存病変(MRD)-陰性率:最大1年5ヵ月:MRD 陰性率は,teclistamab の初回投与後かつ疾患進行又は次の治療の開始前の時点で閾値10^-5 のMRD 陰性状態を達成した被験者の割合と定義される。
・第2相:AEを発現した被験者数:最大1年5ヵ月:有害事象とは,治験中に医薬品(治験薬を含む)が投与された被験者に生じた,あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう。有害事象は必ずしも医薬品の投与との因果関係が認められるもののみを指すわけではない。すなわち,有害事象とは,医薬品(治験薬を含む)の使用と時間的に関連のある,あらゆる好ましくない,あるいは意図しない徴候(異常所見を含む),症状又は疾病のことであり,医薬品(治験薬を含む)との因果関係の有無は問わない。
・第2相:重症度別のAE発現被験者数:最大1年5ヵ月:重症度はNational Cancer Institute Common Terminology Criteria for Adverse Events(NCI-CTCAE)第5.0版に従って判定するが、例外としてサイトカイン放出症候群(CRS)及び免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)はthe American Society for Transplantation and Cellular Therapy(ASTCT)ガイドラインに従って判定する。重症度の範囲は、グレード1(軽度)からグレード5(死亡)である。グレード1=軽度、グレード2=中等度、グレード3=重度、グレード4=生命を脅かす、グレード5=有害事象による死亡。
・第2相:重篤な有害事象を発現した被験者数:最大1年5ヵ月:重篤な有害事象とは、投与量にかかわらず発現したあらゆる好ましくない医療上の出来事のうち、以下に該当するものをいう:死亡
; 死亡につながるおそれのある症例; 入院又は入院期間の延長が必要なもの;永続的又は顕著な障害/機能不能に陥るもの;先天異常・先天性欠損をきたすもの;医薬品(治験薬を含む)を介する感染因子伝播の疑いがあるもの;医学的に重要なもの。
・第2相:重篤な有害事象を発現した被験者数(重症度別):最大1年5ヵ月:重症度はNational Cancer Institute Common Terminology Criteria for Adverse Events(NCI-CTCAE)第5.0版に従って判定するが、例外としてサイトカイン放出症候群(CRS)及び免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)はthe American Society for Transplantation and Cellular Therapy(ASTCT)ガイドラインに従って判定する。重症度の範囲は、グレード1(軽度)からグレード5(死亡)である。グレード1=軽度、グレード2=中等度、グレード3=重度、グレード4=生命を脅かす、グレード5=有害事象による死亡。
・第2相:臨床検査値異常が認められた被験者数:最大1年5ヵ月:血液学的検査、血液生化学的検査及び凝固検査の臨床検査値異常が認められた被験者数を報告する。
・第2相:臨床検査値の異常が認められた被験者数(重症度別):最大1年5ヵ月:重症度はthe National Cancer Institute Common Terminology Criteria for Adverse Events(NCI-CTCAE)第5.0版に従って判定するが、例外としてサイトカイン放出症候群(CRS)及び免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)はthe American Society for Transplantation and Cellular Therapy(ASTCT)ガイドラインに従って判定する。重症度の範囲は、グレード1(軽度)からグレード5(死亡)である。グレード1=軽度、グレード2=中等度、グレード3=重度、グレード4=生命を脅かす、グレード5=有害事象による死亡。
・第2相:European Organization for Research and Treatment of Cancer Quality of Life Questionnaire Core-30(EORTC QLQ-C 30)スコアによる健康関連Quality of Life(症状、機能、健康)のベースラインからの変化量:最大1年5ヵ月:EORTC-QLQ-C 30スコアのベースラインからの変化量を報告する。EORTC- QLQ-C30 Version 3 は,機能の5 尺度(身体,役割,情緒,認知及び社会),全般的健康1 尺度,症状の3 尺度(疼痛,疲労感,嘔気/嘔吐),と単一症状の6 項目(呼吸困難,不眠,食欲不振,便秘,下痢及び経済的困難)を構成する30 項目を含む。項目及び尺度スコアは0~100 の尺度に変換する。スコアが高いほど,HRQoL は良好,機能は良好,症状は多い(悪
い)。
・第2相:EuroQol Five Dimension Five Level Questionnaire(EQ-5 D-5 L)スケールのベースラインからの変化量:最大1年5ヵ月間:EQ-5D-5L は健康状態の一般的評価尺度である。EQ-5D-5L は 5 項目の質問票であり,移動,身の回りの管理,ふだんの活動,痛み/不快感,及び不安/ふさぎ込みの5 つのドメイン,並びに0(想像できる最悪の健康状態)~100(想像できる最高の健康状態)までの「今日の健康」を評価する視覚的アナログスケールを評価する。
・第2相:患者による重症度の全般的印象(PGIS)尺度のベースラインからの変化量:最大1年5ヵ月:PGIS尺度のベースラインからの変化量を報告する。PGIS は1 項目であり,PRO 評価を実施する時点における被験者の健康状態の重症度を5 ポイント(1:なし、2:軽度、3:中等度、4:重度、5:極めて重度)の言葉による評価尺度上で評価する。スコアが高いほど重症度が高いことを示す。
フェーズ1: 健康な成人が対象
Teclistamab
なし
ヤンセンファーマ株式会社
東京都千代田区西神田3-5-2
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